タバコで肺が黒くなる
誰が言っている
内臓は見えやしない
試しに見てみるかい
体を切り開いて取り出した
血がべとりついた肺
つまり赤く染まってる
洗ってみなよ
黒くなっているかい
赤だ黒だ
馬鹿な
青でも黄ばんだ肺だって言ってもいいさ
すべて知ったかの頭の想像だ
目で見たことあるのかい
外科医はなんて答えるさ
すべての肺色は本当だ
頭の中ではな
俺の肺は白色だ
タバコの煙が白だから
紫にも見えるって
だったら紫でいいよ
外科医は黒だといった
そうかい黒でいいよ
占い師が灰色だといった
なら灰色だろうよ
哲学者が無色といった
つまんねえが無色なんだろうな
目に見たものは本当か
頭で知ったものは本当か
わかりやしないね
本当の肺色なんてさ
そうだろ
どいつも違う色を言ってんだから
だからって色が無いは違うね
共通してんだろ
何色か俺たちは識別してるって
色があるは共有してるよな
黒髪と白髪に茶髪やいってんだから
散り散りになった言葉
纏めるは奥底にある共感
違ふる様や人ぞ
そして孤独だね
違いに人の意見を貼り付けた
嫌になる
孤独を特別にしやがって
共感こそ特別だ
皆が孤独でありながら共感できた奇跡
奇跡を潰したは、、、。孤独だろうか
俺は占い師の肺は灰色といったことにましに思う
最悪なのは哲学者の無色だ
理由はもうよいだろう
色がある
様々に変化する色、色色、色色色
赤があるとは何だ
色がある
着色したは光と反射率やろか
色がある
そいつに、染められた
作品データ
コメント数 : 5
P V 数 : 706.1
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作成日時 2023-07-13
コメント日時 2023-07-14
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 22時54分16秒現在
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こんにちは。 虹の色は何色か?という問いに対する答えは、日本では一般的に7色ですが、国や民族によってその答えは様々だという話を、この詩を読んで思い出しました。 何が何色なのか。人によってその区別は僅かずつ異なっていて、それ故、人は皆少しずつ孤独なのかもしれません。 そう考えると 「孤独を特別にしやがって 共感こそ特別だ」 というのは言い得て妙、というところでしょうか。 そして国や民族によって色の数や区別が異なるということは、色とは社会とか文化とか、自分の外側にあるものから与えられたものということなのでしょう。 そのようなことが末尾の 「色がある そいつに、染められた」 という言葉で表されている、そんなふうに受けとりました。
0本当にありがとうございます。 言葉をひとつひとつ読んで下さっているように感じて嬉しいです。 伝わったと思います。 コメントに対する返信は一言につきます。 読んで下さってありがとうございます。
0「赤だ黒だ 馬鹿な」というバッサリした切り返しが小気味よく感じられました。 全体読んでみると、少し語りすぎてしまったようにも思われ、もう少し圧縮できたなら、さらに深いものに仕上がったのかもしれないと感じました。
0コメントありがとうございます。 勉強になります。 圧縮した言葉で綴る そこを課題にしていきます。 僕の詩が詩に足り得るものに努力していきます。 読んでもらいアドバイスありがとうございます。 本当嬉しいです。
1圧縮した詩は短くなる分、行間が充実していくと考えています。 私自身がここに出している作品は概ね垂れ流しであって、参考にしていただけるものが何もありませんw 口だけ野郎になってしまう事が口惜しくありますが、また次の作品を読ませていただける日を楽しみにしております^ ^
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