お腹まで川に浸かった - B-REVIEW
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ことば

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お腹まで川に浸かった    

まるで禁じられたことをしているような気がした、しかしそうしながらそれじゃあどうしていつもどこかでどうでもいい、 水が死ぬときまるで禁じられたことをしているような気がした、夏は水が死ぬときと同じ激しい痛みでしかしそうしながらそれじゃあどうしていつもどこかでどうでもいい、 おかげでそれからなるほどいっぺんにわかってたまらなく暑かった、どこも不思議で絶え間なく仕方ない、どこからがどこまでもわかんなくってどこまでが水でどこからがお腹かわかんなかった、大人になると秘密も大きくなりまして頭をもたげてすぐまたいじくる音も立てずにがくんと止まった、ぱっと火のついたようにくちびるは結んで柔らかくぎゅっと目の中に閉じられるんです、まるで禁じられたことをしているような気がした、しかしそうしながらそれじゃあどうしていつもどこかでどうでもいい、ぼくたちはみないまだかつて百歳を越えていないんです、どっぷりと空虚に浸かりきっている



お腹まで川に浸かった ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 7
P V 数 : 981.8
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-06-30
コメント日時 2023-07-14
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/07現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:981.8
2025/04/07 05時53分34秒現在
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    作品に書かれた推薦文

お腹まで川に浸かった コメントセクション

コメント数(7)
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2023-06-30)

終りの方の盛り上がり感がいい。

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m.tasaki
作品へ
(2023-07-01)

こんにちは。 正直なところあまりよくわからなかったのですが、なんとなく印象に残る作品です。 水が死ぬとは空虚に浸りきるということなのでしょうか。そして、そのときが夏で、激しい痛みを感じながらも、どこかどうでもいいと思っている、というところがとても印象的でした。 また、あまり改行せずに書き連ねてゆく形式も、この詩の内容にぴったり合っているように感じます。 2~3度読み返してみて面白味を感じる作品だと思いました。

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よんじゅう
よんじゅう
田中宏輔さんへ
(2023-07-02)

お読みくださりありがとうございます。あつすけさんからコメントをいただくとうひょーとなります。

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よんじゅう
よんじゅう
m.tasaki さんへ
(2023-07-02)

お読みくださりありがとうございます。なんとなく印象に残ると言っていただき嬉しいです。なんとなく空虚に浸かりきっていると書いてもよさそうでした。

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鷹枕可
作品へ
(2023-07-14)

蛭子的文体、とでも申せば宜しいのでしょうか。 何処か不足し、何処か癒着しながらも一個の肉体としての文体を獲得しておられる。 人間の時間の短さをも感じさせて下さりました。 流石、卓越していらっしゃいますね。

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よんじゅう
よんじゅう
さんへ
(2023-07-19)

山人さんこんばんはです。私は山人さんの作品に今も憧れています。それはきっと詩を書きたいと思っているからでしょうね。私は一人、山人さんも一人、詩はどうなのでしょう、私が何事かを書きたいときそれはどこから来てどこへ行くのかそういうこともわからないままです。ですが山人さんの手には筆があります鉛筆も。それ自体が詩なのかもしれないと思うとやはり山人さんに憧れを抱いてしまうのです。メビリンでもお世話になりました。お読みくださりたくさんたくさんありがとうございます。

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よんじゅう
よんじゅう
鷹枕可さんへ
(2023-07-19)

誰にも書けないものを書かねばならないと思っています。鷹枕可さんもいずれ書かなければならないものがあるでしょうし、私もきっと。お読みくださりありがとうございます。

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投稿作品数: 2