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私的(あるいは詩的)政治批評.1
ペシミズム(悲観主義)とは、平時においても危機感を作り出し、否定の刃を他者だけでなく自己にまで切りつける恐るべき批評の精神である。ヴォルテールは甘い考えをした楽天主義者=正常を装う狂人に世界を狂わされる未来がわかっていたのだろう。この人類史上最大の批評家は、安易な優しさによって、敵の考えであっても言論の自由を守るべきであると言ったのではない。憲法のもたらした自由により、危機感の欠落した上辺だけの言葉は日本に充満し、社会は滅びようとしているではないか。 日本の言論紙は左右の楽天主義者=危機感を持たない狂人たちによる宴だ。世界から忍び寄る現実の悪意からは隔絶されている。政治家や官僚という操られ人形は、呑気に領土問題について楽感的な希望=見込みのない可能性を口にするだろう。自分たちの心理すら計画的に操られているとは知らずに。人間関係において最も恐るべき相手は、自己の心理を見抜き、あらかじめ行動の予測し、言葉の心理学によってやんわりと洗脳を施す社会科学者=the societyのメンバーである。
私的(あるいは詩的)政治批評.1 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 665.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-23
コメント日時 2023-06-24
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
待っておりました、状況分析。 上辺だけの言葉が蔓延して居ります事には同意いたします。 然し乍ら大衆を最もよく煽動せしめるものは、安心安全、という始めからありはしない状態の欠乏を煽る、恐怖、というものではないでしょうか。 私自身、左派の言論人――宮台真司氏など――に異常な敵愾心を懐いておりましたこともございましたが、彼の言論には常に矛盾が包括されており。 従って信ずるに足る、と判断を致しました次第でございます。 あらゆる言語表現(詩も含みます)、藝術も実学も然りでございますが。突き詰められた言葉は、常に矛盾を孕んでいる、という信条を持っておりますので。 危険ではない言説には、虚偽しかないのではないのか、とも思います次第でございます。 そして。他国より向けられる悪意と同じく。本邦の企む処の悪意も、能々鑑みなければなりますまい。
1ありがとうございます。政治批評にも文体と散文の精神は必要だと思いますので、そちらへの貢献へと努力致しまい。
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