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海岸の思い出
打ち寄せる波を視線で捉えて二人見交わす 今感じること 悲しい物語を語り尽くしても また会うと 君と砂に埋まって 時間を過ごしていた 切ない気持ちをもう一度感じた 太陽が沈むと共に 山陰が張り出す 月明かりと星明かりの中に 叫びたかった 想い出の渚 大切にしたい人 大切にしたいこと 疑うまでもなく 信じていなかった自分だった 君だけがいた 裏切り裏切られた 選ぶことも許されていなくて 世界が没した後でも どこかに残っていて欲しいというのは 身体と心は一つであるから 叶えてならぬ思いだ ただ波の中に消えて行けば良い
海岸の思い出 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 660.8
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-13
コメント日時 2023-06-14
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
切なさは海に投じる諦めか、それとも裏切られた残念さか。
1こんばんは、三浦果実さん。コメントありがとうございます。 切なさは、抑えられぬ愛情です。全てのうまく行かなかった恋愛で、自分が思っていることの前向きな部分です。後ろ向きな愛、後ろ向きな恋愛なんてありません。あと、自分が普通じゃなかったことへの痛切な後悔も混じっています。裏切られたことはもうどうでもいいのです。思い出、と言った通りで、現実にはもう終わったことなのでしょうが、記憶の中の愛を、抱えていることを詩にしました。海に消えていくのは、常住不変なるものがこの世には存在しない(心でさえ)ということから帰結される、最後の状態であります。
0そのような過去をこのような詩にされること、いつか必ずまた恋がやってきます。絶対に。そういうものが詩を書くことにはあって。それは癒しとかではなくて希望なんです。体感する希望です。言葉という観念ではなくて、体感する希望が詩を書くことにはあって、恋は希望に宿ります。
1三浦さんは希望を詩にされるのですね。そう思えば確かにそんな詩ばかり。三浦さんの書かれる詩は、いつも何らかの思いがありますね。恋は人間に与えられた最上のものの一つですね。それを相互愛に結びつけたい。非常に大切なことですね。自然でもありますが、自然にあることも難しいことであります。
0励ましてくださって……本当にありがとうございます。
0こんにちは。 寂しく悲しい詩ですね。 砂浜と打ち寄せる波に秘められた、悲しく苦い思い出を描いた詩のようですね。 「信じていなかった自分だった」 「選ぶことも許されていなくて」 「ただ波の中に消えて行けば良い」 というところに、深い悲しみや悔恨が滲み出ているかのようです。 一行一行がシンプルでありながら奥が深い。そんな表現の巧みさを感じさせる作品だと思います。
0おはようございます、m.tasakiさん。コメントありがとうございます。 高校までは主に明るい人生だったのですが、その裏では少しずつ健康の歯車が狂って行っており、大学以降は悲惨なものです。それでも恋などはしました、一生懸命。それ故に、悲しみに彩られた思い出となりました。自分を信じていない情けなさ、選ぶことが許されなかった塊根は、強いです。表現は、やはり詩では大事ですし、感覚的なところでもっとキレのあるポエジーを発揮できたらと思いつつも、こんなふうな詩を書いています。
0初めて読んだ時、なぜ連分けをしないんだろうと思ったんですが分かりました。 これは独白だから、最初から最後までまるまる一連の作品なんだと理解しました。
1こんばんは、もじゃおさん。コメントありがとうございます。 はじめはイメージを作っていったのですが、歌詞にしようと思っていじっていったところ、思い出すことの連続になり、独白のようになりました。最初からそう構想していたわけではないのですが、愛について思うことを述べた感じになりました。
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