雪ふる町 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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雪ふる町    

よろこびはわたしをよろこばせ にんげん世界は問いたずね にんげん世界が答えつぐ     雪ふる夕暮れ 金貨の雪は ただ金貨のため 金貨のなかぞらを金貨でいっぱいにし      よくひびく ひびきのうちに冬を告げる       問いかけと問いかけの呼応が 存在と存在をむすぶ 雪ふる町      にくしみはわたしをにくみ まなざしはあらたなまなざしをはらみ にんげん世界はとどかぬ謎をしめし 謎は謎をめぐってひとを町にあつめる      雪ふる白いじかん 白いなかぞらはただ白のため 白いそらを白でいっぱいにし       夜のなか、ひとは 目をとじ祈るように 自分の人生にあらたな罪を そっと重ねる       詩人は燃えるビルディングから あらたな命の楽譜をさがしに 旅立つときを待っている


雪ふる町 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 927.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-12-13
コメント日時 2017-12-24
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
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技巧00
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閲覧指数:927.5
2025/04/06 18時09分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

雪ふる町 コメントセクション

コメント数(6)
アラメルモ
(2017-12-13)

よろこびはわたしをよろこばせ、にんげん世界は問いたずね、にんげん世界が答えつぐ~ クリスマスも近くなってきた白い季節。振り返れば願いを込めるように綴るにんげん世界へのメッセージソング。よくあるような雪にイメージをのせた単純な応答の反復ですが、ただメロディーに流されない自己への問いかけには、言葉としての力強さを感じてしまいます。実際(よろこびはわたしをよろこばせ)、とか(にくしみはわたしをにくみ)、なんて思いついてもなかなか言葉にはできない。これは言葉よりも先にメッセージに込められた音としての流れを意識しているからでしょう。よいメロディーが被されば、なかなかいい曲にも仕上がりそうですね。 社会的な意図を絡めた金貨の雪、この詩では逆にファンタジー性の中に程よく埋もれて浮いた気にもならない。 ただ終わりの連に出てくる詩人。これは逆にメッセージが内包する世界観を狭めてしまったように思う。

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岡田直樹
(2017-12-14)

読んでいただき、コメントをくださり感謝します。 雪のなかの静寂に閉ざされた空間は、音の届かない空間です。同時に、届き過ぎて永遠に反響しつづける空間でもあります。 その意味では、おっしゃるように単純な応答の反復と言いうるでしょう。 それと同時に、そもそも個が、なんぼ他者に何を問うても、何かを働きかけても、結局個の存在証明以外のものではありえない。 そのような完全に自足し自閉した世界を描きたかったのです。 その世界は、ただ自足し自閉しているだけで、他に全く意味を持たないのですが、われわれの目を通じて見ると、なんとも美しい反復を見せてくれます。 例えば、空から降ってくる金貨がただその金貨のためだけに金に輝いており、そこへつぎつぎ、金貨をたたえるためだけのように金貨で充ちてゆく、といった。 個の存在証明が正確に永久反復されるのは、まるで永久的な無心の光の美しいひらめき、ゆらめきのようじゃないか、という。 メロディに乗せてもいいとのお言葉、ありがとうございます。 最終連の詩人、これはおっしゃるように蛇足だと思います。ご指摘ありがとうございます。直してゆきたいと思います。

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百均
(2017-12-21)

アラメルモさんと岡田さんのやり取りで完結してしまっているのかもしれませんが、気になる作品でした。正直やり取りを引き算したとしても、レスする隙のない鏡みたいな詩かなぁと思うのですが、とにかく気になったのでレスします。(少しまた後で書くかもしれません)

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岡田直樹
(2017-12-24)

百均さま 幾度もコメントいただき深謝します。またよろしければ拝読いただけたら幸いです。 ありがとうございました!

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杜 琴乃
(2017-12-24)

ずっと雪の景色が続き、最後、燃える、という赤色が差し色になっていて、寒さの中から何かが始まりそうな予感のするラストです。 反復のリズムが心地よくて、繰り返し読みました。白、金、赤、の景色が美しくてとても好きです。

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岡田直樹
(2017-12-24)

杜琴乃さま コメントいただきありがとうございます。 予感があるというご指摘、まったくおっしゃる通りです。前稿はつづきがあり、主人公が朝を待ってビルから暁を待っているのです。一抹の予感を孕んで…。 白、金、赤の色彩をお褒めいただき大変嬉しいです。 丁寧にお読みいただき、ありがとうございました!

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