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ぴう!
ただ 逃げるような 足取り dance エメラルドの鹿の角 つまんない あまりに 煩くて あまりに こんがらがって でも 単純な答えはもう 選べ無いや ? やー やー やー おへそ 爪先へのきす 肉体へのうた 呼吸が熱くなるまで 誰も彼もが我儘喝采 不意に熱くなるモノに逆らえ無いよ 蒼ざめる空の下 凍える花にざーめんぶっかけ ! 孕んでよ 孕んでよ 孕んでよ 呪いかよ 叫び 叫び 叫び 聴こえ無い 叫び 叫び 叫び が 春みたいに 散ってくから 綺麗 お腹に咲き乱れるバタフライ・ナイフ おやすみ 。 吹き荒れる 絶望 と 陶酔 こんにちは また会ったね 。 at 小蛇達の巣 屹立と乱立。 キックする脚と 悲しみの眼球を持つ 少年 が 。 その 手が 。 手が 。 手が 。 手が 泡と砂 金と銀 銅色に 捻れる空間で 終わるまで dance dance dance ごめん笑う dance 例えば狼のでかい牙 舌を千切って撒き餌にする 私の中に愛は無いからなぁ すまん これで赦して 愛さ無い 愛せ無い 愛 したい ? 凍えた体温を分け合う ルビーを身に着けた少年群の寂しさが魚影になって泳いでる 私は 雨を食べる 雨を食べる 雨を食べる 雨を食べる かさつく頬にれもんの匂い 銃口を中にちょーだい 眠る前に薄く瞼をあげて 眼球に雨が降る 半身が溶ける 記憶がちかちかする 寂しそうなうた 寂しそうなうた 寂しそうなうた 眼球に貼り付いた鳥影 ざざざざっ て 羽撃いて 羽撃いて 羽撃いて 翼の音が何よりも救いに思えた ぴう! 殺すことも考えてみる とても怖いけど君を呼んで居る つまんない 抱かせて! メスみたいに細いナイフを使って解き明かして 異物のような地球に裸足の2人で 眼球から眩い花を咲かせて ひりひりとびりびりと静寂の 花 ぴう!
ぴう! ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 932.1
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2023-03-21
コメント日時 2023-03-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
とても自由でにぎやかさに満ちた楽しい詩だけど、読後の感想としては、乱痴気パーティーの終わった後のなんとも言えない寂しい気配のような空虚さが漂うのも事実。というか、寂しさや空しさを思いっきり派手に描いた作品と言った方が正しいか。これは太宰の書いた人間失格のレゲエバージョンみたいな、へたれ悪ガキ69のラップバージョンみたいな、そんな印象を持った。ところどころに光る描写もあり、もっとイッパイ書いていけばさらに傑作が生まれる予感がする。 ぴう!
1はじめまして。 次々と繰り出される刺激的な言葉とは裏腹に、全体としては寂しさが表されたような詩ですね。(実際、寂しそうなうた、というフレーズも使われていますが・・・) 本能的な欲望は厳として在るのに、そこから生きる意味や生きる力を紡ぎ出せないでいる。「単純な答えはもう選べない」というフレーズが、世間に溢れている既製の言葉はもう力を持ち得ないことを表しているようで、そこに何か焦燥感のようなものも感じます。 最後の方に出てくる「異物のような地球に裸足の2人」というフレーズを読んで、はじめから祝福されない存在、居場所の与えられていない存在、裏返しになったアダムとイブのような印象を受けました。
0軽快な筆致でありながら、その実は自由への憧れと痛みが流れている。ナンセンスの聖俗の中に、作者さんが頻繁に使われるモチーフ――「眼球」と「翼」。作者さんはいつも空を見ているような感じがします。
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