Until next time - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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Until next time    

雪の結晶が開いたり閉じたりする夜に 瞼の中のもう一つの瞼を眠らせるように 内側から鍵のかかった黒猫の中で 一体どのような犯罪が行われていたのか 雪の結晶が開いたり閉じたりする夜に 鳥籠の中には鳥の言葉を話す人間が居て もう愛していない月の表情の上に横たわり 真っ青な嘘の花束の匂いを嗅いでいる 力をもたない岩が眠っている 麻酔をかけられてぐったりとうなだれる 夜を明かしながら 全ての陽射しが太陽へと宙返りするとき 蛙の伸びた舌によって緩やかに巻き取られて行く 太陽よ 何と可愛らしく小さな存在か それもすぐに溶ける ためらいながら零した涙の痕跡のように また会おうねと光っていた 雪の結晶が開いたり閉じたりする夜に 心が開いたり閉じたりする夜に



Until next time ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 5
P V 数 : 1153.2
お気に入り数: 3
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2023-02-06
コメント日時 2023-03-11
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/10現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:1153.2
2025/04/10 14時32分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

Until next time コメントセクション

コメント数(5)
吸収
吸収
作品へ
(2023-02-07)

イメージの連鎖がおこなわれているとすればある程度成功はしていると思う しかし主題と言うか言いたい事はイマイチわからないな 静かに威嚇しているように感じる 威嚇音が聞こえない事に対して何か意味があるのか? 篩の様なものなのかな 俺には五月蝿く聞こえる感じ まあ、書ける人なんだろうけど この作品は書けるぜアピールにしかみえなかったな また次回

0
吸収さんへ
(2023-02-07)

まぁ、色々あってね。 威嚇。そうだな。警戒という方が正しいかもしれない。 もっと正しいのは、心配なんだけどさ。 最近の出来事なのよ。 俺が言いたかったのは、不正を許さないってことだし 反吐が出る思いだった。 もちろん、ビーレビとは何の関係もないよ。 書けるぜアピールなんかしてないけどね。 ともあれ、読んでくれてありがとう。

0
さんへ
(2023-02-07)

現実を超えた現実が見えていたと思います。

1
澤あづさ
作品へ
(2023-03-10)

いわゆるlunaticと、いわゆる蛙化現象が、嫦娥(月の蟾蜍)のイメージで紐づけられている印象。寓喩の異化とでもいうのですかね、前半は選語に含みがありすぎて、鑑賞の説明が困難です。後半は打って変わって映像的ですが、これまた脳内映像が複雑すぎて説明が困難です。 太陽を舐め溶かし、自分が食ったその太陽を惜しんで涙を流す(蛙化現象)。その涙の痕跡が(外気から太陽熱が失われたため)凍りついて(腑に落ちた太陽の発露として)光る。その光が失われた太陽へ宙返りして新たな太陽を生む(夜が明ける)。その太陽を蛙の伸びた舌が巻き取り舐め溶かして涙を(以下無限ループ) この情景を「雪の結晶が開いたり閉じたりする/心が開いたり閉じたりする」と呼ぶセンスに痺れたのですが、説明になっているでしょうか。 * 以上、本当は推薦文を書きたかったのですが、評言が整わず見送りましたので、最終日の雑な投票コメで失礼します。類さんの技術を妥当に説明しかつその心境を美しいまま伝達する技術は、今後の重要な課題になりそうです。ここでまたお作を拝見できますよう、身勝手ながら祈ります。

0
澤あづささんへ
(2023-03-11)

まさしく蛙化現象のことです。澤あづささんの勘の鋭さには頭が下がります。 ありがとうございます。励みになります。

1

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投稿作品数: 2