人の中に閉じこもる。
あなたの中に閉じこもる。
とタイトルのように書いてしまった。
そう書く事もないのに。
話す事もないのに見上げるたびに思うことができた。
でもまた昼も夜もないようにうっすらと明るく考えることもやはりなかった。
いのちには価値がある。
どういうことだ。
そんなことより知らないか。
知らないほうが身のためだ。
知らないほうが身のためだ。
そんなことより知らないか。
どういうことだ。
いのちには価値がある。
膨らんでいるのか萎んでいるのか
うっそうと茂ってはほぐされる
やがて結えられ束になりそうな空を
いまも眺めることが恐ろしかった。
がんばれよんじゅう。
もっとがんばれ。
がんばれが、覗いているのは
いつだって恐ろしく深い言葉のようなあなただった。
ふるえるものがひらこうとして、
そのまんなかでゆうぐれは、
ひきずりだされただいちょうのようにながくなった、
そのイメージをどんよりとかためたあなたは、
いまもながめることがおそろしかった、
深いことばのような空でした、
作品データ
コメント数 : 7
P V 数 : 954.7
お気に入り数: 2
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2022-04-08
コメント日時 2022-04-09
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 21時18分09秒現在
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>>がんばれよんじゅう。 面食らいました。 閉じこもる、をどういうつもりで書かれたのか気になりました。 疑問を残したまま次に流れていったから、閉じこもったから何なのだろうと気になりました。 >>でもまた昼も夜もないようにうっすらと明るく考えることもやはりなかった。 素敵な表現です。たとえが的確と思いました。
0恐れや憧れや驚きがひとつひとつ、確かで輝きがある、噛みしめられるテンポで、人に驚いたり、愛したり、別れたり、出会ったり、できるといいな、あなたの思考の流れにはそういうたおやかさがある、そう感じました。
0類さん。湖湖さん。クヮン•アイ•ユウさんコメントをありがとうございました。
0具体、名詞が四つばかり(空、ゆうぐれ、だいちょう、人)、記述されて居りますが。 それさえも抽象化が叶いましたなら、一寸、凄まじいものとなるのではないかと。飽く迄、主観ですが。夥大な才能を感受せしめる、逸品と感受を致しました。
0深い言葉のような空。 すきだなぁ。 わたしも深い言葉のような 空を探します。
0>ひきずりだされただいちょうのようにながくなった、 >そのイメージをどんよりとかためたあなたは、 このグロテスクな情はいらなかったと思う。イメージを崩しにかかっているところに作者の照れがあるようにも思うが、気のせいかもしれないし、人間らしくてよいようにも読める。
0鷹枕可さん、尾崎ちょこれーとさん、三浦果実さん、コメントをありがとうございました。書けるのならもっと書かなきゃなって思いました。
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