【必読】ルール変更などのお……
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貴音さんの選評、８月篇
貴音さんの選評、８月篇 どうも、詩学ハードコア一派の貴音です。 ８月は私の誕生日です。 外では憂鬱な事が多かったですが ビーレビでは嬉しいことばかりです。 読んでて、なんか良いなぁってのが多かった。 相変わらず選んだのに、不快な事を言うかも知れない。 え…そんだけしか言わないの？ってなるかも知れない。 繰り返しになるが私は基本、余り上手に詩を読めないのです。 もらったコメントに無反応だったり、しないよりはきっと良い事なんだと思い選評したい。 私みたいな詩書きがなんかの足しになればと思います。 今回はこれをテーマにしました。 ①カオティック ②ミラクル ③コンヴァージ(凝縮) ④貴音さん この辺を意識して選評したつもりです。 【大賞】 タムラアスカ「革命的レム睡眠」 本当はもう、ネットの外で大活躍されてるので評価する必要が無い(僻み)、ポエトリーディングで長く活動されている素晴らしいお方。私の中で大賞に沢山なられているお方。全詩集が欲しいですね。でも私より長生きしてください。私はそう長く生きられないと思うので(笑)私の考えなんですが、詩のテキストが精神だけだとしたら、ポエトリーディングは肉声を付ける事で、詩を生かす素晴らしい行為だと思う。タムラさんは詩のお母さんなのだ。私が死んだらタムラさんの詩になって生まれたい。今回に限らずですが、タムラさんの詩は生命力と色に溢れている。同じく私の好きな北村灰色さんが青とかモノトーンのグラデーションなら、タムラさんは赤とか黄色とか明るいのだ。まさに血液の運搬あり、神経の伝達である。今回は後半の爆発力が特に素敵だ。そうですね…レズりたい気持ちです。 【優良】 北村灰色「８１３８１９」 この間はオルタナとか言ったし、ついさっきモノトーンと言ったけど鉄コン、GOGOみたいなクールじゃない、北村さんの気の触れた一面を見れる詩だ。１週間がこんなに楽しければ良いなと思う。この詩の読み方はシンプルだ、同じく気が触れてみる。またはリンプ・ビズキットがミクスチャーを知的とかどうでも良いんだ、音楽はかっこよければ良いんだと示したように身を任せる。それかケツマンコを全力でおっぴろげ、チンコの形をしたギターネックを差し込まれ、ウェスの鳴らす爆音リフを北村さんからもらうかだ。今回、最も詩(うた)だったと思う。 ゼンメツ「もうなにもかも知らないし何も知らなかった」 貴音さんぶっ殺し隊、斬り込み隊長で核爆弾所持しております。ここで分かる通り今回の選評、実は殆ど高さが無いんです。推薦とか優良って枠に入れるしか無かったんです。ただ、なんでゼンメツさんがここなのか。私が最初ゼンメツさんの「きみのしおり」や７月の選評すら８月の選評に入れてしまっていたから。私がそんな事をするとゼンメツさんがこの先、変な目で見られてしまうから、戒めで泣く泣く優良に納めました。ゼンメツさんの投稿は今月一番読んだ。それくらいに本当は好きである。私は詩生活はゼンメツさんに殺されて、蘇生させられたのだ。この先も私を殺して、そして蘇生させてください。中身の感想は、引きの強い詩だなと思いました。実は横にバーと行ってる詩って苦手なんですね、だから小説もそんなに読まないし、舞城王太郎が好きでも苦手な理由はそこにあるんですが、ゼンメツさんの詩はスーッと入ってくる、私なりに読解した景色が勝手に浮かぶ。脳みそに力を入れなくて良い。不本意かもだけど、私にはそれが良いのです。 なつめ「かきなぐり、上等。」 コメントに書いたことほぼそのまんまだけど、スピードとパワーがある詩。こういう剥き出しのエネルギーのある詩が好きである。赤ちゃんの泣き声や、認知症の終末期でただひたすら叫んでいる老人(不謹慎だが私はこっちの方が縁がある)みたいな魂の塊をドカンとぶつけて来るこの感じが好きだ。なんだかシッチャカメッチャカみたいな言い方をしているけど、計算なのか偶然なのか、花緒さんの選んだ詩と同じく、…ストンと着地が素晴らしい詩。今回は優良とさせて頂いたのは、ゼンメツさんと同じく私の選評を独占してしまうから。もしかすると二人は殿堂入りにしなければいけないのかも知れない。 【推薦】 なつり、はし「シワン月の六日」 ビーレビで新しいタイプの詩を書いてるなと思う。ＲＰＧみたいなスペクタクルでファンタジーな詩。頼むから今後も書いて下さいお願いします。ゲームと言うと私も勿論、するんだけど詩に染み付いてるのってあるかな？と振り替える。mother3、LSD、ico…ゲームに限らず、世界にはこんなに魅力が詰まっているのに、私はそんなのから影響を受けたら駄目だ、自分で書いてる詩が他人になると拒むようにやって来た。だけど最近になって思うのは、そんな書き方を後悔や否定はしてないけど、ちょっと勿体無かったなと思う。自分の好きなものにちゃんと向き合わなきゃな…って考えさせられました。 クヮン・アイ・ユウ「Tender」 もっとも人間らしいそして直球な詩だなと思いました。ワシの言う言葉が力の抜き方を未だに分からず、身体を壊すハメになった馬鹿(私)には傷付けながらも慰めてくれる、私も軸がない。生きづらい。この間もなんか辛くて泣いてた。どうして隣の芝生は本当に青いんだと泣いてた。どうしてこんなに自虐を言ってる人生なんだと泣いてた。そんな私が詩を書くとただの愚痴になってしまうだろう。きっと私よりも詩と日々と社会と自分と他人とボロボロになっても、不器用でもちゃんと向き合ってきたクヮンさんだから出来るんだろうな。 5or6「初体験.by.のぞみ.?東京:25 ぎこちないおててで触られたい」 コメントでも言いましたが、私が成り済ましたイマラチオの作品や関東チェーンソーチェーンソーズ、「ダメだこりゃ、孕みたがってんな。頼むから死んでくれ。」などの語録でお馴染みのちんちん亭、銀杏BOYZ、スターリンみたいなバイオレンスユーモアに溢れている素晴らしい作品。イマラチオ本人が詩を書くにあたり、俺は便所の落書きを素晴らしい詩にしたいと言っていたけどそんな精神を感じる。(因みに彼は公衆便所に油性ペンで詩を書くガチ犯罪者である。)この詩は私達に元気を与えてくれる。クレーマーとかチンピラの絡みは実は詩なんだ。問題発言で会見している芸能人の言い訳も実は詩なんだ。私に危害がなければこんな奴らが存在しても良い、人間の諸行万歳と言っている詩だ。 花緒 元メンバー「ネット詩人の墓」 突然であるが、旧キュレイターさんの中で私は花緒さんの書いている詩が好きである。もっと昔にキュレイターさんの詩を皆が選評しても良いルールなら、私は優良とか推薦、大賞は何回か読み直した上で良かったら選んでいたと思う。私の感覚として、花緒さんは実験的であり挑戦的であり、だけど難解や拒絶の無いポップな詩を書かれている。今回の「ネット詩人の墓」の独白、詩神の私にはとても来るものがありました。お前らは私の為に詩を書いて死んでいくんだと言っている詩神の私の胸に来ました。…ふざけた事は良いですね。なんかこうなりたいなって、詩は何時までも愛していたいなとか、そんな風に思いました。お墓はお参りする場所ですから、皆さんも何か詩で迷ったときにここに来るのが良いのかも知れません。いっその事、トップページに載せても良いのかも知れません。お供え物は勿論、詩。(何言ってんだか…) こうしてみると私は変わった。 なんか人の詩を楽しめる様になってきた そんな気がする。 良いと思ったものが沢山ある。 紹介した人以外だと 湯煙「じゃんぱら」 紅茶猫「カナリア」 グーグルグル夫「希望永遠」 stereotype2085「死去ノート」 yoshiya asato「浮遊するガントレット」 survof「ウォシュレット」 夏野ほたる「堕ちる星」 蛭子子「怪郷」 アリュー「ある夜の恐怖(幼少期の記憶)」 tttttkj「絶景」 柿原凜「俺の高校野球」 唯代終「段」 ヤエ「月」 なかたつ「語り、手」 なんか本当は こちらで選評をするべきなのかもしれない(笑)
貴音さんの選評、８月篇 ポイントセクション
作品データ
Ｐ Ｖ 数 ： 1475.0
お気に入り数： 0
投票数 ： 0
作成日時 2018-09-01
コメント日時 2018-10-15
訂正１つ なつめさんは優良です 推薦じゃないです
0カオティクルさん 誤字をこのままにしておくと混乱を招くこともあるかと考え、三浦の方で訂正しておきました。 選評について。とてもカオティクルさんらしい選になっておるかと思いました。カオティクルさんが選ぶだろうと想像する通り選ばれている作品ではないかと、特に、大賞と優良作品に感じました。また、言及されている観点が作者自身へも切り込まれている。愛着を持って。それは三浦個人としてはとても嬉しい。それは「作品批評ではない」と批判を浴びせられることもあるだろうし、批評史の文脈からすればその批判は正当なのかもしれない。しかし、その批判を１０倍返しするほどの熱が本選評にはある。そもそも、アマゾンの書評をみれ、と云いたいよね。読み込んだら書いている人まで到達するのは自然ではなかろうか。別の見方をすれば、人格攻撃に毒されたネット詩掲示板における自己防衛（作者にはあんまり触れないでおきましょう的なもの）による弊害への告発の意味が含まれているとも思う。もちろん、作者への言及にセンスが必要なことは当たり前であり、不快を与えてしまった私自身の過去の自省があることも事実。あ、すみません。自己主張し過ぎですね。またこれからも宜しくです。
0貴音さんの選評は僕にとって作品です。スクショにとって天井にびっしり貼っておきます。そいつはうそですが、こっちこそ貴音さんに貰った言葉で生かされてるのは割と本気です。みんながみんな、さらっと読んでくれなくなったら本末がテントーだし、じっさいのとこ、マジで詩才のあるひとなんて、読んだら考える前に浮かんじゃうんだと思うんですよ。そういうひとほど、そっからその理由を文字に起こすの、ちょっとめんどいですよね。ちなみに僕も貴音さんと同じ理由でなつめさんに困ってます(笑)。おお、すごい、俺生まれて始めてかっこわらいを使ったかもしれない。これはどうでもいいですね。どうでもよくないことも言っておきます、本気の本気でありがとうございました！！
0貴音さんに出会えたことで、ビーレビに投稿したことが「いいこと」になったのは事実です わたしの詩にこんな愛をくれる人に出会える幸せ ありがとうございます 1度でいいから、大賞候補というものになってみたかったのです ノミネートされないとその先の可能性はゼロだから 小さな夢がひとつ叶ってうれしいです もう十分です 新たな出会いはもうないだろうから、自分にとっての幸せに浸るだけ浸ります 貴音さん、ほんとうにありがとう 引き続きTwitterの方でよろしくお願いします 詩をつくってリーディングする いつもの活動を続けていきます 掲示板はやっぱり苦手です
0優良に選んで頂き、ありがとうございました。想像や思いつきを瞬時に小細工無しに紡いだのが、貴音さんの琴線に触れたのかなと思いました。 あと、ウエスのギターはクリーンパートが好きだったりします笑
0優良に選んでいただき光栄です！勢いだけの作品だなぁ、と思っておりましたので、勿体ないお言葉に驚いております。かきなぐり、上等、本当にそんな気持ちで一気に書き上げた作品でしたので、エネルギーを感じていただけたのはとっても嬉しいです！まだまだ拙いですが、一生懸命頑張っていこうと思います。本当にありがとうございました( *´•ω•`*)/
0熱さがバンバン伝わって来るような選評で、イキがいいというのか、これを言いたいんだよ～、届け～！！みたいな感じがすごく伝わってきました。私は、どうしても「わたくしは、こう読みました」的な、報告みたいな感じになっちゃう、というのか・・・これが、好きだ～！みたいな感覚を、いったんわきにおいて考えて・・・みたいな感じになってしまうことが多くて、今更そこをどうにかする、というのも、なかなかうまく行かず、というところで、グルグルしているんですが・・・どう読んだら（接したら）いいんだろう、という作品を、こう読んだらどう？と言ってもらったような感じもありました（みたな、とか、感じ、とかばっかり言ってますが！）サンクスです。
0みたな→みたいな、です(笑)
0こちらも今更ですが 素敵な詩を読ませていただき ありがとうございます 今後も説明下手くそですが よろしくお願いいたします
0詩にまつわる書き込み、もしくはpcの画面に向かって、泣いたり怒ったり固まったり･･･。 私自身いくども捨てようとして捨てられないのは、ここが私たちのファンタｰジェンだからだろう。 リアルとこの画面の向こうの宇宙の両方が豊かにならなければ、もはや私たちの何かが枯れ衰えていく。 ＞外では憂鬱な事が多かったですが ＞ビーレビでは嬉しいことばかりです。 生きていくのって、結局これかなあ、と思う。（この逆もあるが･･） 皮膚や血液や、体温やリンパの流れが、（時には骨、肉が）、外の憂鬱と内側の嬉しいを隔てながら溶け合い心に育む。 貴音さんの選評は読んでいて元気が出る。 音楽に培われる言葉と絵画に培われた言葉がある聞いたことがあるが、 音楽に培われた言葉で音楽に培われた言葉たちの高みへ案内してくれる。 （作品フル選評を目指して、先を急ぐので、「選評」についてはここまでに。）
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