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あの子のアンブレラ
夜の水面に浮き沈む猿を見つめ 静寂と語り合うあの子は 霊性を帯びて走り出しました サヨナラダケが生えてる人生の 停滞してしょげてばかりの毎日は 歌ってなきゃやってられない 今日も大声で歌います あの子は記憶をこぼしながら やっぱり今日も生きてゆきます 生きるために忘れてゆきます あの子はここにいたことも 忘れて生きてゆきます 冬が過ぎて春が来たら 冬のことなんか忘れるように 神様は空から唾を吐きかけ あの子は笑って傘をさす あの子は今日も環七通りを歩きます 憂鬱ちぎって空に投げ 夜の水面に浮き沈む猿を あの子は笑いながら傘で叩いて 暗やみに沈めてしまいます そうして今日も大声で歌います あの子は忘れながら 記憶をこぼしながら やっぱり今日も
あの子のアンブレラ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1166.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-08-24
コメント日時 2018-08-27
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すみません。 落ち着いてネット詩を創作できる制作環境をようやく手にいれて私は 久々の投稿です。宜しくお願いします。
0夜の水面に浮き沈む猿 憂鬱ちぎって空に投げ など、素敵なフレーズが印象的でした。 神様は空から唾を吐きかけ あの子は笑って傘をさす ここの対比、といいますか、神様は地上に唾を吐きかけているのに、「あの子」は笑っている、という皮肉めいたような表現がとっても私好みでした。全体的に「青」をイメージさせる作品で、憂鬱ばかりかと思えば、そうじゃなく、前向きでいいですね、私もこんな詩がかけるようになりたいです…。個人の感想しかかけませんが、すっごくいい作品だと思います。心にすっと入ってくる詩は読んでて心地いいです、ありがとうございましたm(*_ _)m
0なつめさん ありがとうございます。 色までイメージして書いてはいなかったので、 「青」とご指摘いただいた途端に、 「ああなるほど、青」と作品が青色を帯びてきて なんだか面白いなと思いました。 またよろしくお願いします!
0短編映画やショートムービーの好きなタイプみたいな、心のすみをつつかれたような印象でどきどきしました。
0>サヨナラダケが生えてる人生の がすごく好きです。可愛いです。ジメジメした場所、そこに傘をひらくサヨナラダケ。とっても可愛い。 純粋でどこか残酷なおとぎ話のような雰囲気を感じて、とても好きです。あの子、どんな子かな。それを見ている書き手、もどんな人かうまく掴めないのですが、そのふわふわした感覚がまた魅力的に思いました。
01連目がかなり良かった分、二連目三連目がちょっとありがちな雰囲気で残念だった。 下手に人生訓めいた内容に走るのでなくシュルレアリスムな描写に徹したほうが私の趣味である。
0かるべまさひろさん ありがとうございます。 抽象的な表現になり過ぎないように描こうと思ったので 映像的に捉えて頂けてありがたいです またよろしくお願いします
0杜 琴乃さん ありがとうございます 幻想的な雰囲気を感じで頂けたのでしたら成功かなと思います またよろしくお願いします
0渡辺八畳@祝儀敷さん ありがとうございます 2連目3連目は意味を持たせすぎたフレーズが重なってしまったとおもいます 4連目で1連目を引き継ぐ構成にしたらもう少しなんとかなりましたかね またよろしくお願いします
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