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バラの花が咲く
バラの花が咲く 大切な秘密のように咲く バラの花がそこに咲くのは いつか誰かが そこに植えたからだろうが そのときのその人の想いとは 関係なしに バラの花が咲く 大切な秘密のように咲く そのときのその人の想いとは 関係なしに あのときの私の想いとも 関係なしに
バラの花が咲く ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1021.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-05-28
コメント日時 2018-06-02
項目 | 全期間(2024/12/27現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「そのときのその人の想いとは/関係なしに」のフレーズがすごく効いていて、惹かれました。 ただ、最後の「私」の話がもったいなくなっていると思いました。
0こんにちは。読みながら、北原白秋の詩の一部を思い出しました。多分私だけではないはずと思うので、先に書くことにします笑。 《薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク ナニゴトノ不思議ナケレド》 (「白金ノ独楽」、『薔薇二曲』から) もうこれを下敷きにしたんじゃないかと思いたくなるくらい、ピッタリきます。 《ナニゴトノ不思議ナケレド》 きっととても不思議だったというか、非常に驚いたというか、ハッとしたんでしょうね。どうしてそうなったのか、どういう状態だったのか、なにがあったのか、というのはとりあえず置くとして、とにかくそういうふうに見えてしまう、感じてしまうことがある。それは隠された《大切な秘密》を覗いてしまったような感覚であるかもしれません。そして、この作品では、それは《いつか誰かが/そこに植えたから》にちがいないにせよ、その誰かや、《私》の想い、状況などとは関係なく、本来咲くものとして咲くわけで、こうなると驚かないではいられない。自然というものにーーうんにゃ、そうじゃないですね。自然現象や人びとの生活、もっと言えば時の移ろい、惑星の運行までもが、自分の想いや状況にかかわらず、動く・動いていることに直面した驚きや奇妙な感覚、になるのかなあ。やばい、広げすぎた。 ですが、こういう感覚は大なり小なり普遍性をもつと思います。出だしから最終行までの振り幅も大きくて、ぐうの音もでませんや。
0〉かるべ様、コメントありがとうございます。 最終連蛇足説ですね。この詩は二時間ほどウンウン唸って、最後に最終連を得て着地させました。 もう少しここを膨らませると、説明的になって野暮かなと思ったのでした。 〉藤さま、コメントありがとうございます。 おっしゃる通り、白秋のこの詩、すごく好きなんですよ。 好きであるからには影響されてると思います。 白秋の詩よりこの詩のほうが、五月のバラならではの生命力をうまく表現できたなと思います。後発ですから頑張らないと。 当たり前のものが当たり前に見える心的状況は、普遍的であり、詩人としてはそそられるものがあるとおもうんですよね。 〉花緒様、コメントありがとうございます。 過分のお褒め、ありがとうございます。 この詩はかなり難産しました。 短詩ならではの、剣術で言うと居合いでスパッと切って落とす感覚を、この詩では追求しました。 重厚長大な詩と比べるとなかなか評価されにくいタイプの詩だと思うのでいただいたコメントはとてもうれしかったです。
0(私がバラを植えた時はいつだっただろう。あの時かな、それとも...。)と考えずにはいられません。読み手に自分の気持ちを入れ込む余地があって、ふとした瞬間にこの詩を思い出しそうです。「このバラはいつ植えたバラだろうか」と。 バラは美しいですね。豪華な見た目なのに煩く感じない佇まい。視界に入れば思わず見入ってしまうその魅力は「秘密」とよく似ています。素敵な詩を有難うございます!
0おはようございます。 日常のもの、当たり前のものに心動かされた様が、丁寧に描かれていますね。バラを見に行きたくなりました。
0〉社さま、コメントありがとうございます。 〉〉読み手に自分の気持ちを入れ込む余地があって そうですね。いつもじゃないけど、そこを意識して詩を作ることもあります。わかってもらえてとてもうれしいです。 〉nonaさま、コメントありがとうございます。 僕も、実はバラ、見に行けてません。 行きたいのは、万博公園と、京都市立植物園です。
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