ロバ - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば



作品を
別枠表示

ロバ    

ロバが広場に居る ワインを飲んで酔っぱらったロバが 広場で眠り出す 萎えよ、豆腐、萎えよ、ストーブ ロベルトシューマンのメロディーを聞きながら 私は詩作する イデーはやせ衰えイデーは雲を産卵させる 広場のロバを見て嘲笑するものが居る よせ、地軸が傾くぞ、口が歪まないうちに 階段を掃除するんだ ロバは清潔な環境を好むのだ ロバを室内に迎えて ロバに傅(かしず)くのだ 誰だロバにワインを飲ませたのは 私は詩作が終われば必ずそのものを追い詰めて そのものの腹にマーブル模様を付けてやる 今朝私は庭の物干し竿を見ながら そう決意した


ロバ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 521.4
お気に入り数: 0
投票数   : 3
ポイント数 : 0

作成日時 2025-01-29
コメント日時 2025-02-01
#現代詩
項目全期間(2025/03/08現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:521.4
2025/03/08 00時25分35秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

ロバ コメントセクション

コメント数(12)
おまるたろう
おまるたろう
作品へ
(2025-01-29)

いい。奇蹟的な何かがあるように感受しました。ただそれをどういえばよいか... あんまりほめ過ぎると、「エイクピア波動に共鳴してそうな人」と陰口を叩かれてそうで、ちょっと怖いですけどね。

1
エイクピア
おまるたろうさんへ
(2025-01-29)

おまるたろうさんコメントを有難う御座います。自分で言うのもなんですが、私自身会心の作であったような気がしてきました。何か詩作の秘訣を探り当てた様な気がしてきました。

0
佐々木春
佐々木春
作品へ
(2025-01-29)

エイクピア波動笑 わたしはエイクピアさんの作品、毎回すごいなと思いながら読んでます。 今回は確かによりすごいと思ったのですが、意外と読みやすさと軸が通った感じかなとも思いました。

1
エイクピア
佐々木春さんへ
(2025-01-31)

佐々木春さんコメントを有難う御座います。今回は読みやすさ、詩想の分かり易さに拘ったのだと思います。ただ一部に、萎えよ豆腐、萎えよストーブみたいな分かり辛い表現は有ったのかもしれませんが。

0
三明十種
作品へ
(2025-02-01)

ロバって存在は悲哀があるよねー子どもの頃によく読んだ童話にもよく登場してきたようなないような…今回も力技で持ってきましたねーその強引な手綱さばきにロバも従わずにはおられんでしょうねーTiny Toons的ドタバタにふと我に返れりってゆーこれも力技

1
メルモsアラガイs
メルモsアラガイs
作品へ
(2025-02-01)

まあ、単純に捉えてロバがなにものか、という背後を感じないとただのお伽話になるわけですが、わたしは今日問題になっているオー場ツーリズムを取り上げているな。として読んでみました。ロバとはもちろんありがたくもあり迷惑でもある外国人観光客ですね。単純におもしろいですよ。 ただね。ロバの表記が多すぎて、冒頭の、ロバが広場に居る~なんて要らないですね。酔っぱらったロバが広場で踊りだす。集まってワインを飲んでいた~のほうが入りとしてはそそられる。 前にもコメントしたかな?こういうちょっと風刺めいた面白さを駆使している作品はもっと愉快痛快にふざけてもいいと思う。もちろん背後に見え隠れする内容は大事ですよ。個性的に書こうよ。と言いたくなってくるのです私目には…と。

1
秋乃 夕陽
秋乃 夕陽
作品へ
(2025-02-01)

陽気に酔っ払いながら踊るロバを思い浮かべました。 きっとこのロバは何かの象徴。 それがエイクピアさんの書く詩のことなのか、それとも何かの分身なのか。 不思議な気分になりました。

1
万太郎
万太郎
作品へ
(2025-02-04)

アンジャッシュの渡部さんが一人でコントをやったら、こういうシュールな小話を披露してきそうです。

1
エイクピア
三明十種さんへ
(2025-02-28)

三明十種さんコメントを有難う御座います。ロバの悲哀さは荷役を背負わされているイメージから来るのかもしれません。ロバの童話ははっきりと意識できる作品は思い浮かばないのですが、読んだ事があるのかもしれません。手綱捌きは全ての家畜を従わせると言う訳にはいかないかもしれませんが、悲哀の原因でしょうね。

0
エイクピア
メルモsアラガイsさんへ
(2025-02-28)

メルモsアラガイsさんコメントを有難う御座います。ああ、観光公害ですか。ロバを外国人観光客に擬える、意図はなかったのですが、そうも読めるのかもしれません。より個性的に、自由にと言うのは分かるのですが、やはりこのロバ、ロバの単独性に拘った結果、集団性には還元できない節度見たいなものが、私の念頭にあったのかもしれません。

0
エイクピア
秋乃 夕陽さんへ
(2025-02-28)

秋乃 夕陽さんコメントを有難う御座います。ロバはそうですね、分身、象徴と言う事は念頭にあったと思います。自分の分身と言うよりは、人間に使役されるロバと言う事から来る、何らかの象徴性を狙ったのかもしれません。或いは輸送手段の発達により、ロバの有益性が減少していることから来る悲哀も匂わせたかったのかもしれません。

1
エイクピア
万太郎さんへ
(2025-02-28)

万太郎さんコメントを有難う御座います。ああ、アンジャッシュの渡部氏のコントですか。後で調べて見ますね。この詩がよりよく理解できるのかもしれません。

1

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1