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そのたびにどこにゆくのだろうか
熱い亀裂がずらりとくすねると飽き飽きしたクセが出る。しかし、たためなくていいからおれないようにしてくれ。 風合いの葡萄酒でも鬱積があっと声を上げ。向かい風でも無責任な可能性を地図記号にみたけれど、道徳の配置を取り違えたものが、次から次へと ねずみ講と呼ぶ。 正座した淡雪の摩擦音は かざりたいきもちがある。無機質なCodeの先は紅色の臥房まで、正午の頁は路頭に迷う仕組みである。こじらせた玉虫色の脳内で暁のハ音記号を蒔いたユマニテといえ。 むすめの手もとに沈んだ行は処分された。ときに視線をとめた。楽天家の契約書ではないけど迂闊に切り出せない/タイミングは。すいぎん色に曇った空に 一刻も早く修正された手本に 幼児語のビラを疑ったとおり すいません たちまちのうちに 玻璃でさえずりをばらまいたもので (やわらかにおちる) しかし空想だけ書き出しと結びの雨に打たれている ありきたりの消耗品だ 真鍮をダウンロードした単語帳は永遠て覗いてから、低く掠れたような猿真似でも、もてはやして涅槃を縫う、暗がりで色もない感じの夢/あやめもわかず いまや句読点が波のようにうねる こともなくきえた雨風に(日向の樹を 白骨化した鱗のようにへいきな顔で)つきのひかりが差し込むでしょう。それはきっと全体で暗がりで色もない感じの、まえから 指で机を叩く、から、まだ舟のさきに萌いだ、初茜、に。なぞらえるようにそう、望みながら襞ばかりを、明るい調子で。正午も首を傾げ 映像はそこでとまり 脱ぎ捨てた山水画の、巷の巡遊には受け皿もなく、 象ったジュークボックスに震える手で、 この胸に喉に、標本室まで量産された廃塵がてのひらに 避けて通るような黒い水たまりが下手くそに描いてあるみたいにおもえ、待ち合わせの後になれば(目覚めがわるい)夜明けでは薄化粧も許せないから。彼方に消え去る。あかがねをつづりあわせ、どこまでも、砂山の背骨から及ぼす壊死ていく、息弾ませ 鏤めれる。思えば繰り返し送り出した文明がある。 どこか苹果と木の子に振り分けてみる、 懐かしいニオイがした。溜息ばかりは安堵に近づく 反応はすまい 潰れた時間みていた。やわらかな造本は程遠い拠点に まだ、を超えたころ身を焦がす、また間に合うかもしれない。挨拶代わりの戦犯にも基礎を敷く まだら模様の舟が薄い雲の、どんよりとした明かりが、適役は部外者であるから、 盂蘭盆より雲泥の差。しかしシンメトリで末尾に認め暖炉の前で とるにたらない包みを計算するほど。ほら、ところどころに欠伸を壊す雨、地下鉄に裸足で水没する、さりげなく怠け者の最近は、七支刀よりまたぎ追い打ちを、白色矮星、と女性はにこやかにこたえ、焼くような土、からだきした両腕で鵬翼が、灰色な紙も飾り透く 減らず口を叩く夢オチと殺伐は似たような速度だし、僅かに満たされた視界が効かなくなる。どこか温暖化したレセプションで影絵するような羅生門に天をすり合わせる。ばらばらの肢体のほころびが目立つだけ きりくちの二点を結んでいた、疲れたような獣がいるのだと知った。 何のために起きあがって無邪気といえばそれで 飛び上がって咲いていたか 望遠鏡で覗いてみたものの、あしがはやいから 苦痛に震え眠りに撞く、 贋作の蜈蚣の泡をして 憐れなぬくもりは死んだようにヌルく寄り添うのだから、それでさっそく狂いがないのだと理に従うのだ 取り澄ました印象はなく 混乱を用いた山や谷に咲きむらがる。人混みに落とした 楕円形な葉緑体より。どうやら木の枝の、夥しい数に暇を任せて、いくらか蘇る記憶にしがみついて/戻る/悲鳴が耳について。飛沫づくしの金枝玉葉にダビデと名付けて、 今、生徒諸君に亜ぐ。 弾かれたように、呆れては。たぶん言語にもあえない生命線で、オペラ座で 自由に目覚めればどこか、彗星の魂動をきく、ホルスの目で、波風もない 突っ立ったまま。氷砂糖の病葉で赤字を雷雲に被せる、振り返って みれば憑かれたように賑やかで或れ 楔揃いの書生、諸説あり。痺れるような火のような目眩をまとった、ココロがとけていた。そのうちひびわれ、そのうちはち切れる。 化けの皮を剥がす回だ/あんたは 帰りな かもしれないことは存在していて、ベットで丸くなって、目をつぶってもなお眠っているんだと今もこうして、NOを奈落に華やぐようなちりおちてしまった花びら。 やわらかな風がながれ、しらずしらずのうちに染み付いてしまっただけの(足元は川のようだった。)とりえのないたそがれにかけ、古インク瓶に、みせていたゆめしかみないので。 まるでつまらない罪人じゃないか 空中散歩する 我知らず漂っている。もう どこからが鳥かごの喩えで もたらされた余白を副む御厚意に(生きている)床に伸びていく影のようなもの 小規模に沈んだ口内に、覚醒した! とも言い出せず――(油紙に火をつけた)いま、淫らな無知が蒼い薔薇を 舌をそよがせて水平線にふつりと消えた。葬の後始末を化け物屋敷に変奏して、 あれはいつのあたしだろう。 目鼻立ち嘘すぎておもえる、ライトをどこか 儚さと同じぐらい、憧れでは。瀬が記録の尻尾のように履き潰しの顔。得意げに笑っては。やや激しい語気に気圧されておもいなおし 立体という名の懐古を与え あらためて悔しいとみえるようすは。 日増しにまして引っかかるようになる、なんておおごとよりは濁して立ち上がり、ひんやりと湿っている芽を等分し、わたしは首を傾げ早朝ないた。 几帳面で小心な感情が気が気でないのだ 封筒の中身は知らなかった 冷ややかな顔になり敢えて出ていった 語彙の音は続いていた 証明のために覗くと崩れた。そのたびにどこにゆくのだろうか。不審そうにたずねたが/いいや頼んだのだと頷くしかなかった。(なぜ理由もなく・単純に問題なのか。)わたしは確かに見たのだ――押しやられたような声をころしてパッと色づいたのか? けれど何一つ変わらない。目があったのだよと、埋めるのだ。と。みい出せないから必要になるのか・知ることによって立証することなのか・これは私の言葉だけではありませんというそれとも…… 覗き込んだだけだった。 波がふってきて――言葉が漏れたのはいつだろうな おまわりにないしょばなしは阿鼻叫喚なら 与えたソラの半分が折れた、やわらかなもの〝真空〟(すべりやすいくだり坂)さながらにうごかない/屈折光で、間に割り込ませ 呪い無垢で 涙ぐましいところが、ものに含まれる部分に あらわれた姿、 邪魔にならないような結果をログインしてみる。箱にはなにか深海魚がいっぴき溺れていて 解をしらせるそっと手を握る部分。石ころより劣る深層にいつもの朝とおなじく
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そのたびにどこにゆくのだろうか ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 844.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2025-01-05
コメント日時 2025-01-14
項目 | 全期間(2025/01/18現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
aoi styleにだいぶん対応出来てる(錯覚かもですが)してきたみたいですねーとにかくゴニョゴニョ暗唱してみたらですねー語りかけてくるかんじはまだまだだけど、読み手から近付こうにも結界が張られてるようなね、拒絶はされてないんだけど、距離はあるんだねー僕も及ばずながら詩作の苦悩苦心は分かってるつもりですから…三区画先のAreaに棲む三明からでした。
1三明十種さんも触れている通り、この作品は拒絶されているわけではなさそうです。ただし、その世界に足を踏み入れるのは、茨の道を歩むような感覚を覚えます。一見すると余白があるようでいて実際には余白がなく、それぞれの言葉が孤立し、互いに繋がりを持たない様子は、まるで孤独な人々が群れを成して流れる光景のようです。
1そうだなあーここ最近は散々オブジェクト置かない運動をしてきたので、その制約取っ払っただけで、ワタシ的には暗喩における語彙が心底ぶっ壊れて、たのしいと思ったんだけど、そんなこともないのかなとーちょっと残念がってる。まあ詩の楽しみ方が違うんだろうなと思ってるし、どうやらワタシ的にわかるっていう範囲がもう誰もついてこれないところにイッちゃってるらしいので、かなぐりすてて。方向は定めたので、何処まで遠くに行けるかなと思ってやってますね。 まあこいつは実験の一つですが。 結界をはってる気はないですけど、とにかく脳内に有る思考を書き出したい、そのままの形であればあるほど、ワタシというクソがまんま、出てくるシュルレアリスムの仕組みです。私自身が社交的ではないので、拒絶だの、孤立だの、繋がりを持たないとか、まあまあワタシらしい正直な作品でしょうがねえなあ! 意外と自分って現れるものなんだなと思ってわらえます。 なんかおもしろがってくれりゃいいんですが。まあいつものように詩作について書いてますけどね。しばらくソレばっかりで、いい加減抜けたいんですよね、なのでばっかみたいに書くことにしています。 語彙と戯れる平日投稿(素材初稿)noteでやってるんで、みてね(宣伝) (この作品は1週間分を分解コラージュで纏めたものです。)
0室内に落ちている小石を拾い集めていくように、丁寧に推敲された作品だと思いました。話は変わりますが僕は最近、書いていると段々と作品が長くなってきてしまいます。病気かもしれません。自分のなかの到達点までの距離が勝手に伸びていって、なかなかゴールできない感じです。だからたまにゴール(までの距離)を意識して短くしてみます。書き初めはいつも短いものばかりを書いていたのに、不思議ですね。
1そうですねーノリノリで書いてると長くなるのは何故なのでしょうか。私も知りたいですが(*_*; 今書いてる変更用の作品はすでに4千字超えてるんですけど、どうなるやらわからないところですが。あの書き方は好き勝手にイケるとこまで行くことを強いてるのでね。自由なんですけど。 短いのはちゃんと投稿用に書いてるのですが、書き方っていうか、出力の仕方だろうか、選ばれる言葉たちがみせる、カット割りの仕方が違う感じがしますね。短いものってしっかり自分ではフックがあるんだけど、その自分で書きたい形と、書かされる形は違うので、その書かされたものをしっかりとみつめてあげて、きちんと汲んであげること。なのかな。そういうの自分でできるようになるとまた、楽しくなってきますね。まあ自分の感性で書いてるだけなので、良いと思われるかどうかは全く考慮してないです、いつもいつもね。ひさびさにコメントありがとうございますm(_ _)m
1お返事、ありがとうございます。先にも書いたのですが、短い作品について最近は考えています。でも、短いというのは的確な表現ではないのかもしれなくて、多分、文字量うんぬんではなく、無駄な部分がないというか、必要な言葉だけで構成された感じというのでしょうか。 正直、書こうと思えばいくらでも書くことを続けられてしまいます。でもそうやって書いた部分って、一歩後ろに下がって振り返ってみると、余計な部分(蛇足)なんじゃないかと、あとからちょっと思ってしまいます。自分がここに投稿させて頂いたものなどを改めて眺めてみると、短い(書き足す必要がない)と呼べるものは一つあるかないかという感じです。A・O・Iの作品名を出されて頂ければ、『少焉』がそれにあたると勝手に思っています(言葉の置き方、イメージの出し方がとても綺麗、好きな作品です)。作品を読んだときの満足感の高さ、これが無駄のなさを感じる意識に左右しているのかもしれません。 と、何だかよく分からなくなってきましたが、そういった満足感を得られる作品を書いてみたいですし、どうやったら書けるのだろうと、色々な作品を参考にしながら考えています。考えることは楽しいですね。『そのたびにどこにゆくのだろうか』について、ほとんど語らずにごめんなさい。また、コメントさせて下さい。
1『少焉』は神がかってましたからね、あの頃は完成されてたなと本当に思いますwでも書けるもの書いてても成長しないですし、出力の仕方や盤面に配置する言葉の側面の出し方、姿形なんかも、本当に際限なくあるので、詩作はたのしくて飽きないですね。こうして意識して書いてなかった時期のものを振り返っていって、手癖みたいなものを自分を喰らって再現できるようになればいいかなと、コメントいただいて顧みましたね。今ちょーど平日投稿も語彙と遊ぶのも先週で飽きて、今日は抒情詩に戻そうかどうか迷ってみて、さて次はどうしたものかと思っていたのでね、いいきっかけをいただきましたありがとうございます。
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