小倉駅の魔法使い - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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小倉駅の魔法使い    

あなたはその儚げな手指に握っている 巻き付く蛇のデザインをしたステッキを 紺のジャケットにロングスカート プラットホームに佇むならば 電車の行きさき魔法の国 いったい何百人の人々に 夢の国を夢見させてきたのだろう 近未来的な新幹線のプラットホームに このいまあなたはスッとして まるで似合ってないようで 逆にとても似合ってるような気もしたり 東京行きののぞみ号 どうせTOKYOまで行くんだろうと 僕はちょっと投げやりで ガサツなOSAKAには目もくれず Disney Land を眼差すんだろ? まして僕は帰省するのだ うらさびれた本州の片田舎へ ああ あなたはもう行ってしまう 僕も乗るけれども 新幹線が着いたならば見納めだ ここ(北九州)には束の間の里帰りだったに違いない だからここに再び戻ってくる折りにも あなたに再会できる見込みはもうほぼない 地方都市に埋もれるには あなたはあまりにも眩すぎたのか 大都会を統べる強欲な竜は その鷲爪の紫の光沢であなたを誘惑し そうして切れ長の目を切なげに逸らさせたのだ ほどよく豊かなこの街から ゆるやかに そして名残惜しげに 僕は夢見る あなたのため息が薄緑の風の精になり この街の大地を仄かに染め続けてゆく情景を 僕は夢見る 運命の歯車が一つ違えば あなたが華を咲かせていたかもしれないこの街で 遠くなりゆくあなたに負けじと 魔法のような詩(うた)をうたってゆく明日を そうしてあなたは 長い長い車内へと消えた


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小倉駅の魔法使い ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 22
P V 数 : 1507.7
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2024-12-08
コメント日時 2024-12-18
項目全期間(2025/01/18現在)投稿後10日間
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閲覧指数:1507.7
2025/01/18 16時52分13秒現在
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    作品に書かれた推薦文

小倉駅の魔法使い コメントセクション

コメント数(22)
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(2024-12-08)

東京や大阪などの都市部と、小倉駅周辺が田舎なのか存じ上げませんが、田舎というならば、うまく対比ができていると感じました。

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三明十種
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(2024-12-08)

この間も小倉駅周辺うろついてましたw昨年は月イチで通ってましたねー場所が限定されるのは読み手の想像力がせばまれますが、この作品は(僕の個人的な思い入れもあり)小倉駅ってWordがいい効果を出していますよねー僕にとってもかなり特別なまちですよー小倉は

1
作品へ
(2024-12-08)

奇遇ですね。北九州は私の地元です。 「あなた」への強烈な思いが、まるで地滑りのように押し寄せています。ただ、装飾を重ねるよりも、写真のように冷徹な眼差しで切り取ってほしい、と思うのは読み手の我儘なのでしょうか。「あなた」に関する描写が、どれも「そんな馬鹿な」と思ってしまうような大袈裟な比喩に終始しているように感じます。その強烈な感情は確かに伝わりますが、いっそのこと感情を捨てるか、必死に抑えて描かれた方が、かえって思いの深さが際立つのではないでしょうか。 あ〜、ぽんつくが食べたくなりました。

1
はちみつ
はちみつ
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(2024-12-11)

『故郷から、逃げ出す朝に』  彼女の声。「ほんとうに行っちゃうの?」と彼女は言った。哀しいくらいに積雪が綺麗だったからなおのこと、僕の胸はグッと町へと傾いた。ちょうど彼女の母さんが車で出かけるところで、スタッドレスタイヤと雪が擦れてくぐもったような、しかし何かが籠もってるような音がするや、僕はそれを〈夢〉と名付けたくなった。そうだ僕は、夢から逃れたかったんだ。  パープル、ピンク、ライムグリーン…閑静ながら小洒落た、水彩のような家々は銘々に個性豊かなクリスマスの装いをしていた。そうそう、彼女の家には小さな子どもが乗れるくらいのソリのオブジェが飾ってあったんだ。ミニマリストで有名な父さんが管轄する僕の灰色の家でさえモミの木のリースが飾られていて、"Merry Christmas"の金色を見るだけで、僕は夢と現実の区別がつかなくなるような心地がした。まして北国の冬は圧倒的に夜の方が長いのだ。輝ける朝の凛とした冷気さえ、深き聖夜の暖炉の火へと焚べられるために浮かんでいるかのようだった。甘い微睡みの中で聖女のそれのような君の産毛が日に揺れた。そのとき僕は"ここにいては包まれることから決して逃げることはできない"と思った。明くる朝に僕は列車に飛び乗った。もう一度あの街に行って、そしてもう一度あのハンバーガーチェーンに行くんだ。「またおいな」ってからかうように言ってきた女店員に、無性に会いたくて仕方がなかった。少なくとも彼女は雪の湿り気とも、水彩の優しさとも無縁で、そして夢の中の彼女よりも、少しばかり腰つきがセクシーだった。

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はちみつ
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(2024-12-13)

『厳冬の密林』  密林に咲く花になりたい。夢見るような原色の、艷やかで大きな花弁の花に。ホバリングするハチドリみたいな話し方をするあなたはやはり、ハチドリのように煌めく緑をしている気がする。だったら私は、そんな緑をも呑めるような赤になりたい。ピーチクパーチク仲間に話し続けるあなたを、紅蓮の花弁で誘惑したい。合いの手を入れるだけの観客。何がそんなに楽しいのかしら。私ならもっと、もっと豊かに香る蜜をあなたに差し出すことができるのに。熱帯に雪が降るわけはないけれど、それでも私、想像してしまうの。白い塔のような巨木や古代遺跡を思わせるような絡みつく白い蔦のさなかで、負けじと灼熱の時のままに悩ましく咲く私自身の、肉体を。あなたは寒さに凍えていて、その美しい緑も心なしか翳っているように見える。ああ、この世界は私たちには生温かすぎる。私たちを追い立てる何かがもしあれば、私たち厳冬の闇に咲くことができるかもしれないのに。あなたはもう行く先がなくなって、藁にもすがる想いで私の花芯をつつき出すの。そしたら私、花芯はそのままに蛇になって、あなたの健気な身体に巻き付くの。もうぜったいに離さないと誓いながら。

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はちみつ
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(2024-12-13)

 『透き通るような愛おしさ』  彼女の声。「ほんとうに行っちゃうの?」と彼女は言った。哀しいくらいに積雪が綺麗だったからなおのこと、僕の胸はグッとあの町へと傾いた。ちょうど彼女の母さんが車で出かけるところで、スタッドレスタイヤと雪が擦れてくぐもったような、しかしなにかが籠もってるような音がするや、僕はそれを〈夢〉と名付けたくなった。そうだ僕は、ずっと夢に包まれてたんだ。  パープル、ピンク、ライムグリーン…閑静ながら小洒落た、水彩のような家々は銘々に個性豊かなクリスマスの装いをしていた。そうそう、彼女の家には小さな子どもが乗れるくらいのソリのオブジェが飾ってあったんだ。ミニマリストで有名な父さんが管轄する僕の灰色の家でさえモミの木のリースが飾られていて、"Merry Christmas"の金色を見るだけで、僕は夢と現実の区別がつかなくなるような心地がした。まして北国の冬は圧倒的に夜の方が長いのだ。輝ける朝の凛とした冷気さえ、深き聖夜の暖炉の火へと焚べられるために浮かんでいるかのようだった。甘い微睡みの中で聖女のそれのような彼女の産毛が日に揺れる。でもそれはあるいは僕の幻視で、実際にはたぶん揺れてはいなかったと思う。しかしその小さく巨大な揺らめきは瞬く間に、この胸に〈夢〉をふたたび彗星のように流し込んだ。水色の空に亜麻色の星々が儚げに浮かんだ。パープル、ピンク、ライムグリーン…彼女と歩んでゆくだろう道を、空と大地のスポットライトが淡く哀しく照らしていた。澄んだ朝のささやかな道は、霧に覆われた神秘な回廊になっていた。ブルルッとした震えが唐突に僕の身体へと舞い降りた。寒さのせいなんかじゃない。透き通るような愛おしさを収めきれなくなった身体の、やむにやまれぬ叫びのような震えだった。「聖夜を待つ必要なんてない」と僕は言った。「この朝が、この今が、僕が君と添い遂げることを決めた時だ」

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(2024-12-14)

 いつだって、青い海を前にした剣士のような気持ちでいたいな。ほんとうは凛々しい女剣士がいいのだけど、哀しいかな僕は男だから、せめて情緒纏綿たる詩(うた)をうたって女女したい。  夢を追いかける折りにいつもオレンジの香りを想うのは私だけ?海風に乗って運ばれてくるように思うの。雲間からたなびいてくるようにも思うし、オーストラリアのケアンズの、健気なそばかす娘の店員の手に握られているような気もする。背に白い羽を生やして夢の世界を飛び回りたいな。彼女の実家はオレンジ農家で、一つ、また一つと木々を通り過ぎながら私たちは話をする。そばかすがコンプレックスなのと彼女は言う。コンプレックスに負けじとがんばってる女の子ってどうしてこうも可愛いのかしら、なんて私は夢だからって言いたい放題。私もコンプレックスがあるから、実は彼女はほとんど自分なのかもしれないとも思う。でもやはり彼女は白人で、英語っていう格調高いカチッとした言語を話す外人なのだ。ふやけた言語を話す軟体動物みたいな私を抱いて、と請いたい。恋。というより鯉かな私、彼女の痙攣するように美しい蕾をだらしない口で汚したい。なぜだか彼女は夜を知らない白昼の女(ひと)で、夜は存在できなかったり、するのだ。だからって私は夜を教えたりはしない。そうではなくて、一滴の黒の雫をそっと密かに持ち込んで、冷たいそれを彼女の秘密へと捧げたい。しなやかな海獣のように彼女はくねる。私は巨大な蜂のように彼女に迫る。"ねぇ、休憩にオレンジを食べない?"と彼女は言うけれど、それが気恥ずかしさを紛らわせるためのものであることを私は知ってる。愛おしくなって今度は、休憩する代わりにヒトに戻ってやさしくその体表を撫で続けてあげるの。彼女は女(ひと)に戻りたがるけど私はそれを許さない。ずっとずっと、そうして「彼女」を可愛いがってあげ続けたい、、

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(2024-12-14)

 『巡る言葉 〜女騎士とそばかすの乙女と〜』  いつだってあなたは、青い海を前にした騎士のように凛々しい女(ひと)だ。僕はそれこそあなたに成り変わりたいくらいに憧れているから、あなたを巡る言葉が溢れ出てくるのを止めることができない。  ねぇあなたは、いつも海風にオレンジの香りを感じてる。それは丸みがかった海の果てのさらに果ての、遥か南国からたなびいてくるんだ。  ケアンズというこじんまりした港町の、観光客向けレストランで働くそばかすのある健気な女(ひと)。日夜オレンジを洗ってジュースにしている。そんな彼女の可憐な手があなたより白いということがことに重要に思われる。あなたはアジア人で、彼女は白人だということ。  ねぇあなたを最初に騎士に喩えたけれど、僕はこの胸の底からその褐色の肌は騎士の衣装に似合っていると思ってるんだよ。それこそ白人騎士のお株を奪うくらいに似合っていると、本気でそう思ってる。何が言いたいかというと、あなたは白人以上に白人的で、それはそれこそ君が凛、と、やさしくも厳しい海原を見据える眼差しなんかに、アジア人らしい切れ長の目をしてるにも関わらず感じることなんだ。漲るように宿されているその意志のようなものから。  そんなあなたはそばかすの彼女を、あたかも自らが世界の主流を成す民族の一員であるかのような尊大さで訪れる。彼女は健気で腰が低いから、そんなあなたに戸惑いつつも受け入れる構えを見せる。しかしあなたは高慢を隠さない。それは彼女の愛らしい顔が仄かな不安に揺れるのを見るのが、あなたにとって快感だからだ。  ねぇ勘違いしないでほしいんだけど、もちろん僕はあなたが高慢だなんて言いたいわけじゃない。けれども高慢に"振る舞い得もする"という事実に、あなたという一人の女(ひと)の新鮮な力の源泉のようなものを感じたいんだ。なにより僕は最近、あなたがあどけない女(ひと)に"迫る"シーンに憑かれたようになってしまっているものだから。  アジア人など腐るほど相手にしてきているにもかかわらず、騎士たるあなたは彼女にとってほとんど異界からの来訪者のようなものだった。20は超えているのは明らかであるにも関わらず、彼女のそばかすは乙女の純潔の象徴のように南国の海辺に輝いていた。あなたが射すくめると透き通るような肌はか弱く翳ったけれど、その青い瞳には仄かな好奇が揺らめいた。  間違えて食事を出した彼女をあなたは単に強く、でなく、呆れたトーンで圧するように叱責した。そして夜も深まった頃、あなたはキッチンの彼女を訪れる。「悪かったな」と男優のような逞しさで、あなたは彼女の腰を取る。言葉になる手前の声を小動物のように彼女は漏らし、焦って体制を崩した彼女は背の高いあなたの胸へとしなだれる。  ねぇ、なんだってそばかすの女の子って可愛いんだろうね?ねぇ、なんだって白人の健気な女の子の健気さって、純度120パーセントに見えるんだろうね?そしてあなたの気高さは、どうしてそんなに甘やかさってやつと相性がいいんだろう?   あなたの吐息が、彼女の吐息と重なる。乱れているのはあなたなのか彼女なのか。それすらも分からなくなるくらいの、切なさで。

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(2024-12-15)

『貝殻に吹く風 〜桟橋を駆けてくる君〜』 ワンピースの袖口がひらひらと揺れると 君の二の腕の純白が露わになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地へと咲いたんだ 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 艶かしくなった君がそっと町角に佇んで 存在しないはずの花の香りを嗅ぐ黎明を それは涼気あふれる夏の日のこと あとほんの少しで朝になるというとき 君は石畳に素足になって夢を見る それは浜辺の貝殻の夢で 今では生命の存在しないその洞には緑の風が渦巻いていた 君は胸にやさしくもざわついた何かを感じる 早朝の月の仄かな黄に呼ばれてるような気がしてくる やがて君は家に帰って 何事もなかったように母さんと二人で朝食を作るんだ あっ、ゴメン その頃にはもう彼氏と同棲してたりするのかな? 群れになってユリカモメが舞うこの船上で ただ静かなる君の明日だけを見ている

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はちみつ
はちみつ
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(2024-12-15)

 お読みくださっていたみなさん、本当のほんとうにありがとうございます♪  でもそろそろここら辺りで、このコメント欄への投稿を止めようと思います。そもそもとして月3作までと決まってる中で、さすがにやりたい放題しすぎじゃないかなと思いました(今さらw)投稿したくてもできないもどかしさに耐えていらっしゃる方もたくさんいらっしゃるだろうなか、失礼いたしました。  作品ですが、個人的には、下に行くほど洗練されているような気がするのですが、それはあるいは、たんに思い入れというやつのなせるわざなのかもしれないとも(汗)でも、もし成長できているのだとすれば、それはたしかな明日への希望になる。そう信じて、書き続けていければなあと思います。  他の方の作品は引き続き読ませていただき、コメントさせていただくこともあるかと思いますが、作品発表は1月までご無沙汰になります。歌誌帆掲載応募もまたしたいし、来年が待ち遠しいですね(笑)あっ、そういえば批評があと1回残ってました!でもいまいち上手く書けてないし、どうしたものか…  でもここらで、とりあえずの挨拶を。みなさん、よいお年をお迎えください☆♪

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はちみつ
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(2024-12-16)

今日読んだらあまりにも未熟に思ったので、改訂版を。客観的に見るということが相変わらず課題であり続けているみたいです(苦笑)この下の投稿で、今度の今度こそ最後です。では。

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(2024-12-16)

『夢見るブーゲンビリア』 ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白が露わになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地へと咲いたんだ 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 艶かしくなった君がそっと町角に佇んで そっとありし日を偲ぶ黎明を それは涼気佇む夏の日のこと あとほんの少しで朝になるというとき 君は石畳に素足になって夢を見る それは浜辺の貝殻の夢で 今では生命の存在しないその洞には緑の風が渦巻いていた 君は胸にやさしくもざわついた何かを抱く さざ波すらも消えた音なき世界で うごめく緑の質量だけを感じながら やがて君は家に帰って 何事もなかったように母さんと二人で朝食を作るんだ さざ波は変わることなく打ち寄せているし ユリカモメたちも集い始めている頃だろう さまざまなものが流れていきながら なにも変わらないようなこの町で 君の瞳はしかし確かに色づいてゆく 夢見るブーゲンビリアのように また会う日まで

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(2024-12-16)

『貝殻に、緑の風が吹く夢を』 ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白が露わになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地へと咲いたんだ 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 艶かしくなった君が静かに町角に佇んで そっとありし日を偲ぶ黎明を それは涼気佇む夏の日のこと あとほんの少しで朝になるというとき 君は石畳に素足になって夢を見る それは浜辺の貝殻の夢で 今では生命の存在しないその洞には緑の風が渦巻いていた ああ僕はもう 君とともに夢を見ることは叶わないのだ 君はざわめきを聴くだろうか 妖しい詩(うた)にしとやかな肌を開くだろうか やがて君は家に帰って 何事もなかったように母さんと二人で朝食を作る さざ波は変わることなく打ち寄せているし ユリカモメたちも集い始めている頃だろう ただ一つ君の夢だけが その愛らしい胸に真鍮のごとく沈んでいる さまざまなものが流れていきながら なにも変わらないようなこの町で 夢見るブーゲンビリアのように 君の瞳はしかし確かに色づいてゆく また会う日まで

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はちみつ
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(2024-12-16)

ただ一つ君の夢だけが その愛らしい胸に真鍮のごとく沈んでいる 、はくどかったですね。ここはなしということで(汗)

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エイクピア
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(2024-12-17)

夢のある詩だと思いましたが、魔法の国は近くに有ったり、遠くに有るのかもしれません。ふと銀河鉄道を想起しましたが、あまり先行作品にとらわれない作品だと思いました。

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はちみつ
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(2024-12-17)

『貝殻に、緑の風が吹く夢を』 ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白が露わになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地へと咲いたんだ 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 艷やかになった君が静かに町角に佇んで そっとありし日を偲ぶ黎明を それは涼気佇む夏の日のこと あとほんの少しで朝になるというとき 君は石畳に素足になって夢を見る それは浜辺の貝殻の夢で 今では生命の存在しないその洞には緑の風が渦巻いていた ああ僕はもう 君とともに夢を見ることは叶わないのだ 君はざわめきを聴くだろうか 妖しい詩(うた)にしとやかな肌を開くだろうか 君の健気な可愛いボブは その日にゃ腰までのスーパーロング グロスで光る半開きの唇が 水色の淡さに焦がれ出す 艶めかしいなんて言わないよ 僕はそれを上品と言う アーモンド型の瞳に映る木立の緑は朝を告げ 鳥のさえずりに夢はひっそりと浜辺に還る なにも変わらないようなこの町で 瞳の底で七色の焔が燃え始める 北国の牡丹雪の狭間から 僕はきっと見つめ続けてゆくだろう 洞の風から意志を汲み上げる君の 夢の続きを ちょっぴり哀しげな夏風の歌う 夢の続きを

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(2024-12-17)

『貝殻に、緑の風が吹く夢を』 ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白が露わになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地へと咲いたんだ 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 艷やかになった君が静かに町角に佇んで そっとありし日を偲ぶ黎明を それは涼気佇む夏の日のこと あとほんの少しで朝になるというとき 君は石畳に素足になって夢を見る それは浜辺の貝殻の夢で 今では生命の存在しないその洞には緑の風が渦巻いていた ああ僕はもう 君とともに夢を見ることは叶わないのだ 君はざわめきを聴くだろうか 妖しい詩(うた)にしとやかな肌を開くだろうか 君の健気な可愛いボブは その日にゃ腰までのスーパーロング グロスで光る半開きの唇が 仄暗い水色に焦がれ出す 艶めかしいなんて言わないよ 僕はそれを上品と言おう アーモンド型の瞳に映る木立の緑は朝を告げ 鳥のさえずりに夢はひっそりと浜辺に還る なにも変わらないようなこの町で 瞳の底で七色の焔が燃え始める 北国の冬の牡丹雪の狭間からでさえ 僕はきっと見つめているから ちょっぴり哀しげな夏風とともに 君が歌う夢の続きを きっと

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(2024-12-18)

✕七色の焔が燃え始める ○紫の焔が揺らめき出す

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(2024-12-18)

ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白があらわになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ70年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地に咲いたんだ 空の青へと向かって 躊躇なく言ってしまうと じいさんは近いうちに死んでしまうかもしれない 花屋もなくなってしまう でも僕には見えるんだよ 黎明に静かに町角に佇み そっとありし日を偲ぶ君の姿が それは涼気わたる夏の日のこと 君は石畳に裸足になって夢を見る それは浜辺の巻き貝の夢で 緑の風の渦巻く洞に君はすっぽりと収まっていた ああ僕はもう 君とともに夢を見ることは叶わないのだ 君はざわめきを聴くだろうか 銀色の壁にしとやかな肌を開くだろうか 君のボブ 健気でいじらしいボブ その日君の髪は肩口から 夢見るように背へと流れて グロスで光る唇はうっすらと 仄暗い水色に焦がれるように開かれていた 鳥のさえずりに夢はひっそりと浜辺に還り なにも変わらないようなこの町で 君の頬へと今度は薄緑色の風が吹く 北国に舞う牡丹雪の狭間からでさえ 僕はきっと見つめていよう ほんのりと哀しい夏風とともに 君が歌う夢の続きを きっと

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(2024-12-18)

ワンピースの袖口がひらひら揺れると 君の二の腕の純白があらわになる 春の夢を船がゆるやかに船出する 君は桟橋を息を弾ませて駆けてくる その薔薇色の頬に僕は輝ける明日を見る ねぇ 僕は君との別れを苦にしちゃいないよ だって君はこの町に祝福されているから 花屋のボビーじいさんの顔の皺をよく見たことがあるかい? それを刻んだ80年余の歳月は君をも 物哀しいまでの温かさで包んでくれている気がする なぁじいさんは君が生まれるずっと前から この町で花々を愛で続けてきたんだぜ 君はいわばそんな幾万の香りのさなかに 人としてこの町の大地に咲いたんだ 空の青へと向かって このいま僕には見える 黎明のさなか静かに町角に佇んで ありし日に後ろ髪を引かれながら 有明の月を吸い込まれるように見つめる君の姿が それは涼気わたる夏の日のこと 君は石畳に裸足になって夢を見る それは浜辺の巻き貝の夢で 緑の風の渦巻く洞に君はすっぽりと収まっていた ああ僕はもう 君とともに夢を見ることは叶わないのだ 君はざわめきを聴くだろうか 銀色の壁にしとやかな肌を開くだろうか 君のボブ 健気でいじらしいボブ そのあさ君の髪は肩口から 夢見るように背へと流れて グロスで光る唇はうっすらと 澄み始めた水色に焦がれるように開かれていた 鳥のさえずりに夢はひっそりと浜辺に還り なにも変わらないようなこの町で 君の頬へと今度は薄緑色の風が吹く 北国に舞う牡丹雪の狭間からでさえ 僕はきっと見つめていよう ほんのりと哀しい夏風とともに 君が歌う夢の続きを きっと

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はちみつさんへ
(2024-12-18)

コメント欄に「執拗」に作品を載せるのはやめてください。練習であれば、自分のメモ帳や適切な場所で行うべきです。花屋のホビーじいさんも怒っていると思います。

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はちみつ
はちみつ
類さんへ
(2024-12-18)

はっきりと注意してくださったこと、感謝いたします。言い訳になりませんが、止まらなくなっちゃってましたですね(苦笑)"花屋のボビーじいさんも怒っていると思います。"と添えてくださったところに、類さんのやさしさを感じました。

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