ゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔん
ごらんくださいこれがオマンコです
そうですわたしの頭上にあるものです
あるいは花をさかせる丘の上に佇むライオン
あるいはこどもの頃に浸かった温かい潮騒
start up////start up////start up////
ガラス瓶のような朝に耽溺しながら起床する。或いはわたしは幼児だったかもしれないし用事があったのかもしれなかった。/螺旋階段を落ちるようにしてバターをジャムに塗りジャムをパンに塗る。唸りをあげるのはわたしの脳内。もしかしたら世界のすべて。 /バレエを踊るように(ニジンスキーみたい。競走馬?バレリーナ?どちらも)ばねを弾けさせるように筋肉を爆発させるように倒れ込む。わたしって何だった?世界と接続する。巨大な石。
shut out ////shut out////shut out////
ゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔん
オマンコ わたしたちの牧歌的な草原にあれが浮いています
排除するというわけにもいくまいなあ
ぐわあと襲ってきそうでとても怖いのです
オマンコ
(或いは襲われたかったのかもしれない)
だれが襲われたかったのでしょうか
オマンコは襲いたいのです すべてを
幼いおちんちんの去勢 言葉としての禁忌
オマンコ
あの夏に見たのですよ わたしは
おおきなそれがわたしを包んでゆく そして持って帰る
start up////start up////start up////
爆弾で弾かれたように起床する。ここは床?ベッド?わたしは異邦人?家の住人?レモン色の壁が眼球をファックしてくるので急いで目をこする。脳は丸善の棚なのだろうか。/かきをすすりこむ。果物だったろうか。貝だったろうか。海の味を彷彿とさせる甘い香りがしゃくしゃくとすする。ゼリー状の種をごくりと飲み込みながらあの日のオチンチンについて思いをはせるのだった。
////
あのときわたしは一介の人形に過ぎなかった
あのひとはなんと応えたろうか
わたしがオチンチンになりたかったなあ
あるいはオマンコの見る夢
////
オマンコってよいものだったかな。まあ、攻撃に使っているだけなので。
shut out////shut out////shut out////
ゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔんゔん
かえってきましたか
おかえりなさい
オマンコですよ
頭を突き出して
ガブッ
作品データ
コメント数 : 9
P V 数 : 1144.1
お気に入り数: 0
投票数 : 4
ポイント数 : 0
作成日時 2024-04-21
コメント日時 2024-04-26
#現代詩
#歌誌帆掲載応募
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/26現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1144.1
2024/12/26 22時16分30秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。
ロックしてますね。詩を書いて、良いカルマを増やすと、物事の価値が、自然に高くなっていきます。 そこに参加している現実を思えば、また次のページをめくる手が、喜びに震えています。
1丸四角から初めの3行を読んだ(見た)ときあまり食指が動かなかったのですが、それでも長い間眠っていた人が花のように目をさまし偶然机の中にタイムマシンを見つけてレバーやメモリを適当にいじったら歪んだ時計を後目に未来にとんで行ってしまって、そこで見聞きしたものによって(その人の)頭のなかが一気にリライトされていく感覚がありました。初めの印象と反する作品だと思いました。
1たいがいのウケ狙いポエムに対しては容赦なく「おまえ、寒いで」と返すわたしですが、ウケ狙いでも「うへぇぇ...」っていうレベルにまで到達していたら、称賛しますよ。その用意はある。それ以外はディス一択。 それでこの作品ですが、おもしろかったですね。座布団一枚もってきてあげたい。反知性主義的じゃないところがいい。きっと英詩に通じてらっしゃる。
1ちんちんの考察があるのだからおま●こ(書けねえや)の考察があっても言い訳だけど、考察までは到達していないのでちんちん考察に対する受け入れの準備段階。返答のようなものでしょうか。文字形式などもよく考えられていて、僕は逆に知性を感じてしまってちょっと抵抗感がありますね。
1好きな作品でした。例えば下に引用した部分でいうと > ガラス瓶のような朝に耽溺しながら起床する。或いはわたしは幼児だったかもしれないし用事があったのかもしれなかった。 >ガラス瓶のような朝に耽溺しながら起床する。 は現実を感覚的に言葉にしたもので、 > 或いはわたしは幼児だったかもしれないし用事があったのかもしれなかった。 引用部分全体で見ると、朝起きてその日は用事があったかもしれないし、なかったかもしれない、でもそもそもそんなことは幼児には分からないし、わたしは本当は幼児であるかもしれない。わたしが本当にわたしという人間であるのかはわからないという胡蝶の夢のような要素を感じました。 作品全体を通して浮遊感や内面の混乱のような要素が強くて、私はそのような作風が好きなのでおもしろく読ませていただきました。おまるたろうさんやメルモsアラガイsさんが上でおっしゃっているように、知的さを感じさせるような理知的な書きぶりだと思います。他に書かれたのも読んでみたいので、過去作も読ませていただきます。長々と失礼しました。
1すみません!あとでまた熟読しますがヤバみを感じました。。。
1一読してみて、衝撃的な内容でびっくりしました(☉。☉)! おま◯こから始まる奇想天外なファンタジーみたいな……。 下ネタと思われる表現を芸術的に表現できる技術がすごい!一見わけわからない感じの表現でも引き込まれてしまう…、そんな不思議な感覚がありました(θ‿θ)
1>オマンコってよいものだったかな。まあ、攻撃に使っているだけなので。 今月やたらシモの詩が多かったが、この詩は橙色さんのアレに対する詩の感じ。まあわたしの先入観なのでしょうが。言葉遊び的なところ、檸檬丸善爆弾といった、梶井を彷彿とさせる部分といった、手法 をこの作者なりにさっと仕上げたようで、アレに対しての、作者なりの攻撃なのかも知れません。しらんけど。この手のシモ系統は知的に添うより、衝動的なものが、とっつきやすい。けどこれは見せ方もクドくもなく、センスあるとは思いました
1方言としての女性器。但し大阪方便と言うのか、関西方便は、人口の多い地帯の方言なので、相当な市民権を得ているような気がします。最後、ガブッと食べたのか食べられたのか、あやふやなまま、この詩は終わります。オマンコ特急と言う気がしました、この詩から受ける印象と言う事では。
1