別枠表示
そんな一日
愛が燦燦と降って来ると 考えていたのは夢の中だけで ヴェランダで本当に 燦燦と降って来るのは太陽の 光だった そうだ布団を干そう 先週は雨ばかりだったので 丁度良い頃合いに露呈した 私のやる気 布団が客で私が布団干し人夫人足だ 布団干しながらシャングリラ歌っていました ゴリラも出ない都市部ですから 良い子はアンフォ爆弾なんか 作っちゃだめですよ ダイダイダイダイダイナマンなんて せいぜい科学戦隊ダイナマンの オープニングテーマでも歌ってなさいなと 雲に話しかける そんな一日でした
そんな一日 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 776.6
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2024-02-27
コメント日時 2024-03-18
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「愛が燦々と降って来ると/考えていたのは夢の中だけでヴェランダで本当に/燦燦と降って来るのは太陽の/光だった」 この五行にとても惹かれました。この詩の最後で子供の存在が仄めかされますが、それはこの五行につながっている。 自分が子供だった時の親の像が、まるで太陽のような存在だったと。だから愛は空から降ってくると信じていた「私」だったが、いざ自分が親という立場に立ってみると、ヴェランダには太陽の光しか差さないことが分かる。かといって、この詩が空虚感に包まれることなく締められるのは、子供の存在が大きい。 かつて空に親を見ていた「私」は、今度は子供を空に見る。それは太陽と違って、曇り空になったり暗雲にまでなったりして……それでも最後には雲一つない空になる未来がある。その時には、親としての輝きがまた燦々とヴェランダに降るんだろうなと、想像を搔きたたせられました。
1おはよーございます これは詩を書く喜びだ、文才の充実、あふれ出す詩作。 なんとも絶妙な筆遣いが上手すぎる。 言葉に説教のようなものが混ざってないのもいいです。 ゴリラも出ない都市部、ありえない話だがこういう風な表現も久々に見た気がします。 感性の理解不能がゆえに、その変わった表現の良さ。
1あったかいきもちになりました。とてもいい詩ですね。私も布団を干したくなりました。
1穏和な主人公にほのぼの。布団との主客転倒がユーモアですね。
1こんばんは。 おもしろいですね。 毎度、これがちゃんと成立するんだなあと呆然とします。 しかし、誰も傷を負っていないところもよかったです。 ひとつだけ、「シャングリラ」はどの「シャングリラ」なのだろうかとそこだけ気になりました。 ありがとうございました。
1熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。ああ、最初の五行ですか。枕詞みたいに書こうと思ったところでした。そうですね、時間の隔たりが、科学的な発想を涵養したのかもしれません。今の自分と以前の自分、その差分がこの詩を書かせたのかもしれません。
1いわみつさんコメントを有難う御座います。ああ、褒めて頂けると素直に励まされます。この詩は恐らく、自分の体験が多分にふんだんに盛り込まれ、そのままではないにしろ、それらの反映がこの詩を、素直なものにしたのかもしれません。
0ハツさんコメントを有難う御座います。冬は布団を干すに限ると思っています。暖かい気持ち、その他、得るものがあるような気がしています。雲に話しかける場面は、実は雲を見て居だけなのかもしれません、現実においては。
0湖湖さんコメントを有難う御座います。ああ、布団を客の様に見て居ました。そんな感じが偶には必要だと思っていました。布団が主人公ではないのですが、それに近い感覚はありました。
1鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。自分的には電気グルーヴのシャングリラが一番よく知っていたのですが、該当曲から、小説などシャングリラに当てはまる項目は相当に多そうなので、この詩では、この詩だけのシャングリラとしておきたいですね。
1平和な一日でしたね。
1田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、多少は過激な内容も出したのですが、しょせんは空想の世界なので、日常生活をコンセプトにしたような詩でした。平和と言えば平和ですね。
0