そんな一日 - B-REVIEW
新規登録
ログイン
PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



作品を
別枠表示

そんな一日    

愛が燦燦と降って来ると 考えていたのは夢の中だけで ヴェランダで本当に 燦燦と降って来るのは太陽の 光だった そうだ布団を干そう 先週は雨ばかりだったので 丁度良い頃合いに露呈した 私のやる気 布団が客で私が布団干し人夫人足だ 布団干しながらシャングリラ歌っていました ゴリラも出ない都市部ですから 良い子はアンフォ爆弾なんか 作っちゃだめですよ ダイダイダイダイダイナマンなんて せいぜい科学戦隊ダイナマンの オープニングテーマでも歌ってなさいなと 雲に話しかける そんな一日でした


そんな一日 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 12
P V 数 : 855.8
お気に入り数: 1
投票数   : 2
ポイント数 : 0

作成日時 2024-02-27
コメント日時 2024-03-18
#現代詩
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合ポイント00
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
総合00
閲覧指数:855.8
2025/04/09 14時11分21秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。

    作品に書かれた推薦文

そんな一日 コメントセクション

コメント数(12)
熊倉ミハイ
熊倉ミハイ
作品へ
(2024-02-28)

「愛が燦々と降って来ると/考えていたのは夢の中だけでヴェランダで本当に/燦燦と降って来るのは太陽の/光だった」 この五行にとても惹かれました。この詩の最後で子供の存在が仄めかされますが、それはこの五行につながっている。 自分が子供だった時の親の像が、まるで太陽のような存在だったと。だから愛は空から降ってくると信じていた「私」だったが、いざ自分が親という立場に立ってみると、ヴェランダには太陽の光しか差さないことが分かる。かといって、この詩が空虚感に包まれることなく締められるのは、子供の存在が大きい。 かつて空に親を見ていた「私」は、今度は子供を空に見る。それは太陽と違って、曇り空になったり暗雲にまでなったりして……それでも最後には雲一つない空になる未来がある。その時には、親としての輝きがまた燦々とヴェランダに降るんだろうなと、想像を搔きたたせられました。

1
いわみつ
作品へ
(2024-02-28)

おはよーございます これは詩を書く喜びだ、文才の充実、あふれ出す詩作。 なんとも絶妙な筆遣いが上手すぎる。 言葉に説教のようなものが混ざってないのもいいです。 ゴリラも出ない都市部、ありえない話だがこういう風な表現も久々に見た気がします。 感性の理解不能がゆえに、その変わった表現の良さ。

1
ハツ
ハツ
作品へ
(2024-02-28)

あったかいきもちになりました。とてもいい詩ですね。私も布団を干したくなりました。

1
湖湖
湖湖
作品へ
(2024-02-28)

穏和な主人公にほのぼの。布団との主客転倒がユーモアですね。

1
鯖詰缶太郎
鯖詰缶太郎
作品へ
(2024-02-29)

こんばんは。 おもしろいですね。 毎度、これがちゃんと成立するんだなあと呆然とします。 しかし、誰も傷を負っていないところもよかったです。 ひとつだけ、「シャングリラ」はどの「シャングリラ」なのだろうかとそこだけ気になりました。 ありがとうございました。

1
エイクピア
熊倉ミハイさんへ
(2024-03-01)

熊倉ミハイさんコメントを有難う御座います。ああ、最初の五行ですか。枕詞みたいに書こうと思ったところでした。そうですね、時間の隔たりが、科学的な発想を涵養したのかもしれません。今の自分と以前の自分、その差分がこの詩を書かせたのかもしれません。

1
エイクピア
いわみつさんへ
(2024-03-01)

いわみつさんコメントを有難う御座います。ああ、褒めて頂けると素直に励まされます。この詩は恐らく、自分の体験が多分にふんだんに盛り込まれ、そのままではないにしろ、それらの反映がこの詩を、素直なものにしたのかもしれません。

0
エイクピア
ハツさんへ
(2024-03-01)

ハツさんコメントを有難う御座います。冬は布団を干すに限ると思っています。暖かい気持ち、その他、得るものがあるような気がしています。雲に話しかける場面は、実は雲を見て居だけなのかもしれません、現実においては。

0
エイクピア
湖湖さんへ
(2024-03-01)

湖湖さんコメントを有難う御座います。ああ、布団を客の様に見て居ました。そんな感じが偶には必要だと思っていました。布団が主人公ではないのですが、それに近い感覚はありました。

1
エイクピア
鯖詰缶太郎さんへ
(2024-03-01)

鯖詰缶太郎さんコメントを有難う御座います。自分的には電気グルーヴのシャングリラが一番よく知っていたのですが、該当曲から、小説などシャングリラに当てはまる項目は相当に多そうなので、この詩では、この詩だけのシャングリラとしておきたいですね。

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2024-03-02)

平和な一日でしたね。

1
エイクピア
田中宏輔さんへ
(2024-03-18)

田中宏輔さんコメントを有難う御座います。そうですね、多少は過激な内容も出したのですが、しょせんは空想の世界なので、日常生活をコンセプトにしたような詩でした。平和と言えば平和ですね。

0

B-REVIEWに参加しよう!

新規登録
ログイン

作品をSNSで紹介しよう→

投稿作品数: 1