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quasi-
かの女のなか燃えているもの 燃えていることしか 分からないまま 阪急線沿いを歩いた きみはかの女なのか 分からないまま 冷えていく指で傘を差すきみ 冬の十五時は夕方 電車が不意にわたしや きみの言葉をかき消す たびに風が抜けて 二年前の元旦から年賀状が届いた 雨やんだね、 きみは折り畳み傘を 降って、だなんて誤字する わたしとの これからを語るの ――理姫#8207;@rihiAKASICK 20代の最後にフランスへ旅行することを決めました#9992;#65039; ただうっとりするだけ 8:26 - 2018年1月12日 小雨で眼鏡が濡れたこと 傘を差さないかの女の背中を追った 国道沿いの窓に映る青空、 いつでも眼前には池が 足元には小石がある 投げれば波が立つ から、投げる それだけの人生だった ロゴス・プリンセス だなんて英訳して、すこし笑う きみが好きなvocalの夢を見ても かの女のなか燃えていたものに ふれたい、みたいな 詩的な気分もあった かもしれない 知らんけど 抽象的になり続ける記憶の 彼方から届く声はだれ 小石にポエムとルビを振れ、 きっと線路ときみ以外 すぐ忘れるとおもう火の 燃える日でも 半分はきみのものだし もう夜になったけど もう夜になったから やっと見えるでしょう? いまさらの愛を告げる
quasi- ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1157.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2018-01-17
コメント日時 2018-02-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
体言止めによる効果を浮遊感として私が受ける時、その感覚は心地よい。 冬の十五時は夕方 これの後に続く、電車が言葉をかき消す心象が前節の体言止めによって、際立つ。その際立ちが心地良い浮遊感の正体なのかもしれない。と思いました。 毎度投稿ありがとうございます。
0知らんけど 急に、ポイっと投げ出されるように置かれた言葉。 かのじょ、と読むのでしょうけれど、なぜか「かのおんな」と、最初は読んでいました。 全体に、突き放すような距離感と諦念のようなものがあるのは、語り手から働きかける運動性があるのに対し、相手からは、特に何も受け入れていない、観察しているような距離感があるから、かもしれません。 女性の恋人どうしの「物語」を連想。
0三浦さん、まりもさん、レスありがとうございます。 まりもさん、百合読み感謝です。そのつもりで書いたのですが伝わるとは思わず、びっくりしました。
0「かのじょ」かもしれないと思いつつ、「かのおんな」と読みました。いや、読もうとしました。 読んでいてもイメージが定まらなくて、「かの女」が彼の女(特定のただ一人の女性)、彼女(恋人)、彼女(三人称代名詞)の間で揺らめいていまして……それに比べて「きみ」は、なんてくっきりしているんでしょう! 女性同士ですか……言われてみれば、なるほど? どうにも恋愛には疎くて、恋愛詩の類いは苦手ですが、こちらの作品はむず痒くて「おぉふっ」となりました。むずむずしているところを、「知らんけど」で一旦油断させられてから、二の腕を指先で触れないように愛撫されたようなぞわぞわ。 誤解のないように、念のため書きますが、全力の誉め言葉です。
0コメント読んじゃったので、百合読み前提で読んでしまうと、きみは多分色々熱中している人でそういうのを追いかけつるのに夢中で振り向いてくれれない。語り手はきみの事がすきだから追っかけてるけど、きみは語り手の気持ちには気がつかないので、気づいて欲しいから告白したみたいな感じなのかなぁと思うんですが、 Twitterからの引用が、中々面白いですね。実際にいる人みたいだし、というかTwitterで言ってましたもんね。このtweetで一篇書けるみたいなこと。きみは作中の中の登場人物でありながら、Twitterの引用を通じて繋がってもいる。多分きみは理姫さんの事なんだろうけども、それは作中に明記されていない。それに、僕はその人の事何も知らないし。 大江が『取り替え子』の中でやったことは作中に自分の写真はっ付けた事なんですが、それに近い物を感じました。きみは理姫さんじゃないけど、理姫さんだよねみたいな。この詩はだから書かれたし、ある意味この詩はラブレターになっているなぁと。 >二年前の元旦から年賀状が届いた 後は、フレーズとしてはここら辺がいいですね。年賀状が二年遅れてくるっていうの、最初は今一掴めなかったんですが、じりじり読んでていいなぁと思いました。その理屈はここに書ける余裕がないので、取りあえず寸感としてここで終わっておきます。もう少し他の方の読みも見てみたいです。
0Rさん、百均さん。コメントありがとうございます。レス遅れてもうしわけありません。。
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