ダンデライオン - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ダンデライオン    

人のために生きる為に まずは自分の気持ちを捨てました 誰かの理想になるために 大義名分にゼンリョクササゲマシタ 人の笑顔を作るために とにかくしゃにむに働きかけました 周りの人を楽しませるために 自分の気持ちを犠牲にしてきました そして振り返れば孤独 私の心は疲れました 壊れたブリキのおもちゃのように ネジを回しても動けなくなりました ああ、きっと無茶してたのね 背伸びして生きたって仕方ないね 東京の空は狭かった 私の羽ばたく場所はなかった たんぽぽになりたいです 無責任にフラフラと飛んで 知らないところで種を蒔き 遺伝子残して死に絶えたい 毎日申し訳なさでいっぱいです 私がいなくても地球も世間もまわるのです ならば、なぜ早く自分のために 自分を喜ばせるために生きなかったのでしょう 自分を殺しても誰も幸せにならないのに ああ、もう手遅れだ 私の好きが見当たらない



ダンデライオン ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 877.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2023-10-05
コメント日時 2023-10-07
#現代詩 #歌誌帆掲載応募 #縦書き
項目全期間(2025/04/12現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
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総合00
閲覧指数:877.1
2025/04/12 03時17分29秒現在
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ダンデライオン コメントセクション

コメント数(6)
エイクピア
作品へ
(2023-10-05)

後悔の念が滲んでいると思いました。でも慙愧の念の濃さがこの詩を書かせたのかもしれません。

1
鷹枕可
作品へ
(2023-10-05)

歌誌「帆」選考担当の一人、鷹枕可でございます。 心中、お察ししますとはとてもではないけれども申せませんが。 とてもお辛い経験をなさったことが伝わって来る詩行である、と思いました次第でございます。 ドレスコーズの曲、「ダンデライオン」等も思い出して仕舞いました。 如何でしょう、そのお辛い心境を短歌になさってみてはいかがでしょうか。 選考担当者として申せます事は、僅かしかございませんけれども。 自身の絶望に気付いている限り、絶望の坩堝より距離を御取りになられる事も出来ますかと存じます。 その境地にあってのみ記述し得る様な、短歌作品を御待ち申し上げております。 それでは、何卒、宜しくお願いを申し上げます。

1
いすき
作品へ
(2023-10-05)

遺伝子を残したいと思われているところに強さと悲しみの深さを感じました! 自分の人生の苦痛を振り返るとき、人間は反出生主義になると私は勝手に思い込んでいた。どうやらそんなに単純な話ではない。この世界へのヘイトと遺伝子の欲望は両立をしている。それはなんでだ!しばらくこのテーマで考え事をすると思います。(寝てるときも起きてるときも、ふとした瞬間に思い出して考え事をするのがけっこう好きです、そういうときの考え事としてやらせていただきたいと感じました。すみません、ありがとうございます。)

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田中恭平 new
田中恭平 new
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(2023-10-07)

うん。その共感型、シンパシータイプの詩なのですけれど 坂村真民という仏教詩人がいて、多分ご存じかと思いますけれど 「たんぽぽ堂」と居を命名して、活動されていたんですね。 なんでたんぽぽだったのか、今更に考えますとね、遺伝子を残して死に絶えたい という人間の本質を突いているのかな、と、この詩を拝見して思いました。 その共感型の詩だとして、私はけっこうドライといいますか 距離を置いて、読む方だと思うんです。 といいますのも、一時期、それはあいだみつを、坂村真民と読んでいく内に 熱っぽくなってしまって、すっかり流されてしまったからですね。 多分、この詩のような作風もそれは書いていたと思うのですけれどどうでしょう。 この作風で、ずうっと書いていけるか、やっぱり覚悟が問われるのではないかな と思うのですね。 ただ私も毎朝こういう気分に襲われますし、ドライに作品に接しても それは作者様の心配はします、と告白します。

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ヒノネリホ
ヒノネリホ
鷹枕可さんへ
(2023-10-07)

ありがとうございます。 短歌も作ってみたいと思います。色々な形で今の自分の中にあるものを形に出してみようかと思います。 ありがとうございます。

1
ヒノネリホ
ヒノネリホ
田中恭平 newさんへ
(2023-10-07)

いつもコメントありがとうございます。 何か一つのスタイルがあって、一貫性を持って書いているというよりも、むしろその時々の自分の心の中を素直に書くというのが、強いて言えば私のスタイルというか、書き方ですので、仰るような「共感型」の詩を今後も描き続けられるかと問われると、なんとも言いようがないです。 ただ書くという事、自分をなんらかの形で表現する事はなるべく続けたいと思います。 プロではなくアマチュアだからこその、読み手を意識するでもない、素直に自分の中を吐き出した物を残したいと思います。

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投稿作品数: 3