曲がりつつ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

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曲がりつつ    

それは凄くて 彼の胸は貝がらだ 完璧な夏に 投棄された貝がらだ 涸かれないことをほめるのは ただ軽蔑するのと一緒だ 彼の胸は貝がらだ 彼は薬匙を咥えさせて 効きの切れた仕掛けを明かす あまりに音として未熟でいながら とめどもないから聞いていた 聞いていなかったが つかれて旧皮質のとけはじめた彼は 夜しまう円卓の骨のようにひろがる 卑しめえぬ暗がりに陶然と 風鈴に曲げられた肖像がある



曲がりつつ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 19
P V 数 : 1276.3
お気に入り数: 2
投票数   : 5
ポイント数 : 0

作成日時 2023-06-11
コメント日時 2023-06-14
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/12/22現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
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閲覧指数:1276.3
2024/12/22 15時08分29秒現在
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    作品に書かれた推薦文

曲がりつつ コメントセクション

コメント数(19)
m.tasaki
作品へ
(2023-06-11)

はじめまして。 この詩はストリートミュージシャンのことを描いたものでしょうか。 もしそうであるならば、もう少しわかりやすいメタファーをひとつ入れた方が、他の表現が生きてくると思うのですが、どうでしょう。

0
鯖詰缶太郎
鯖詰缶太郎
作品へ
(2023-06-11)

こんばんは。 「とめどもないから聞いていた 聞いていなかったが」 というフレーズがとても刺してきました。 いいですね。 半袖の恋が思い出させられるようでよかったです。 そういった内容ではないかもしれませんが。 美しいです。 ありがとうございます。

0
こひもともひこ
こひもともひこ
作品へ
(2023-06-11)

うーん、難解だなあ。 夏に貝がらを投機するということは、身を食べられた貝をイメージする。それが彼の胸だという。人の胸は男性だと平たいのでホタテガイ、女性だとオッパイがあるので三角形かアワビのような丸く膨らんだ形か? でも音がでてくるので発声器官の比喩とすると、ホラガイをイメージするのだけど、それだと形状としてのイメージがくずれる。ホラガイは心臓に似ていなくもないけど…うーん、あるいは中也の「サーカス」から広げた詩なのか。 書き手だけが分かる連想に、読み手はついていけないと思います。

0
鷹枕可
作品へ
(2023-06-12)

ブルトンかコクトーか、とは言い過ぎかもしれませんが。 円卓(卓袱台)の折りたたまれた脚、等、細やかな描写にも手が行き届いており、好感を懐きました次第でございます。 不思議な味わいのある、御作であると思いつつ。比喩のずれ、或は跳躍に甚く想像力を掻き立てられました。 短距離走の詩は斯くあるべき、と。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
m.tasaki さんへ
(2023-06-12)

感想をいただき、ありがとうございます。人間がいると言われたのは初めてなので嬉しいです。またご指摘に関して、ミュージシャンかはわたしにも確証はないです。けれどもそうすると特定の個人を指しているようで具体性が増すというのは同意できます。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
鯖詰缶太郎さんへ
(2023-06-12)

感想をいただき、ありがとうございます。書き抜きしていただいた二行に関しては「~である ~ではない」という並びが組めてよかったです。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
こひもともひこさんへ
(2023-06-12)

感想をいただき、ありがとうございます。とてもまとまりのあるコメントで読みやすかったです。一方的な連想、確かに。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
鷹枕可さんへ
(2023-06-12)

感想をいただき、ありがとうございます。おそれ多いですね。

0
A・O・I
作品へ
(2023-06-12)

現フォの方でも出されていたようなので比較して見ましたが、あちらのほうがタイトルもしっかりと立ち連の切りも良く、すがたかたちとしてみえておりましたので、ここでの皆さんのコメントを参考に推敲したように思えました。 こちらのものは2連で分かれ、これは過去と今の区分と思いました。こちらのものは『彼』としか描かれておりませんからそれがひとりのように見受けれることは確かです。しかしそれがより想像力を掻き立てられ、いっそう際立ち、とても目をひく。 これはこれで、作者の意図とはズレてしまいますが、私はこれも良い作品だと思います。 あちらは四連、四枚のスライドのように思えます。幻灯機にうつされた世界にいるのはふたりです。それが連によって場面としてきれいに映し出されていると感じえます。そして最終連によって今が過去に浸される。書き足された一文がすべてを物語るのでしょう。 とてもよいものを読みました。ありがとうございます

0
ハツ
ハツ
作品へ
(2023-06-12)

ライトレスですみません。すごく好きな作品でした。文の中にねじれがあったり、指示語の行先が切れてたり、独特の修飾などがあったり。よろしければ詩を書くコツとかあれば聞きたいです。

0
あやめ
作品へ
(2023-06-12)

容易に掴むことができないけれど、心地よく読むことができて、読んでいるうちに少しずつ輪郭が見えてくる詩が好きなので、この蕎麦屋の娘さんの詩も好きだなと思いました。もしかしたらまだ、未完成なのかもしれない、とも思いましたが。 涸かれないことをほめるのは/ただ軽蔑するのと一緒だ わたしはここを読んで、ど真ん中を刺されたな、って思ったのでした。

0
三浦果実
作品へ
(2023-06-12)

>それは凄くて 彼の胸は貝がらだ >完璧な夏に 投棄された貝がらだ >涸かれないことをほめるのは >ただ軽蔑するのと一緒だ >彼の胸は貝がらだ コメントが付いて目にするたびに読んだ。ちょっと気になりながらも、わからなかった。よく言われることだし、何度か経験あるけれども、読者の私の今のマインドによって、流れ入ってくる、その語句の響きがある。今日、私は何か開放感を持って夜を迎えてこの詩を読んだ。三度の「貝がらだ」は作者のマインドだろう、それが入ってきた。作中話者なんて言いたくない。あなたの気持ちが、なんか入ってきました。わからないままにも。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
A・O・Iさんへ
(2023-06-13)

ご感想いただき、ありがとうございます。今は製作物が文字の羅列としてどれくらい耐えうるか、強度みたいなものを観ています。

1
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
ハツさんへ
(2023-06-13)

感想をいただき、ありがとうございます。お読みいただいてよかったです。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
三浦果実さんへ
(2023-06-13)

感想をいただき、ありがとうございます。一つの製作物を何度も見ていただけるのは中々ないのでよかったです。

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蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
あやめさんへ
(2023-06-13)

感想をいただき、ありがとうございます。読んでいただけてよかったです。

0
蕎麦屋の娘
蕎麦屋の娘
さんへ
(2023-06-13)

感想をいただき、ありがとうございます。読んでいただけてうれしく思います。

1
黒髪
作品へ
(2023-06-14)

ものの輪郭を捉えるのがすごくうまいですね。谷川俊太郎の詩に似ているような気がしました、その活きの良さにおいて。

0
エイクピア
作品へ
(2023-07-10)

胸が貝殻だと言うリフレイン。風鈴に曲げられた肖像。謎の表現として片付けるのは惜しいと思いました。「円卓の骨のように」と言う表現も有りました。何かを思索を迫る詩だと思うのです。解答は無くても追求したくなるこれらの詩表現。探求を誘う詩だと思いました。

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