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B-REVIEW 6月のお題詩「間違い探し」
日頃よりB-REVIEWをご利用いただきありがとうございます。運営の沙一です。 2023年6月2日の公式ツイキャスにて、6月のお題は「間違い探し」に決まりました。 間違い探しゲームは楽しいものですが、人は自分自身の間違いにはなかなか気づきにくいものですね。 間違い探しにまつわる詩を募集します。 以下、ルールを説明いたします。 ①この投稿のコメント欄では、お題に沿った詩の投稿を無制限に行えるものとします。 ②ここのコメント欄に投稿された詩の全ては、ビーレビ杯不参加とさせて頂きます。 ③システムの関係上、コメント欄に匿名で詩の投稿はできません。 ④コメント欄では縦書き機能は無いので横書きになります。それか、自力で頑張って縦書きしてください。 ⑤投稿者に対する返信として、連詩や返詩も可能です。 ⑥ハートの数を個人的に得点として競ってみるのもいいかもしれません。なので気に入った作品にはぜひハートをつけていってください。 ※無論、マナーガイドラインに反することは禁止です。運営の開催する企画でカードを発行するようなことになってほしくはありませんので、くれぐれもマナーガイドラインを厳守していただきますよう、よろしくお願いいたします。 B-REVIEWマナーガイドライン&ルール(必読) https://www.breview.org/forum_blog/guideline_and_rules それでは皆様、よろしかったら遊んでみてください。
B-REVIEW 6月のお題詩「間違い探し」 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1538.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2023-06-11
コメント日時 2023-06-30
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
みんな 目を見開き それ以上の 大きな口を開け 人に向かって行く 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 叫び散らして 間違い探しの噛み付き合いが そこかしこに充満する 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 この世の誰にも理解されぬ思いと体を引きずり 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 過去の聖人たちが遺した言葉を辿り 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 正論と論破の名前をした 怒りと執着と妄想を超え 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 永遠に繰り返される 間違い探しを 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」 今 止めるのだ 悪口雑言がわずかな隙をついて責め立てる この心に未だ残る間違い探しが 沸き立とうとしてくる 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は 呼吸を 「お前は違う」「お前は違う」「お前は違う」「お前は違 姿勢を正し 「お前は違う」「お前は 力を抜け 「」 合掌 自由であり続ける体勢を 聖人たちに導かれ維持し続ける 合掌
3あたりいったいの提灯がゆるりり 小走りに、水平線を摘んで 橋掛の穂と差を丁寧に結う お化け屋敷より低速で 十字星クラッスラより傲慢 弱視の挿し木 トと或る夏花菓子ナツカガシの羽妙ハタエに すこしの乾いた琉金を点ける 薄墨が隠紙インシに野火を透す遊戯盤には 潮流がひしきり首縊り 黄昏れて入イるのだと掌に詠うては 留トドめたのは 赫く
1買ったばかりのハサミで 懐かしい写真を切り取る 間違えたことは 忘れたまま もう休めるのなら それでいいよね カビの匂い とてもしあわせ 気づかれないように ゆっくり縛った 少し、優しい 蝶々結び もう戻れないのなら それで、いいよね とても逢いたかった 檻の外から この距離感で
3すみません。 間違ってコメント送信ボタンに触れてしまいました。 狙ってしたわけではないのですが、お題が「間違い探し」ということでご容赦のほどを。
3間違いさがし さが を抜けば 間違いなし そんな人生 送れるものかよ
2彼女は生まれてからずっとミニストップの中で暮らしてきた ミニストップの2階に1kの部屋を与えられて全ての生活をミニストップに陳列されている商品で賄ってきた。 ミニストップの3階は屋上になっていて、そこから外の世界を見る事が出来た。雨が降ったり、夜になって暗くなったり、沢山の星を眺めたりした。 部屋にコンパクトな運動器具があって全身を鍛えていたし、ミニストップの通信販売で義務教育に必要な教材も揃えて勉強もやった。 彼女は美しく成長していった。 唯、ミニストップの入り口の自動ドアだけを開くことが出来ないだけだった 何をしてるの? その男は尋ねてきた あっ、クロスワードパズルは全部解いたので、今は間違い探しをやってるけど・・・ 彼女は少し驚いた 彼女は誰かと喋るのは初めてだった ミニストップの店員は何も喋らなかった。ミニストップに訪れる人々も。 まるで彼女は透明人間のように 何かのモニュメントのように 全ての人を通過していた 彼女はクロスワードの雑誌を棚に戻して少し俯いた 何か世界が変わるのかなぁと思った 17歳の誕生日おめでとう 迎えに来たよ と男は言った 男はファッション雑誌でみるような 美しい長身でなんだか良い匂いもした そして今日が自分のバースデーだと聞いて少し悲しくなった 何故だかわからないけど。 私はどうなるの? と彼女は聞いた とりあえずこの自動ドアから向こうの世界に行くことになる と男は答えた 私は自由の刑に処せられるの? 彼女は尋ねた よくわからないけど、確かに君にはこれから今までと違う種類の権利や義務が発生するのかも、どうする? 男は尋ねた 私には此処を出て行く、色々考えたけどそうしないとお話が進まないから 彼女は答えた 君に名前をプレゼントするよ 息吹、 息吹って名前で君は呼ばれる様になる さぁ、自動ドアの前に立って もうドアは開く様に設定してある ドアから一歩出れば君はイブキ、 息吹になるよ 彼がまず自動ドアの外に出て 彼女の方に振り向いた 彼女は最後に一度、ミニストップの店内を見渡してそして躊躇なくドアの前に立った ドアはすんなり開いて彼女は外に出た。 外の風景が一変してなんだか既視感を覚える風景が現れる 此処は、イオンモールの中だよ 君の住んでいたミニストップはイオンモールの中にあった、店内以外の風景は全てホログラムで表現されていた 男の声は少し冷たく感じた あなたの名前を教えてくれる? 彼女は不思議な感情を押し殺して 震える声で尋ねた。 僕に名前は無いんだ息吹、僕はまだそんな身分じゃあ無い 端的に説明するとこの世界に女性は君1人で、これから僕も含めた何人かで アダムを決める事になる 簡単に説明するとそう言う事、理解出来る? 男はそう言った。 彼女は少し考えた後にこう喋った ちょっとメタな話になるけど吸収さん ?設定が多すぎると思うの、 大体ディスコでも10分超えの音声データを残しすぎだしみんな引いてるのがわからないかな? 狂人って言うのは決して褒め言葉ではないのを自覚した方がいい・・・ 彼女の発言は数分程続いた。
2さいきん 対局が終わると チェスのアプリが 正確度とかいって 自分の手が 正解だったとか 不正解だったとか 教えてくれる 100に近いほどよく 俺の正確度は せいぜい85 だいたい60くらいで Chat GPTと ずっとお話していると なんでもかんでも 正解を教えてくれる もうすぐきっと 俺の人生の 正確度だって 教えてくれるだろう 月曜日は シシリアンディフェンス 火曜日は ルイロペス 水曜日は キングスインディアンディフェンス 木曜日は クイーンズギャンビッド 金曜日 カロカンディフェンス 土曜日は
2ミニストップベイビー(真相) あの滅亡この滅亡Ⅱ (逆襲のピッコ)のシナリオが難航している事は周知の事実ではあったがそれはいつもの事だったので皆んな気にはしてなかった。 のだが、いよいよ月末になり今月のお題に間に合わなくなったとの知らせが届いた時には 主要なキャスト、ピッコ艦長はドキュメンタリーの撮影で海外で自転車でひたすら太陽を追いかけていたし、グリフィスとvozlyublennyyは仲良く揃って屋久島に旅行に出かけていた。共に今回は出番が無く撮影所から遠く離れた場所にいて、差し替えの作品には参加が難しい状況であった。 唯一、撮影所で待機していたevgenísを中心に単発のシナリオを一発撮りという案が浮上し、できた物がミニストップベイビーという作品であった。 簡単に言えば現代版の塔の上のラプンツェルなのだがevgenísの所属する事務所とevgenís自身の意向もあって中々話が進まず交渉は難航していた。が、早々と吸収が撮影所を訪れて evgenísと撮影プロデューサーとevgenísの事務所、4者で緊急の会議を行なった結果、 あの滅亡この滅亡Ⅱ(以下滅亡Ⅱ)に於いてのevgenísのシナリオ上での役どころを噛ませ犬的存在から準ヒロイン級に上げる事と主題歌をevgenísに歌わせることで合意、 時間の制約上一日と言う短い期間での一発撮りというスケジュールで撮影がはじまった。 吸収監督の元、インカムから大体の設定と台詞が伝えられそれを即興に近い状態で演じていくと言うスタイルがとられた。 ミニストップベイビーの主人公、息吹についてevgenísなりの解釈もあり、屋上での朝日を浴びながらのヨガ体操や月夜に照らされながらバレエダンスなどの撮影もおこなわれたが話し合いの結果全シーンカットとなり、 evgenís1回目の撮影拒否に突入し控え室に立て篭もる事になったが 円盤発売時の特典映像に全収録と言う事で合意、撮影に復帰する事になる。 コンビニの中での知識しか得られないという設定の元、ゴルゴ13からのセリフやパチスロ必勝本からの機械割を使ったギャグを提案したが事務所& evgenís本人からのNGで割愛されまたevgenís側からのハロハロなどを購入して初々しく食べるシーンの提案も吸収監督からの「産まれてから誰とも話してない感じにしよう、ちょっと儚げな感じで」との謎&そうはならんやろ設定追加でお蔵入りの案となる。 息吹のバースデーを祝う男性の役については滅亡Ⅱで金星人役を演じているシュトロハイムがやっと捕まり午後からの撮影となる。が朝方まで歌舞伎町でギャバ嬢達と飲み明かしてその後、ゴミ箱の隅で寝ていた影響で雑巾のような臭いを撒き散らしながらの演技となってインカムからevgenísに指示は伝えられるが、シュトロハイムの臭いが無理過ぎて2回目の撮影拒否。 監督と、プロデューサーとevgenísでの三者での会談の末に共にゲス顔での利益だけの繋がりを思わせるような登場となり、この時点で、報道陣は撮影が禁止となり報道関係者全員撮影所から閉め出される事になる。 シュトロハイムとevgenísの会話が進みevgenísの台本を無視した哲学者めいたアドリブが飛び出すもまだ酔いが完全に抜ききれていないシュトロハイムのこちらもまた素の意味わからないよ的なアドリブが奇跡的に上手く噛み合いそのまま一気にクライマックスに進んでいく。 クライマックスの撮影時に吸収監督が突然の天啓の雷を受け、酔いどれのシュトロハイムにインカムからの指示、急にジョジョ口調で喋り出すシュトロハイム、その内容はアダムとイブ的な天地創造的な内容で、壮大な物語へと、恐らくアカデミー賞を視野に入れた転換を図ろうとするもシュトロハイムの大根役者ぶりと彼の臭いと 設定の絶望感な駄目感を受けてevgenísついに静かに逆上、以後数分に渡ってメタ発言を叫き散らした後、失神、控室へと退場。 入れ替わりに吸収監督が登場し、 「間違い探し」を熱唱(音声データ喪失)スタッフのヨイショからのアンコールで「涙がキラリ」熱唱(音声データ現存)その後、文極裏話を喋りたいだけ喋って手を振りながら撮影所を後にする。
019歳だった僕は風と共に去りぬの場所にいた。全てが燃え尽きていた。そこには凛々しく立ち上がったスカーレットがいた。スカーレットそのものになりたいと僕は祈った。それはとても憎悪に満ちていて、それでいて神様がゆるさざる得ない悲しみ。 正しき道標は人々を無邪気に歩かせた。その道を横目に、汚くてとても暗い真夜中を目指した。ただただ前へ、手を伸ばす。触れる物事を上手く判断する。判断する命綱は情熱だった。情熱。言葉にすればそんなものだ。 時には判断の「間違い」に陥る。火山という情熱から、憎悪のよだれが滲み出る。情熱は「間違い」を飲み込む。溶けてしまえば「間違い」は醜い形のまま、残骸として死体になった。傍らには腰をおろした天使たちがいて、永遠に「間違い」を探している。
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