「私が指をパチンと鳴らすたびに、
半径1キロメートル以内にある、
全ての建物が爆発するの」
そんな君が、渋谷スクランブル交差点の真ん中で、
鳴らした指。
私が「赤」とか「青」って言うたびに、
地球上にある全ての信号機が、その色に変わる。
そんな私が、ひたすら『赤』って連呼して、
世界を停止させた日。
君の血液型は珍しいQ型で、
出血多量死寸前の君に輸血するために、
自分の血液型をO型からQ型に変える、
黒魔術を唱えた副作用のせいで、
私は体内にある全ての骨が、なくなってしまった。
次に目覚めた時、私の体内の骨は復活していて、
その黒魔術を使った副作用のせいで、
君はジグソーパズルみたいに、
バラバラになっていて、
君を復元するために、パズルの天才少女を、
召喚した副作用で、私の姿は自販機に変わる。
「君がキスしてくれたら、元の姿に戻れるの」
って、世界のどこかで、
自販機と全く同じ外見になった私を、
見つけ出すために、
世界中の自販機に、君がした口づけ。
砂漠で人間に戻れた私の周囲には、建物が一つも無いから、君が指を鳴らしても、もう爆発は起こらない。
そんな君の隣で、私は『青』ってつぶやいて、
この世界を前進させる。
作品データ
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作成日時 2023-06-07
コメント日時 2023-06-21
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
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2024/12/22 14時56分08秒現在
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『ココア共和国2023年1月号』に掲載されている作品ですね。でも、改行個所がかなり違っている。 おそらく縦一行ですべてを並べられるようにした改行だと思うのですが、ココアに収録されたものに比べて、こちらのほうがぶつぶつと途切れてしまう印象を持ちました。
1へーコレは上手いと感じたな お話がつながってると言うか 全体的に安っぽさがあるけど、 それが良いみたいな風もありますよね 結局、私と君のことなんだから 世界滅亡なんて些細事だよ トイレのロールがあと一つしかないぐらいくらいの出来事なんだよみたいな 海軍 中将(昇格)
1ラノベ系ポエムやね そんな系のポエムはあんまり思いつかないけど ラノベっていうのはアニメてきな想像力ってことでもある 漫画とかの荒唐無稽さがポエムのアヴァンギャルドな感じとマッチしていい飲み物だと思う いい配合 いいミックス チャイラテみたいな感じ(??
1いやー文章が下手ですね。と思いました。
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