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よふかしのうたが鳴りつづけているのだろう
ときが輝いてみえるのは 嬉しい出逢いがあったからなのかな、 生きて 生きて こんな風に優しい想いで 生活ができるなんて むかしなら 想像もできなかったよ かるくなった心は まるでちょっと白い鳥の羽みたいに ふわふわと 浮かんだり、飛び回ったり なにもいえず ただふわふわと、ふわふわと 甘い風に吹かれて いるよ みなさんは、 どうですか? 生きていることが 苦しいとか、辛いとか、悲しいとか、 現実から目を背けて 昔ばかり 懐かしんでいませんか? いまはとても 生きることが、寂しい、 そんなやるせない夜を過ごしては いませんか? よふかしを好むという 吸血鬼の 悲しみを わかるようにも想えるけれど じつは人間なんかにはとてもとても ほんとうには わかる訳なくて にこにこ笑ってしまう そして話をするとすれば やましくなるほど好きだってはなし なぁ〜んて、ね? あまぁ〜い、憧れの吐息 そういえばこの夏の真夜中の浜辺で ふたり花火をしたときも なにもいえず 好きなのに 目も合わせず 月をみあげていたなぁ それだけでも 通じあえてた そして最後は 線香花火をみつめて って、いつも、いつも いつまでも、 この夏の想い出の中で 君の潤んだ瞳の奥で よふかしのうたが鳴りつづけているのだろう なら、 いつも、いつも いつまでも、 この後悔しそうなほどの しあわせすぎた夏を たとえば現実という世界が すべてが消えて無くなったとしても 忘れることなんかできやしないんだ あのときの君の横顔を 永遠に忘れられない まるでちょっと白い呪いのようだと 云ってしまってもいいのかもしれないほどに
よふかしのうたが鳴りつづけているのだろう ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 733.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2022-09-02
コメント日時 2022-09-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>みなさんは、 >どうですか? >生きていることが >苦しいとか、辛いとか、悲しいとか、 >現実から目を背けて >昔ばかり >懐かしんでいませんか? 私の場合は、昔の方が(生活費もなく、かつ働けない年齢だったので)苦しかった記憶があります。ただ、このような回想も、捉え方によっては「懐かしんでいる」と思われても仕方ないんですよね。懐かしむ、の中には良い思い出でないものもありますでしょうし。 それを踏まえて考えると、「誰か(もしくは何か)を好きだと思うこと」も、非常にぜいたくなものかもしれません。好きなものを好きであると高らかに言えることも。 >よふかしを好むという >吸血鬼の >悲しみを >わかるようにも想えるけれど >じつは人間なんかにはとてもとても >ほんとうには >わかる訳なくて 吸血鬼って、日光に弱いから外出ができない→結果としてよふかしを好む というパターンがよく見られますが、本当によふかしが大好きな吸血鬼って、いったいどのくらいいるんだろうか……?と少し思いました。
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