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BB弾とコリアンダー
焼酎に羽虫が沈んでる 水を飲む 世界で一番うまいものだとまた思う 朝を成立させようとコーヒーに切り替えうとうと 起きたら正午 洗濯機をまた回す 止まるころ 体はダルくて動かない 洗濯物があの中で腐敗していく たぶん焼酎が混じってる 瞼にキスをする 昔の女の影響 それを彼女に話す 彼女はそれを決して悪く言わない 少しだけまた考えて抱かれる グーだった手をパーに広げ僕の目を見る 治りかけが一番つらい 我慢すれば直るのだが快楽だ 化膿と瘡蓋を繰り返し、その瘡蓋をめくる 誰にも抱かれない女と雨の夜を ユーモアを明日に忘れて 君はただ噂話で死ねばいい 床 ゴミだったソファー 俺 膝 父ちゃんの死んだ彼女 適切には死んでいたあの頃 初恋の彼女の膝枕で寝た20年後 俺の言葉はどうやら悪ふざけらしい ごめんねを言う前に彼女がごめんね 言わせるなら酒を飲む そうなる前から酒を飲む その結末を想像して ぎこちなく肌をあわせる 血精液症 血が出て 彼女は疲れてるんだよと言った サンドウィッチの交換 仔牛の腎臓のカツレツ 焦がしバターソースで これを食べたら君は僕を好きになる 副乳を見られコヤニスカッツィと叫ばれた 壁にはダリのアルディーヌのレプリカ 二人は振り返りゆっくりとそれを見た 女は男の腕におさまる 素数が浮かんでは消えていく つけっ放しの電気の下 翌日を残せる言い訳
BB弾とコリアンダー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 810.3
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 6
作成日時 2022-08-18
コメント日時 2022-08-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 4 | 4 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 6 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 4 | 4 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合 | 6 | 6 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
気怠いですね。気怠くて格好良い詩の世界。でも洗濯機と焼酎、に比して最終連の描写が余りに洗練された洋風の描写だったのでミスマッチな感を否めませんでした。いや実際わたしの周りはこうなんだから仕方ない、と言われればそれまでなんですが。
0頭おかしくなって、書かないともう死ぬんだ、でも別にまあ書かなくても死なないんだけど みたいな境地を感じるので良いと思いました。 このスタイルでいくなら前半はすこしだけ雑。 後半から筆が乗ってカリカリにチューニングされはじめたイメージ。
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