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zero-sum
残り6分を使って イオンにいこうよ 視界が横に横に伸ばされて 飴ん棒のようになるからさ イオンにいこうよ そして真ん中に立って たくさんの足音を浴びて (ふとさびしくなるかもだけど) すべての冷房機と語るんだ
zero-sum ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1309.0
お気に入り数: 3
投票数 : 1
ポイント数 : 13
作成日時 2022-06-14
コメント日時 2022-06-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 4 | 4 |
エンタメ | 4 | 4 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 13 | 13 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 4 | 4 |
エンタメ | 4 | 4 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 13 | 13 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
え? 新幹線の指定席にいま座ったのに? あと6分で発車するのに? 何でイオン? 日常から飛び出そうと身がまえたとき 非日常・非常識な行為で 日常を異化しようとして 公序良俗に反した えげつない振る舞いが暴走し 非日常が反社会に直結してしまいがちな 私たちですが 日常を航行するあの巨大空母 イオンに 交通費も時間も予定も棒にふって 予想もしえない再接近への試みに 「行くの? 行かないの?」という 突然の問いかけは 「予定された非日常」を金銭であがなうのに 慣れきってしまったわれわれの蒙を啓き ひとつの芸術性のいとなみへといざなう スローガンとして機能していますね。 乗車券指定席券をフイにしてたどり着いたイオンで 別にエスカレータを逆走して大笑いするでなく 島村楽器で電子ドラムをデタラメに乱打して 通路で阿波踊りするでなく 通路中央にある休憩のベンチにあおむけになり 真上の空調の吹き出し口に 静かに語りかけるだけなのに こんな非日常いままであったでしょうか。 小走りに改札を抜けるころ ホームから日常の発車をつげるアラームが 鳴り響いています。
0鈴木夜道さん、コメントありがとうございます。 そのコメントから詩をさらにボリュームアップできそうです。
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