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さよならママ、こんにちわパパ
・ご機嫌な君が振り向いた。逆光で見えぬその顔に、破滅と死の匂いがしたのはなぜ。 ・お日さまの匂いを嗅ぎながらああ楽に死にたいと思う、あの感覚とレアチーズケーキの間には何かしらの接点があると思う。 ・空っぽの水槽のままで良かったのになあ。生臭さ、カルキ、地獄みたいに孤独な金魚よ。 ・カーテのレースにくるまりながら穴ぼこフリルになった。明日から蓮根と名乗ろう。 ・君はキスするとき「やだなあ」って顔をするよね、わりと好きだ。 ・ひとりぽっちでまっぱだかでみそじ。うーん、なかなかに順調な人生。 ・ペニスよ、なぜお前は獣になったのか。どうしてお前は汗臭いのか。 ・女が優位な世界ではロケットで空を飛ぶ前にワープホールの実現が可能になっていたはず。 ・君はよく晴れた日に薔薇の花束をくれて、笑いながら「似合わねぇな」と言った。 ・闘争する世界に居場所を殺されてしまった。孤独が好きだった。死にたいけど死ななかった。ようこそここは悪夢。かがやけ未来よ。頭蓋骨から飛び散る花火。増え続ける肉体。腐り続ける歯。さよならママ、こんにちわパパ。
さよならママ、こんにちわパパ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 780.9
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 14
作成日時 2022-06-03
コメント日時 2022-06-07
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 14 | 14 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 14 | 14 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
がっつり誤字しました 正しくはワームホールです
0毎月必ず一作あるんです。すごく好きなんですけど、わたしがコメントすることで、この詩、壊れるんじゃないかと。そういう詩でした。なので理由は言いませんが泣きながら読みました。
0ぼくも孤独が好きです。
0私もなんとなくコメントしづらい詩があります。詩そのものよりも思い入れが先にくるもの。 感想ありがとうございます
0孤独が好きな気持ちは嘘じゃないのに、 やはり寂しいのはなぜなんでしょうか。 感想ありがとうございます
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