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季節の復号
1. 新月の鼓動がきこえる 使わないハンカチが夜空にゆれる 素敵な世界 素敵な世界 僕らが色を散りばめた世界は 無慈悲な夜に隠されてしまった 粉砂糖の川床で踊ろう 眩暈も腹痛も痺れも交差する片想いも どうしていいか分かんないから 鼻が擦れ合う くすぐったかった それ、なに、ずるいね 何かが吹き飛ぶ 遠くで誰かが歌っている 楽園の種が合成されてあと少しはもつだろうか 僕の望みは水に溶けだした 2. 動揺しては修復をつづけるクローバーの影 いくつものピリオドと慈雨がふりこんで 感情はまだふつふつしている (楽しすぎて怖くって、どきどきしたね) ちょっと似てて、怯えた 獣の心臓は臆病で 声が聴きたかったとも言えず ホップのお湯に沈む ろ過されたまろやかな果汁または、オ・レ・グラッセみたいなお洒落な飲み物、がいっせいに揺れる 何だろうこれは ときめいて、まだここにいたい 言わなきゃ、言わなきゃならないか、言えない、ひとり── 呪いが解けてガラスの外 おとつい、近くの桜が散り際に色濃くなると知った 10:00に内科、今日は曇り
季節の復号 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1048.4
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-05-16
コメント日時 2022-05-19
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
最初の形をほぐして、ふたたび編み上げるのに半月ほど要した不格好な代物なのですが、多読であり創作傾向も違うのであろう方からもったいないほどのお言葉をいただいてのけぞりました笑。読み返して改めて自分の雑さが目についてしまい、読んでくださる方がいるのだから、今度はもっと気をつけなきゃ、と思います。 眩暈も腹痛も痺れも交差する片想いも >ここだけ、私なら腹痛を胸痛にするかなあと思いました。 >残されたわずかな交歓の時間に、胸が痛んだほうがより一層はかなさを際立たすことができるのではないか なるほど、表現・表現 にベクトルが向きっぱなしなので、そういった効果を計算するのが私は不得意です。何とか吸収したいご意見です。 思いもかけぬ貴重なコメント有難うございます。
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