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秘密
薄暗い空、くすんだ光が降ってくる ほとんどなれっこだけど できるならそうではない生を望む 追われる豚の困惑は宇宙の色 都市を抜けトンネルを抜けお祖父さんは猪でした 青くなってみたりグレーになってみたり (幸せのお代ってやつですか) (私ぼんやりと過ごしていたけれど 確かに幸せだった8日前まで遡る 蹄の先) まだ生きているだけでいい時代は終わったね! オブザーバーの寝言などに興味はないけれど ぶうぶう お買い物のチラシを差し入れする ああ、この旅の出口が分からないまま 出たければ入り口から出ればいいのねと思っただけ 人生は磁石 くっついてくる輪廻のことや保険のこと 骨の内側の平穏を見つめ 長年拒んだ恋心の摘出 出荷されるために並んでる透明な明日が歌ってる ときどき紛れ込んでいる世界の蛹をはじいている ときどきそのまま出荷されているけれど それは自分がいなかった時間を差すので 世界は釣り合っていた 頑張っても どこかで傷をつけていた 降る雨を聴いている 今だけは満足な豚のふり
秘密 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 989.2
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-05-09
コメント日時 2022-05-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
六、七連に惹かれました。 >>骨の内側の平穏を見つめ >>長年拒んだ恋心の摘出 >>出荷されるために並んでる透明な明日が歌ってる 澄んだ水底の空気感に不安が混じる心待です。 個人的には二連からの豚の流れが四連で途切れてしまったように思いました。
1コメント有難うございます。 透明な明日 から、 澄んだ水底を思い浮かべられたのですね。最初の意図は違ったのですが文の配置ミスで(成立後→出荷=豚肉になっちゃう、という)偶然成立してしまった連なのですが、印象に残ってもらえてよかったです。 四連目の流れは確かに、もう少し気を付ければよかったです。 アドバイスを有難うございます。
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