おとめの祈り - B-REVIEW
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おとめの祈り    

夢見がちなおとめがからから笑う まるであの碧い小鳥の囀り 微笑んだ眼差しは 海に沈む夕日で 弧を描く唇は 夜闇に浮かぶ三日月 夢見がちなおとめがほとほと泣く まるで衣擦れのようなさざめき なみだの浮かぶ瞳は 朝露を宿した若葉で 切り結ばれた唇は まだ頑なな新芽 あなたがこちらをみる まるで常夏の向日葵 揺らぐまたたきは 天使の羽ばたきで 薄ら開いた唇は 熟したざくろ わたしが、あなたを捉える まるで標本の昆虫 はたと見つめる瞳は あなただけを映して 声を上げぬ唇は 音の鳴らぬ楽器



おとめの祈り ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 985.4
お気に入り数: 0
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2022-05-08
コメント日時 2022-05-08
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/14現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:985.4
2025/04/14 13時19分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

おとめの祈り コメントセクション

コメント数(1)
ささら
ささら
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(2022-05-08)

童話か叙情詩を思わせるきれいな比喩だと思いました。前半でおとめを第三者視点で描いている一方、後半であなたとわたしのどちらがおとめなのか迷います。おとめの二面性か、二者の対比を描いているのか。また、続きを読みたいと思いました。

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投稿作品数: 2