あの世 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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あの世    

膕がカルデラのようで そこに酒を溢して啜りたいだけの女と一緒にいる  困った事に俺の掻きむしった同じところを舐めて回すじゃないか 何か食べ物のアレルギーだよって言うけど酒だよ 俺もお前も 俺はお前を不憫に思うよ 逆さで寝て俺の膕に顔を押し付ける  俺はというと映画は観れるし酒を飲むのを止める手もないから案外悪くない お前はいかれた猫のようで、お前が寝言を言う頃、手のチーズの匂いを拭い、そのティッシュで膕を拭く お前の鼻に持っていき呼吸を乱し、ひと笑いして乾き、また運び、お前の布団を半分引き寄せ映画の続きを観る ろくに覚えてないから巻き戻し、少し前の感情に名前をつけることも忘れ映画をただ見る 120分のルールを忘れ 昨日も見た気がする そうしてやがてお前すらも忘れるだろうが、ブラントンを飲む度その膕は思い出すだろう なんて虚しく贅沢な様 忘れることをまだ覚えてる


あの世 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 787.8
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2022-04-10
コメント日時 2022-04-10
#現代詩
項目全期間(2025/04/09現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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叙情性00
前衛性00
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閲覧指数:787.8
2025/04/09 15時36分20秒現在
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    作品に書かれた推薦文

あの世 コメントセクション

コメント数(1)
黒髪
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(2022-04-10)

なんだか、どう解釈したらいいのか、とてもわかりませんでした。ものすごく難しいことが書いてある気がします。たぶん宮田さんは凄く頭のいい人なんだろうな、と思いました。ブラントンと膕が、凄く印象に残りました。かっこいいと思います。

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投稿作品数: 1