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わた
詩人に偽証されたうつくしいももどかしさも ずっと北国の凍土の下に蹄もつ獣の臼歯からやましい明日の夕食の献立に引き裂かれてはぬるむ さむいさむいひとりからしたたる肉汁のわけ わかるとしてもわかってやりたくはない だって月が出てるでしょう 日が周るでしょあんたが発かれた日も 諂い語の教条を捨てただけで 律法者みたいな顔して 誰がひみつを画してるの? 聞いたのに、答えがないのが答えでした。 塑像してごらんひとつひとつの機械を おまえひとつの詞も嘆られないぜ ずっとおくでどくどくいってる 胸郭も新月も敵でもいい ふるい箇条は忘れてもいい ぜらちんしつの後悔とかが 庭先にうちあげられ腹を晒される水槽とおなじに 意味を吝んだのだ。ゆめられない鍵笑うって自傷だ はんだんちゅうしなぞしてやらねえぞ 散大した熱がこの世に永続する わたしははじまりですと はぎれの裾に別けられる区などないように それもも恥じて幸せあったように わかっているよ誇張法でしか喋れないんだろう 蹄鉄も鐙もはるかとおく夢に埋めもどして あとには嫌いとだけいう余熱のかたわれ さよならわたしのわた 嘘つきのぶんの膨らみをいっしょになぞった 生物の進化が停まった夜の広告から 春占いにひとつまみ溶けていた 貨物列車のひかり 雨が上がるとあなたの頚筋を虹が抉っていた 知らない町の眺めかたを たぶん ずっと知らないままがいい
わた ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1084.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2022-03-23
コメント日時 2022-03-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>わかっているよ誇張法でしか喋れないんだろう >蹄鉄も鐙もはるかとおく夢に埋めもどして >あとには嫌いとだけいう余熱のかたわれ ここ、好きです。ここというよりは、これらが含まれる一連が。 わざと誤変換・誤字をすることで詩の中に引っ掛かりを持たせているのではないか、という印象を持ちました。それ以外は好印象です。
0好ましい箇所を挙げてくださりありがとうございます。 >それ以外は好印象です。 と言ってくださっているということは、音だけ同じ別の漢字をあてた箇所は琴線に触れなかった、もしくは良くない、ということですね。 このような操作は、ともすれば独りよがりになりかねないとわかってはいるつもりですが、イメージが膨らむのが気持ちよくやってしまったんですよね。その分きちんとまとめるには注意が必要で、今回はその努力を怠ってしまったように思います。 非常に参考になりました。 コメントをありがとうございました。
0面白く感じた箇所を挙げて下さりありがとうございます。 いいと思ったことが伝わりうることを確認できて安堵しました。 コメントを興味深く読ませていただきました。挙げて下さった以外の箇所との違いもわかった気がします。その他の箇所はおそらくイメージが散らかりすぎているのですね。脱線の快楽のためにはまず路線が敷かれていなければならない、と。 空目する気持ちよさ、広くいうなら認識を裏切られる気持ちよさを作りたかったように思います。裏切るにしても出発点と着地点をきちんと作らなければ面白さは味わえないのだ、ということが腑に落ちました。 頂いたコメントが考えるきっかけになり、とても有益でした。ありがとうございました。
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