フィラデルフィアの夜に XXⅨ - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。

硬派な作品

萩原朔太郎や中原中也のエッセンスを感じます。

千治

体験記『呆気ない宣告』

それはあなたの現実かもしれない。

大概のことは呆気なくドラマティックではない。そうした現実の丁寧な模写が作品に厚みを増している。

ほば

世界は自由だ━不死━

わかるということ

あなたにとっては何が、その理解が起きるピースになるだろうか?

ほば

ふたつの鐘がなるころは

鐘は明くる日に鳴る! いつでもそうだ!

運営在任中に出会った多くの作品の中のベスト。決して忘れない。

yasu.na

良い

シンプルに好き

あっす

パパの日曜日

パパの日曜日

いい

明林

終着点

生きる、その先に死地はない!

美しくさわやか、そして深い意味が込められたシーン、均衡の取れた心情と思想、強い意志で最終連へと迫る引き締まった展開、我が胸にこの詩文を抱いて!

yasu.na

九月の終わりを生きる

呼び覚ます声

夏の名残の暑さが去ろうとする頃、九月の終わりになると必ずこの作品のことを思い出す。

afterglow

こっちにおいで

たれかある

たそがれに たれかある さくらのかおりがする

るる

詩人の生きざま

言葉と詩に、導かれ救われ、時に誤りながらも、糧にしていく。 赤裸々に描写した生きざまは、素晴らしいとしか言いようがない。

羽田恭

喘息の少年の世界

酔おう。この言葉に。

正直意味は判然としない。 だが、じんわりあぶり出される情景は、良い! 言葉に酔おう!

羽田恭

誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

この作品、私はとても良いと思うんだけど、まさかの無反応で勿体ない。文にスピードとパワーがある。押してくる感じが良いね。そしてコミカル。面白いってそうそう出来ないじゃん。この画面見てるおまえとか、そこんとこ足りないから読んどけ。

カオティクルConverge!!貴音さん

あなたへ

最高です^ ^ありがとうございます!

この詩は心に響きました。とても美しく清らかな作品ですね。素晴らしいと思いました。心から感謝申し上げます。これからも良い詩を書いて下さい。私も良い詩が書ける様に頑張りたいと思います。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

これ大好き♡

読み込むと味が出ます。素晴らしいと思います。

きょこち(久遠恭子)

輝き

海の中を照らしているのですね。素晴らしいと思います☆

きょこち(久遠恭子)

アオゾラの約束

憧れ

こんなに良い詩を書いているのに、気付かなくてごめんね。北斗七星は君だよ。いつも見守ってくれてありがとう。

きょこち(久遠恭子)

紫の香り

少し歩くと川の音が大きくなる、からがこの作品の醍醐味かと思います。むせかえる藤の花の匂い。落ちた花や枝が足に絡みつく。素敵ですね。

きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

暖かくて、心から感謝申し上げます。 この詩は誰にでも開かれています。読んでいるあなたにも、ほら、あなたにも、 そうして、私自身にも。 素晴らしいと思います。 ありがとうございます。みんなに読んでもらいたいです。

きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

良く目立ちます。 尻尾だけ見えているという事ですが、カッパには手足を出す穴がありますよね。 フードは、普通は顔が見えなくなるのであまり被せません。 それを見て、僕はきっと嬉しかったのでしょう。健気な可愛い姿に。ありがとうございました。

きょこち(久遠恭子)

永訣の詩

あなたが出発していく 光あれ

羽田恭

あなたには「十月」が足りていますか?

もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

るる

だれのせいですか

どんな身体でも

どんな自分であっても愛してくれるか、抱きしめてくれるか、生きてくれるか SNSできらきらした自分だけを見せてそんな見た目や上辺で物事を判断しやすいこんな世の中だからこそ響くものがありました。例えばの例も斬新でとても魅力的です。

sorano

衝撃を受けました

ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

二酸化窒素

ずっと待っていた

渇いた心を満たす雨に満たされていく

afterglow



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フィラデルフィアの夜に XXⅨ    

フィラデルフィアの夜に、針金が芽吹きます。  倉庫は人が来ない限り、真っ暗になっています。 誰かが何かをしないのだから、光をつける必要がないためです。 真っ暗闇の倉庫。そこへ夜の帳が落ちると、漆黒が一切の音も立てずに満ちています。  誰も何もいない。 鼠も虫さえもいない。 音がする。 電気の異常でも、自然に壊れる音でもない。 走る音。細い長い何かが、高速で伸びて、走る音。 ひとしきり伸びたのか、音は止む。 静寂。 その中で、小さい小さい音が幾つも続いていく。  続いていく。 小さい小さい音が、いつまでも続く。 彷徨い歩く音は、止まった。  別な音が静寂を揺らす。 金属が軋む。擦れる。 扉が開かれた。  開くことがなかった倉庫に、風が吹き込んでくる。 外の新鮮な空気が歓声を挙げて、静寂を駆逐する。 その声の下、転げ落ちていく。 救援に来たような風を、見向きもせず。  転げ落ちる。転げ落ちる。 望みを叶えるために。  忘れ去られた倉庫。 その扉が内側から開けられ、音をがなり立てて風がなだれ込んでいきます。 悪臭漂うその中を、少しでも清浄にしようとする様に。  その扉の近くの崖。崖の下。 一個の芋が転がっている事に、誰が気づくでしょう。 そしてその芋が、不可思議な事になっている理由を、知る者はいないでしょう。  芋には目があります。無数に芽を出せるように。 その一つが明らかに人間の目と同様の形に抉れ、何かを見据えているかに思えます。 そしてその他の目から生えているのは、芽などではありません。 明らかに針金です。 長い長い針金が四方八方に伸び、邪悪な化け物にしか見えません。  芋は歩いたのです。 仲間たちが放置されて腐りきっていく中を、眼を作り、針金を伸ばし足を作り、脱出したのでした。  芋は、明るい日差しの下にいます。 伸ばしていた針金は抜け落ち、その下からは瑞々しい新緑の芽が顔を覗かせます。 眼は眠り、芽を伸ばしていきます。  芋はここで、成長を遂げることでしょう。


フィラデルフィアの夜に XXⅨ ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1259.6
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2022-03-11
コメント日時 2022-03-16
#現代詩
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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叙情性00
前衛性00
可読性00
 エンタメ00
技巧00
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構成00
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閲覧指数:1259.6
2024/11/21 22時39分33秒現在
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    作品に書かれた推薦文

フィラデルフィアの夜に XXⅨ コメントセクション

コメント数(4)
羽田恭
さんへ
(2022-03-14)

それは初めて言われました。 ある程度リズムを守るようにはしているので、その点は朗読に向いているかもしれません。

0
satoshi iwasa
作品へ
(2022-03-15)

一行目からおもしろいです。

0
羽田恭
satoshi iwasaさんへ
(2022-03-15)

こんな一行目ですでに54作品も書いてしまいました。 よかったらどうぞ。 https://ncode.syosetu.com/n5588fv/

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satoshi iwasa
羽田恭さんへ
(2022-03-16)

そうだったのですね。すいません。シリーズもおもしろかったです。

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投稿作品数: 1