左手の血管が破裂する
なむあみだぶつ
なむあみだぶつ
涙で編む大仏
お地蔵さん
明日も笑顔で迎えられますように
僕もがんばるから
今日までに鍛えてきた自分で
歓迎するから
無理するな
無理ななりして
梨はならない
梨が無しではさみしいだろう
かしこみかしこみ
畏く賢い
菓子乞い歌詞恋
下肢濃く可視来い
とりとめて
あけはなす
あすははれる
たぐりよせて
むすびなおす
ほころびのほろび
かいしゅうする
かいじゅうと
ふくせんのつながり
あきらかになるふみ
産土の神様
こわいよ
おしよせるなみは
はげしくて
つめのさきから
ちがたれる
ちがとまらない
こわいよ
大丈夫だよ
開けの鳥は明けの鳥
夜明けを告げる空けの鳥
鳥居がなくても籠の中
籠の中は加護の中
家の中は籠の中
加護の中は内の中
作品データ
コメント数 : 4
P V 数 : 923.6
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作成日時 2022-02-22
コメント日時 2022-03-02
#現代詩
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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技巧 | 0 | 0 |
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2024/11/21 22時46分26秒現在
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左手の血管が破裂する、という書き出しがまずいい。そのあと土着信仰や仏様の世界に肩の力を抜いて、踏み込んでいく。というより寄り添う姿、寄り添っていく姿が軽妙に、コミカルに描かれている。最後の〇〇の中と4行連続の締めも面白い。遊び心満載で江戸時代の庶民の心象とでも呼べそうな詩。僕もお天道様の行き先について考えたくなりました。
0悲惨に思える境遇を言葉遊びをしながらなんとか乗り越えようとしているのでしょうか。 独特の面白味と強さを感じます。
0羽田恭さんありがとうございます。 返事が遅くなってしまいすみません。 >悲惨に思える境遇を言葉遊びをしながらなんとか乗り越えようとしているのでしょうか 大体そういう感じです。 これを書いた時点ではまだ開戦はしていなかったのですが、戦争が始まることもありえると感じていて、そういう未来を“書くこと”で乗り越えていこうと思い書きました。 ただいざ本当に始まると、けっこうげんなりしてしまって、返事を書くのにも時間がかかってしまいました。 中々ままならないものですね。
0stereotype2085さん、コメントをありがとうございます。 返事が遅くなりすみません。 返事の順番も前後してしまい、それもすみません。 これを書いた動機は羽田さんのところで書いたように、“書くこと”で乗り越えようという思いです。 その中でお地蔵さんと産土の神様になったのは、家の近くにお地蔵さんと産土の神様の神社があって、時折詣でてるからなんですよ。 僕は令和時代の庶民ですけれど、令和になっても武力衝突は起きますし、頼るものも江戸時代とあまり変わらないものですね。 お天道さまはどう思っているのか。
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