別枠表示
或る日の憂
悴む手、慣れない長靴、灰色の送電機。 夕を映す水鏡、紅いタワークレーン。 坂を登る僕と、二輪車と歩く少女。 携帯電話の着信、阿呆な蜃気楼。 二日前の雪がまだ残っている。 冬の河川敷、信号機、少年。 五時になって、鐘が鳴る。 ハイヒール、影は針だ。 見知らぬ街の交差点。 温かい匂いがした。 インク切れの空。 造花と靴擦れ。 真上の朧月。 地面の雪。 不恰好。 花束。 茫。 遊。 孤独。 音楽隊。 口は煙突。 赤に変わる。 指揮者は不在。 突き刺す電信柱。 足が止まっていた。 僕の肌はまだ冷たい。 もう時期掠れる万年筆。 歩き疲れて、喉は枯れる。 ぼんやりとした将来の僕よ。 まだ遠い春、気づけばもう秋。 飾りに飾った過去と今の僕の姿。 大切な人を探して、外に出てみる。 冷気と重い目蓋、記号になった文字。 無邪気な少年はまだ揺れていたかった。
或る日の憂 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 878.6
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2022-02-05
コメント日時 2022-02-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
投稿一作目はアングルなどが考えられていて丁寧さがあってよかったが、この作品に至っては何かを勘違いされていることがわかって残念さが強くある。それは、誰かがやっているようなフォルムを書いて、自己満足にしか読めない。あるいは、ありきたりなフォルムの手法で読者サービスのつもりなのだろうか。最後までスクロールしてみたが、まったく読めなかった。作者さんはまず、自分に才能がないことを自覚するところから始めたほうがいいと思う。第一作目の投稿で期待をしていただけに、残念。ただのアイデア勝負でSNSなどでいいねいいねされるためのもの程度。それでもよいのだけれど、私はそんなものには興味はない。
1良い作品だと思います。 >もう時期掠れる万年筆。 「もう直に掠れる万年筆」の誤りではないでしょうか。
1コメントありがとうございます。 ご指摘の通り、 才能の無い、自己満足の詩であって、こういった発表の場では適切では無い詩でした。 出来心であったな、と思います。 意味のよくわからない、アイデア先行の詩を書いてしまいました。 その場であまりよく考えずにこういった作品を作るのは、 二度としないと誓います。 この度は期待を裏切ってしまうような創作をしてしまい、申し訳ありませんでした。 今後自分の創作をもっと良いものにしていくために、 自分への戒めとして、 この詩は残したままにしておきます。 私はこれからも、自分の詩を奥行きのあるものにしていきたいと考えています。 これからもどうかご意見をいただければ嬉しいです。 貴重なご意見ありがとうございました。
0