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『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1229.3
お気に入り数: 2
投票数 : 1
ポイント数 : 3
作成日時 2022-02-02
コメント日時 2022-03-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おはようございます。 返信が遅くなり大変失礼しています。 頂いたコメントを 何度も何度も読み返させていただいているうちに、こんなにも時間が経過してしまいました。 わたしは、田中修子さんのことが好きです。それは修子さんという詩人が好きだというより、田中修子さんという人間が好きです。彼女はツイキャスというリアルタイムでの音声での交流を しておられました。私は、彼女の声が好きです。そして、彼女の佇まい全体が、好きだったのです。 テキストから感じられる彼女は、確かに 血が逆さに滴るような詩を多くお書きになる方でした。しかし、ツイキャスでは 視聴者の掲示した題名に 即興詩 を その場で音声にて 届けることが おできになる方でもありました。ある夜のことです。私は 「無花果」と課題を出させていただきました。そのときに 私にむけて 即興で作ってくださった詩は、とても 素晴らしいものでした。私は、たくさん詩を書いてきましたが、あの晩の田中修子さんの詩を超えるものを書いたことはありません。 さて、私の田中修子さんの思い出話は これくらいにしておきます。室町さんが私にくださったコメントで 私がもっとも読み返した箇所について、お話をさせてください。 「稲妻のような衝撃というのは 人間は死ぬのだなという当たり前のことが 身に迫ってきたからです。」という箇所が、ソレです。 わたしくしごとを書かせて頂くなら、私には 一年のうちに家族を三人亡くした年があります。それぞれ違う死因で亡くなりました。それは、稲妻のような衝撃という表現が、とても あてはまる心境でした。とくに、年下である弟の死を乗り越えるのは とても難しく感じました。そして、田中修子さんも 私にとっては 年下の方でした。 私は、自分でも自覚はしていませんでしたが、死期には年功序列だという錯覚をもっていたようです。それで、私は 年下の方が亡くなると、心が張り裂けるように痛いのかもしれまん。 私は、年を重ねるたびに 年齢も重ねます。しかし、私より年下の修子さんは 永遠に、わかくてあいらしくて 私にとって 愛おしい声質のままです。 彼女は先に逝かれました。私も いつかは 必ず 死にます。人は、それぞれが違う時期に違うタイミングで死を迎えます。 そして、これからも 心の近しい人が亡くなると 深いショックを受けることでしよう。しかし、心を近くしている者同士は、その心が近ければ近いほど、決して 同時期には 亡くなっては いけません。 私は、家族を一年のうちに三人亡くしたことがありますが、私は 生きています。私は、近しい人を三人亡くしても、私まで死んだのではないのですから、亡くなった方を 思うことができます。そして、かれらは 私の中で 生きているのです。 心が近しい者同志は 決して 同時期に亡くなってはならない。これと同じ理由から、私は かなり昔から 戦争反対の立場をとっているところです。
2修子さんとは特別に親しかったわけではなかったですが、何度かお話する機会ありました。ぼくの詩を読んでくださったことがあったり、それこそこれからたくさんお話して交流していきたいと思っていた矢先の訃報でした。 この作品を読んで、特に「今日も 貴女が 歌っています」の1行に修子さんの声が聞こえてくるような感覚をおぼえました。
1ありがとうございます。さくらさんの ことばが腑に落ちて、血肉になるのを感じました。 そうですね。さくらさんの思い出となり、既に 彼女は私の中で生きています。
1体調が お悪い中、私の返事を読んでいただいただけでなく、返事まで書いてくださり ありがとうございます。おかげさまで 田中修子さんのことを より深くおもうことができました。なによりお体を大切になさってください。
0「今日も 貴女が 歌っています」の1行に 注目してくださり ありがとうございます。 とてもかわいい声の方でした。同じ声を思い浮かべる方が書き込みをくださって、嬉しいです。ああこんなふうに 彼女は、みんなの心に住んでいるのですね。
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