慰めの言葉を掛ける懸命な彼の仔も
誰かには他人の純粋な尊さを
理解する事は出来るのだろうかと
思い悩みながら、月夜に吠えている。
他人は彼の仔の毎日を抱きしめて
静かに眠る事が出来るのなら
取り留めのない失望を繰り返しても
精一杯生きている自分がその時を
希望で満たしていられる、と。
彼の仔は顔に唾を吐きかけられても
気には掛けていられないだろうし
擦れ枯らしが鼻を鳴らしても
その時を歪ませる事を
格好良いと思っている他人に
理解出来る生き方は出来はしない。
誰しも想像の美しさを求めて生活をして
意識の湖畔の中を呼吸している
分かち合う事のない羨みを漂う骸とも
そんな他人の見つめている彼の仔の姿は
永遠に生ゴミの中で呼吸をしている。
彼の仔には塞がれている人生なのに何故
心の枝が折れないで居られるのかと
不思議に思う時が有るけれど
その度に彼の仔の答えは目の前に表れているから。
ぶへっ。
作品データ
コメント数 : 3
P V 数 : 960.0
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作成日時 2022-01-11
コメント日時 2022-01-12
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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2024/11/21 23時22分42秒現在
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私は良く頂きました。
0コメントありがとう。 そういう風にも見えるね。読み手の意識が少し変わるかも。 この蒙昧な詩も少しは面白くなる。
0うれしいわ。何て良い子なの。照
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