もう森へは帰れない - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

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あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

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だれのせいですか

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衝撃を受けました

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二酸化窒素

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もう森へは帰れない    

しんと静まりかえった 森のなか 空から 地の底から 唸りをあげ 包み込むものの声 風が 日光が 鳥の羽搏きが 虫の咀嚼が 植物の細胞呼吸が 腐葉土の臭気が 聞こえる 聞こえすぎている 誰も応えるものがいないにもかかわらず なぜ、それほどまでに迸るのか   人工的な感覚信号は 生命の営みに苛まれる   窓外の景色の移ろい 工事現場の 侵入禁止のライトが チカチカと点滅するリズム 住宅街に落ちる夕陽がきれい もう森へは帰れないと あなたは言った



もう森へは帰れない ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 8
P V 数 : 1668.3
お気に入り数: 0
投票数   : 3
ポイント数 : 42

作成日時 2021-12-23
コメント日時 2022-01-04
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2024/11/21現在)投稿後10日間
叙情性100
前衛性40
可読性50
エンタメ10
技巧70
音韻90
構成60
総合ポイント420
 平均値  中央値 
叙情性1010
前衛性44
可読性55
 エンタメ11
技巧77
音韻99
構成66
総合4242
閲覧指数:1668.3
2024/11/21 23時15分18秒現在
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    作品に書かれた推薦文

もう森へは帰れない コメントセクション

コメント数(8)
仁川路 朱鳥?|
作品へ
(2022-01-02)

現代ですと、ヘッドフォン難聴や栄養失調(ビタミンB12を摂るとよい)で耳が悪くなってしまう人も多いのですが、この詩においてはそんなわけではないようですね。むしろ感覚過敏的である、というか…… >窓外の景色の移ろい >工事現場の >侵入禁止のライトが >チカチカと点滅するリズム >住宅街に落ちる夕陽がきれい 確かに、そこに含まれているはずの便利さに溺れてしまえば、題名通り「もう森へは帰れない」となりますね。 いいな、と思いました。

1
入間しゅか
入間しゅか
仁川路 朱鳥?|さんへ
(2022-01-02)

読んでくださりありがとうございます! 感覚過敏的という視点はなかったので、なるほどなぁってなりました。 ありがとうございました!

1
きょこち(久遠恭子)
作品へ
(2022-01-02)

チカチカ、 こちらきょこち、 応答せよ。 ありがとうございます♪

1
入間しゅか
入間しゅか
きょこち(久遠恭子)さんへ
(2022-01-03)

はーい(●︎´▽︎`●︎)

1
田中宏輔
田中宏輔
作品へ
(2022-01-03)

住宅街に落ちる夕陽がきれい もう森へは帰れないと あなたは言った この3行のために、ほかの行があるのだと思った。

1
月隠緯檻
月隠緯檻
作品へ
(2022-01-03)

全体的にはバランスのいい詩だったと思います。しかし、分からない漢字もあったので「読み仮名」を付けていただけるとありがたいなと個人的に思いました。

1
入間しゅか
入間しゅか
田中宏輔さんへ
(2022-01-04)

読んでくださりありがとうございます! その通りですね。最後の3行が先に思いついてそこから組み立てました。 ありがとうございました。

0
入間しゅか
入間しゅか
月隠緯檻さんへ
(2022-01-04)

読んでくださりありがとうございます! バランスの良さを感じてもらえて嬉しいです! 読み仮名振るの今度からやろうと思います! ありがとうございました!

0

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投稿作品数: 2