夜空の月明かりに照らされている
瘋癲の詩眼の奥底を
霧中の彩りが滲んで
端正な婦女は、陰で心の中に踊っている
瘋癲の想像に耽っているから
結構な寂しさの匂いを
近場の猫が嗅ぎ付けて
お互いのあいさつの様に鳴く
夜空に向かえる、そんな名残の印象を
瘋癲が伝えられる頃には
端正な婦女への心の踊りは
演幕を降ろして居て
独り善がりな情が零れている
生活を描き続けて
今更の話しを思い浮かべていると
桜花の春にも似ている冬の
この気持ちは、報いられる事もなく
何処かで子供の笑顔の様な
私の救いになっていたりする
出会いという、言葉の内側の中で
回り合わせを見下す様な
風潮が有るけれども
思いの外、その言葉の尊さに気が付けば
欲深さとは無縁に成る物とも
卑しさの温床と思うのならば
自分にとっては
その程度の価値しか
見いだせないという事だろうと
非運を含めても私にとっては
愚案に等しくて、世の中を否定している
心貧しき人の想像出来る範囲の
良い思いへの激しい嫉妬は
何故世の中から
これが無くならないのか
私は不思議で仕方がないと
理由を自分の、時の中から考えている
この部分は私達の様な人間の
譲れない性質なのかと思うと
私は何だか、少し哀しいんだよと
作品データ
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作成日時 2021-12-11
コメント日時 2021-12-11
#現代詩
#縦書き
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2024/11/21 22時43分27秒現在
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