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ボタン
月夜にボタンひとつ それは今も昔も 変わりやしないのに ボタンひとつ 押せば 誰の所在地だって 簡単に確認できる そんな便利なものが あるのだから それはそれは 喜んで使ってしまうだろう しかしなぁ 何を求めて ボタンひとつ押すの だろうか 月夜にボタンひとつ 浜辺の月夜に立つことも さすらうことも 臆病出不精 つまり引きこもりのわたしには 出来やしないだろう ああ たった ボタンひとつ だけれど 押して わたしを探してくれる人 居るのだろうか なんだかなんだか ちぎり取りそな力で パジャマの 三番目のボタン 握っている 夜更け過ぎ
ボタン ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 850.6
お気に入り数: 2
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-11-26
コメント日時 2021-11-27
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
みんなボタンひとつで探し合っています。たとえ月夜でも。なんだか遠いですね。
1ぼぬん様。 コメントありがとうございます。 わたしの気持ちを汲み取って下さったようでうれしいです。 わたしも誰かに探してもらえるかなあ。(笑)
1言葉の重さとボタンが似通ってて、違うのは、ただとらわれないことです。二つは確かに異なりますが、「おろかさ」からフォーカスしたら、被ってもし重なってしまうところがあやういのです。「ボタン」と書いたところの深さと論理が好きです。
1てんま鱗子(揶白)様。 コメント頂きありがとうございます。 ボタンと書いたところの深さと論理が好き。言葉で朝から素晴らしい目覚めになりました。ありがとうございます。
0だだっぴろい夜に感じる寂しさという感じでしょうか。機器のボタンもちっぽけながら世界とつながる機能をもっているから愛着がわいてくるように感じられるからむげにはできないですね。中也の「月夜の浜辺」に比べると情緒的な湿っぽさがないのと、引きこもり設定というのも手伝って狭さが感じられ、当世風です。
1コメント頂きありがとうございます。 そうです!中也の月夜の浜辺が大好きです。ちっぽけなわたし。その通りです。 寂しさを感じとって頂き、嬉しいです。
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