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生と死
意識が生まれた瞬間をはっきりと覚えている 黒い温かい場所 映像として最初に見たものが緑色の線だった記憶 母から出てきたときのことをはっきりと覚えている 暑くジメジメとしていて苦しい 途端に寒さを感じた こんな場所が嫌なので怒鳴った 最初に泣いた記憶 死んだかもしれないと思ったことをはっきりと覚えている 理想と現実がズレた瞬間 自分の身体が舞った 意識も景色も音も全てがスローモーションの中 自分の相棒を目で追っていた記憶 今までいろんな記憶を紡いできた これからも紡いでいくのだろう そうして最後に見るものは やっぱり黒いものなんだろう
生と死 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1228.8
お気に入り数: 0
投票数 : 1
ポイント数 : 2
作成日時 2021-11-17
コメント日時 2021-11-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
生のなかの死、または死のなかの生との曖昧な境界についての作品でしょうか。淡い記憶の風景や光と陰、人や死を感じる霊的体験や幻視や夢など。なんとなくですがわかるようでした。
1コメント大変恐縮です。 後出しで非常に失礼なんですが、この詩(というよりも文字)は、自分の外にではなく内に込めた表現です。 詩ですらないと思うのですが、自分の心の内をなんとなく表現したくなって文字に起こした次第です。 したがって私自身確たるメッセージというものがなく、読んでいただいた方の感想がメッセージであるのかなと思っています。
1生まれた時、見えるものはモノクロで、それから徐々に生は色づいていきます。全ての思考、記憶はまだ見えないものについて、聞こえないものを探そうと外へ漏れ出ていき、最後に内の感覚と外の世界が重なり合う。またモノクロになって。 そんな印象を受けました。
1コメント大変ありがとうございます。 ぼぬんさんのコメントを読んでいる方が、自分が書いたものよりもしっくりと、そして素敵に感じます。 羨ましい文才です。
1コメント大変ありがとうございます。 面白いと評価していただき、嬉しいです。 後半の失速感、これは本当に自分でも纏めきれなかったと反省する部分です。自評として、詩ではないと思ってしまうのも、このせいかもしれません。 ハンドルネームの件ですが、これはまた話すと長くなるのでまた御縁があればその機会に。
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