愛想の行方 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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愛想の行方    

「君は無駄に気を配り過ぎてるよ」  先生の言葉が  まだ頭に残ってる  ベッドを背に  うずくまる、二十四時  照らすのは街の明かりだけ  薄暗い、無彩色の部屋    机には  背表紙を縦に揃えた  教科書や小説  花瓶には  花びらを失い  やつれた枝切れ    姿見には  愛想笑いなんてできそうにないくらいに  ひきつった、私の顔  反射的に顔を伏せる  膝をさらに抱き寄せ  両袖をぎゅっと握りしめる  放課後のカウンセラー室で  私が今までにふりまいた、チューリップの花びらは  誰の目にも留まらないことを知って    私が愛想を尽かしたのは  他の誰かにではなかった  私がいなくても変わらない  この街をにらんだ



愛想の行方 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 3
P V 数 : 1268.2
お気に入り数: 2
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2021-11-04
コメント日時 2021-11-27
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
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前衛性00
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 エンタメ00
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閲覧指数:1268.2
2025/04/06 15時40分35秒現在
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    作品に書かれた推薦文

愛想の行方 コメントセクション

コメント数(3)
YUMENOKENZI
作品へ
(2021-11-05)

誰かの些細な一言で、人は心が晴れたり、逆に胸の奥まで刃が突き刺さったように深く傷付いたりする ... 先生の言葉から、こうして詩になっていった「私」の非常に繊細な感情が、部屋内の物や時間の描写と合わせて、見事に表現されている! 前作でも、このような巧みな表現があったのを思い出しました。 流石!

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つらら
つらら
YUMENOKENZIさんへ
(2021-11-05)

コメントありがとうございます。今回は直観的な詩というより、繊細な「私」の思考をどう表現しようか、こちらも気をつけながら繊細に言葉を選んだつもりです。なので、この詩はさっと読むというよりかは、一言一句噛み締めながら読んで頂けるとよいかもしれません。巧みと評価してもらえて励みになりました。ありがとうございます。

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尾崎ちょこれーと
尾崎ちょこれーと
作品へ
(2021-11-27)

言葉の並び方、雰囲気がとても好きな詩です。

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投稿作品数: 2