かみさまが栗鼠を刷ると
グーテンベルク活版印刷機が
生まれた、
かみさまのリスナー
お葉書を書くより祈る
あしたへあしたへとあさってへね
きのうよりもきょうよりもきのう
みぎひだりみぎひだりとつめきり
昨日よりも今日が少し減り
明日はまた減るのだろう
花瓶の水を入れ替えながら
活版印刷機がらがら、
がらがら、天気を刷れば、
空は快晴から豪雨まで、
右から左、馬耳東風、
とんでもなくぐてんぐでん
グーテンベルク活版印刷機
まわしまくったもんだから
積ん読のままの母が
出した詩集のうえに
バナナを乗せて隠し
快晴のために
洗濯機はひたむきにまわり
世界は遍く洗濯物に
はためいていて
火星で犬が出産した
号外が刷られるから
この胸はときめいている
かみさまは退屈だろうから
このまま眠っていて欲しい
ほら、栗鼠の膨らんだ頬で
噛み砕かれた あなたは とてもちいさい
僕が食べたバナナの皮で誰かが
滑ったらごめんね、消えたのは
かみさま、僕をうんだかみさま
作品データ
コメント数 : 6
P V 数 : 1104.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-11-01
コメント日時 2021-11-16
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1104.6
2024/11/21 23時18分24秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。
読んでて楽しかったです。
0どーもです。楽しむのが一番っすね
0なんともいえない味がある作品で読んでよかったです。ちなみにタイトルに興味湧いて読んだんですけど、題付けうまい。
0文章がこなれてらっしゃり、日常的なのですが、それがいい味で、可愛い文章に見えます。いい感じ。ラスト、ペーソスがあって、飄々とかわいい。
0どうも。小難しいこと書いてるばかりが詩では楽しくもなんともあるまいからね。ぼーっ、となんとなく楽しめるものがあってもいいでしょう。
0きっと日常的で十分なんですよ。そんな言葉でしか生きていないので、着飾ってみたりジャンクな味付けしたり。色々とやってみるしかないんだが。
0