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秋の朝
牧歌的に、麦茶からはじまる秋の朝よ ちぢこまってしまって 反対にひろがっていってしまって 己を 石のように感じる、秋の朝よ 定説がある──煙草は煙草は体にいけないとか 天使は善いひとにしかつかないとか それでも生活──は、まわるものだし わたしは薬を服さないといけないし それでも今は構わない 心が 水のようにも感じる、秋の朝よ 言葉は、本来的にたぶん、朝の 静かの前に無力である を 起点として、嗜好として、わたしは書いているわけだ 現実の前に無力さを露呈しているわけだ 傷つくなんて安いこともなく 五月蝿い!五月蝿い!五月蝿い!五月蝿い! 静けさが五月蝿い! 脳病のわたしは前途芒洋に吐き散らすブルーズ そんなこと知らずに牧歌的な、秋の朝よ とらえてくれ 震わせてくれ ガタガタと生きていることを教えてくれ 麦茶がなくなった・・・ わたしは鉛筆を削ろうとしている
秋の朝 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1275.8
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 27
作成日時 2021-08-28
コメント日時 2021-09-01
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 7 | 7 |
前衛性 | 5 | 5 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 5 | 5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 5 | 5 |
総合ポイント | 27 | 27 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 7 | 7 |
前衛性 | 5 | 5 |
可読性 | 5 | 5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 5 | 5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 5 | 5 |
総合 | 27 | 27 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
おわー。煙草は煙草は、って二回書いちゃうミス。直し方わからないけど興ざめだわ。ごめんなさい。
1煙草は の、所はちょっと勿体ないですが、読む人によっては、ちょっと変拍子のリズムで読めて面白いかもしれないですね。 孤独と不安をそのまま真空パックで自宅にお届けしていただいたような気分になりました。もちろんクール便で。 良い作品だと思います。
2なないろ様 お読み下さりありがとうございます。 煙草は の部分をそう受け取って下さるとまだいいですね。 おわー、お目汚しですからね、本来ならば。 孤独と不安、じぶんの半分くらいは これらで出来ているんじゃないでしょうか、と考えられます。 詩は、慰めですね。その慰めを読者に一人でも届けられて 又、浄化になればいいと考えています。 良い作品ともったいないお言葉、ありがとうございます。
2秋の朝、というテーマに対して、 描かれているのはもっぱら内心の揺れ、 とくに現実と理想をシニカルに切り取ったものなのですが、 一見、叙情的にみせかけたテーマと相反するようで、 絶妙に共存しています。 そして、客観的に見ると、ただ麦茶を飲んでいて 飲み終わったら、鉛筆を削りだしただけの、 よくある行動でしかない、というのもおかしみがあります。 そして詩形やリズムが好きです。 何度も音読したり、目で楽しめる作品だと思いました。 そいう心理描写のシニカルさや、叙情的なテーマとの相反と共存、 客観的にみたおかしみ、詩形やリズム、 こういうものが和をなして、 自然な美しさを醸し出していると思いました。
2まさ様 お読み下さりありがとうございます。 久々の詩作だったので、自分の発露したい度が高い作品になりましたね。 詩の、音楽性はいつも念頭に置いていますが、転調とかつまづきの挿入とか まだまだできることがありそうですね。 行動自体は殆ど何もしてないというのは、じぶんが近代詩から影響を 受けているからだと思います。 この映像の時代についていけていない。まあ、勉強するしかないですね。 たいへん好感を抱いて頂けたようでありがとうございます。 次の作品はガラリと変わって落胆させてしまうかも知れませんが・・・ と書きつつ、じぶん自称詩人から卒業したのでした。 作品も嗜好品くらいに扱って下さい。ありがとうございました。
2ブルーズってなにかわかりませんでした。
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