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舞踏
真 夜世 中の 無伴奏の 夢芽 に 揺 り 揺 り 呼場れ 薄 夜闇見 で は らり と 落散る 花 よ 見世る つもりか 見世る つもり か 僕は 目芽を 摘むるよ まだ 夜流 なの だから
舞踏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 873.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-10-03
コメント日時 2017-10-11
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
短いと読もう!という気持ちが起きるなと思いつつ読みました。スタイル故ある程度な読みにくいわけですが全体の短さが解決しています。タイトルの通りで言葉の舞踏ですね。普通の言葉に直すとこうなるのでしょうか。 真夜中の 無伴奏の夢に 揺り揺り呼ばれ 薄闇ではらりと落ちる花よ 見せるつもりか 見せるつもりか 僕は目を瞑るよ まだ夜なのだから 普通に書くことのではなくこのように書くことが如何なる詩的効果を生んでいるか言語化することは難しいですが、一語一語への綿密な意識と、一語一語の記号としての形状や意味、そしてなにより音からはみ出すあるいな生ま出る連想を丁寧拾っていく繊細な手つきを感じました。
0まばたきのような二重性を統一させるかのような、夜流なのだからという表現が好きです。
0ウエキさん、御作にコメントさせて頂きます。 言葉の舞踏。言葉と言葉の間、呼吸、響き、余韻。夜、言葉が舞い踊る。浮かれではなく、最期の舞のような儚さ、 瀕死のような苦しさだけが、放つことができる美しさを感じました。
0真夜中を「真 夜世 中」、夢を「夢芽」、闇を「闇見」落ちるを「落散る」、目を瞑るを「目芽を 摘むる」、そして夜を「夜流」、などと言い(書き)換えてるのでしょうか、言葉が、音が重なりあい、意味がすっと深まっていくような、文字ならではの味わいのある表現だと思いました。かくかくとした、どこか不気味な舞踊(それも人形が痙攣するような...)を感じます。
0すぐ近くにあると思って手に取ったはずなのに、 手元からはらはらと抜け出ていって、気付くと宙に浮いていて、 本当はとっくの前から手の届かないところで踊っているような、作品だなと感じました。 空白を感じながら音読してみると、自分が切ないアンドロイドになったような気になります。
0コメントを寄せて頂いた皆様、有難うございます。 短いものを、どのようにすればスローに読んでもらえるかを考えて今回の拙作のような形態となった次第です。 音楽の様にBPMがありませんのでスペースを入れて無音を強調したり、<夢芽>を「ゆめ」ではなく「ゆぅめ」の様に言葉を伸ばすイメージで表記してみました。 また、大野一雄・大野慶人さんの持つ緊張と柔らかさにインスパイアされ表題を「舞踏」とさせて頂きました。
0コメントを拝読しながら、音楽でいう速度表示、たとえば「レント」など記すという方法もあるかもしれない、と思いました。
0まりもさま、コメントをいただき有難うございます。 速度表示もよい方法ですね。 強弱記号とかもつけて、だんだんと楽譜のようになったり……。 朗読の際には一つの目安になるかもしれません。
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