シュール Real - B-REVIEW
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シュール Real    

グラスの水が こぼれ上っていく 雲に空が浮かんでいる ぼんやりと 青い土を眺める さっき鳥が呑まれていった 否、生まれていった。 階段を転がり落ちる氷と 削られていく時間との 忙しないおしゃべり 日が暮れる前に詩を書き始めた ハンカチの上に星屑をのせて 向いの三角屋根に登りたい子供たち スプーンで梯子をかけてやる老人 蟋蟀に聞いた 明日はどっちかと 砂漠のような真昼の太陽


シュール Real ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 11
P V 数 : 966.9
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-10-03
コメント日時 2017-10-10
項目全期間(2025/04/18現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
構成00
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閲覧指数:966.9
2025/04/18 19時19分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

シュール Real コメントセクション

コメント数(11)
紅茶猫
(2017-10-07)

ダリへのオマージュです。

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渡辺八畳
(2017-10-08)

うーん、まぁたしかにダリって言われればダリっぽいなとはなるが。そこからの感想が出てきづらい。

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まりも
(2017-10-09)

言葉でしかできないこと、をやっている、という面白さと・・・面白さを追求しすぎたのかな、という思いと・・・。 空が、地面の底のように、あるいは水底のように、思われる時がありますよね(と感覚を押し付けるのも変ですが)草原に寝ると、自分が空の底に落ちていくように感じる。そんな時の感覚を思い出しました。 前半は身体感覚に添っているように思うのですが、「詩を書き始めた」から後は、面白い図柄を描き出そう、という意識の方が先行しているようにも感じました。

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紅茶猫
(2017-10-09)

祝儀敷さん 率直なコメントありがとうございます。ダリの描いたシュールレアリズムは、理解出来たなどと言えば作者の思うつぼらしいです。

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紅茶猫
(2017-10-09)

まりもさん まりもさんのコメントにはいつもはっとさせられることが多いです。 確かに「詩を書き始めた」から作中の人物が下手なシナリオでも書き始めてしまったかのようにも見えますね。 つくりものがいよいよつくりものらしくなる。 ダリ展を見逃してしまったのでよく分かりませんが、ダリの写真、発言などを追うと陳腐さを楽しんでいたところもあったのではないかと思います。 最後の一行が先に頭に浮かんで、それを生かしたいとパズル的発想になってしまったかもしれません。

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完備
(2017-10-10)

ダリって言えば許される訳ではないと思います。これは話の本題から逸れますがそもそも詩の書き手が音楽家や画家に言及する際、どれほどそれらの芸術家のことを知っているのか疑問です。 それはさておき。ナンセンスな表現をいろいろ並べてみましたっていうだけの安易な作品に見えました。「雲に空が浮かんでいる」とか誰でも思い付きそうなフレーズを1行で立てる度胸は認めますが、私たちが使っているのは言葉なのであって、詩でシュールレアリスムをやりたいのであれば、誰も思い付けないくらい面白い言葉を生み出さなきゃいけないのではないかという感想に尽きます。

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完備
(2017-10-10)

罵倒の意図はありません。フォロー(?)しておきますと、 >ハンカチの上に星屑をのせて >向いの三角屋根に登りたい子供たち>スプーンで梯子をかけてやる老人 などは面白いと思いました。こういう、ゆるめのフレーズをいくつも集めて延々並べていく手法もあり得そうですね。すこし辛口になりすぎた気がしたので弁明しておきます。

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紅茶猫
(2017-10-10)

完備さん この詩はダリの「素早く動いている静物」をモチーフにして書きました。 なのでまりもさんの言う(少し別の方のお話になってすみません) 「言葉でしか出来ないことをやっている」のではなく、最初に絵があってその絵を言葉で模写したものです。 シュールレアリスムは単に面白さを追求したものではなく、見えない世界を描いたものですから、前衛とはまた違うものではないかと思っております。そのあたりの詳しいことは美術の専門家におまかせしたいところですが。 前半と後半で何か違いがあるというのは、何人かの方に同じことを言われました。 タイトルがそのように誘導してしまったのかなと思います。 このタイトル少しミステイク気味でした。 「ゆるめのフレーズ」はあまり自分としては好ましく思っておりません。詰めをしっかりしたいです。

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紅茶猫
(2017-10-10)

シュールレアリスムは前衛芸術に含まれるものでした。失礼いたしました。 この詩はシンプルに一枚の絵を模写したものなので、その背景となる芸術運動には無頓着であったことを少し付け加えさせていただきます。

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北村灰色
(2017-10-10)

ワンフレーズ、ワンフレーズはとても好きな感じです。 ただ、詞で絵を模写するのであれば、例えば「グラスの水がこぼれ上がっていく」の後に行間を空けずに何かもう一匙加えたら、深みや読み手を引き込む起因にもなりそうですし、絵画的な情景も浮かびそうな気がします。 ただ、こうした淡々とシュールな感じは写真や映像、音楽と相性が良さそうだなと個人的には思います。

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紅茶猫
(2017-10-10)

北村灰色さん 淡々とした印象を与えるのは対象が静物画だからでしょうか、ものが浮遊している絵なのですが、まあ実際は一ミリも動いていない訳ですから。 変な話ですがこの詩を読むといつも同じ音楽が聞こえてきます。 どんなと言われても説明できない感じです。 感想ありがとうございました。

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