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返信全員に返信転送
もしたとえるとしたら悪いものにたとえていきたい その方がたぶん だれも悪い気はしない 我々が地を這うためにはネットワークが必要だ ひとり、ふたり、 ぎゅうぎゅうに詰め込んでやって 目の奥の方で片付ける 濁った空気、半分空気 そんなに悪い気はしない みっつの点と点と点、 と、点線と実線 それしか見ていないし見えてない だからといって 情報を無視しているわけでは、ない 「夜は光が強すぎるのだね」「きっとそうだね」 ポケットにはチョコレートの欠片が よっつ、で、しかく ひどくくっついているよう 銀紙と白い紙が同時に鳴く ぜんぶの音を 拾ってください、マイクロフォン 返信全員に 返信転送 OK完了 余計なお世話ですか でも一瞬でそれは永遠になるよ
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作品データ
P V 数 : 725.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-10-03
コメント日時 2017-10-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
題名がとても良いのだが、本文がその衝撃を超えることできないまま終わってしまっているように感じる
0前半は、いわゆるチェーンメールを送ろうとしている主人公の心理・・・といった印象を受けました。 後半、〈点線と実線〉に、つながりの濃さや薄さ、信頼度や不安感などが反映されているように思うのですが・・・このあたりを、もう少し踏み込んでいくと、より面白くなるのではないか、と思いました。
0ネットの存在はあまりにも近くて遠い。半永久的に残されていくもはや「空気」みたいなデータ、ぼくはそれがなんなのかもわからないうちに「目の奥の方で片付ける」。そんな毎日、もう逆戻りはない。「点線と実線」の画面は、どうしても必要な存在だと感じているが、チョコレートの欠片に触れたとき、ぼくは半ば偏執的に生の実感を得る。音を録音したいという衝動は、素直な動機なのだろう。けれども今日もまた誰かに大量のメールを送っている、そのわずかな空気の中では、ぼくが「一瞬で永遠」にさせられてしまう。そこにいる誰にも悪気はない。 コメントを頂いた祝儀敷さん、まりもさんありがとうございます。まだまだ精進がたりないですね。がんばります。
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