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穏やかな獣
穏やかな獣 岩肌を覆う若草の群れ 芽吹いた緑はいずれ栄える 木となり林となり何れ森となる それは隠れ家になる 入口はない 深海へと潜る》 二本足の獣は 歩みを止めることなく 島を徘徊する 砂浜に足跡を残し 波に食われて消える 潰した貝殻も巻き込んで 夜を繰り返す 深海から訪れる》 黒く硬い獣は 暗闇の中を走る 眩い光を打ち砕かんと 喰らいつくように その大きな身体を 唸らせる 咆哮が響く 深海にて漂う》 魂は宿る《何処へ 青白く固まった亡骸か 死肉から立ち昇る煙か もしや砕け散った骨か 土地は子の魂を背負う 生まれては消える 溶けるように 流れ
穏やかな獣 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 931.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-08-07
コメント日時 2021-08-09
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして。コメント失礼します。 夜を徘徊する凛とした獣を連想します。でも読んでいくと、穏やかな獣は、この島国日本に住む、人間のような気もしてきます。
1生命の循環を意識しました。もっと広大でもよかったかも。
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