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環状道路
はじまりだと、思う は思っていないのかもしれない、夜 地面を掘りながら 汚い熱に絡め取られていくぼく いくら試しても終わりと終わりがあるだけ たぶんだが参考までに 参考までに 冷え切った空白、ありがとう まだ世界を知らないのに、 空気を知らないのに、 窓と窓は知らずにすれ違っていく また一枚散った、 はじまらない ぼくのすべてが捨て去られる瞬間 永遠 だがかなしむことはないですよ、と ぼくの背後にはまたぼくがいるから あきらめた 死と死だけが正しく存在する ので、世界にもう環状はない
環状道路 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 768.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-09-28
コメント日時 2017-09-29
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初めまして。 思う、夜、ぼく、 前半のリズムがいいですね。 冷え切った空白、ことばのことばかりかんがえてないとでないことばかなと思いました。 締めもオシャレでした。
0環状道路、環状線・・・ならばもちろん、始まりも終わりもない、わけですが・・・ 感情線と音が重なっていきますね。5or6さんがあげておられますが、 〈はじまりだと、思う は思っていないのかもしれない、夜 地面を掘りながら 汚い熱に絡め取られていくぼく〉韻を踏むような歌い出し。思わず体から出てきたようなフレーズだと思いました。 〈たぶんだが参考までに/参考までに/冷え切った空白〉とか 〈まだ世界を知らないのに、/空気を知らないのに、/窓と窓は知らずに〉このあたりは、少しずつのりしろを重ねながら貼り合わせていく、そんな「つなぎめ」をつないでいくような感覚もありました。 窓と窓がすれ違う、このイメージは、車と車がすれ違うところに由来するのでしょうか。目は心の窓、なんて言い方をすることがありますが、人と人とのすれ違いをも暗示させます。 最後は〈ぼくの背後にはまたぼくがいるから〉と連続して押し寄せる自分自身のイメージに追い込まれていく。始まりがない、終わりもない、環状の感情の堂々巡り・・・。 死(実際の死というよりは、観念的な、終わりをもたらすものとしての死)だけが、この無限ループを抜け出させてくれるもの・・・なのかもしれないけれど。その時には〈世界にもう環状はない〉世界にはもう、感情はない、のかもしれないけれど。せっかくですから、死/詩の無限ループの中に、身を投じてみませんか。
05or6さん、はじめまして。コメントいただきありがとうございます。 確かに言葉のことばかり考えてますw 以後よろしくお願いします。 まりもさん、はじめまして。コメントから自分の志向や手癖のようなものが再確認できました。ありがとうございました。私自身としては、言葉を言葉の外にひっぱり出してあげたい、となんとなくこんな感覚で書いています。シの無限ループに身を投じてみようと思います。よろしくお願いします。
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