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流星系男子
あの時の流れ星の正体が君だと知ってしまった日から、頼み事なんて言えなくなってしまったよ。 悲しい顔なんてしないで、僕に出来ることなら力になるよって台詞を吐かないでよ。 とても意地悪だよ。 覚えている限り君に頼んだことを思い出す。 下らない事を3回も言って目の前からいなくなって欲しくないから。 そんな事をやっているうちに私は心身を壊して、自宅から出なくなってしまった。 うつ伏せのままの携帯は息苦しそうにバイブを鳴らしている。 心配してくれるとしたら君。 だけど私は頼ってはいけないと電源を切って繋がりを絶った。 もしずっと一緒にいて欲しいと願ったら、君は消えないでいてくれるのだろうか。 流れ星の行方は誰も知らない。 確かめる強さが私にはない。道連れとかにもしたくない。 結局、私は君がどれだけ願っても多くを望まないで離ればなれになった。 今日の夜空は星が満天だ。 そこに君はいない。 当たり前のことだ。
流星系男子 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1312.4
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2021-06-24
コメント日時 2021-07-10
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
すごく素敵な語りだしだなと思いました。 恋愛の詩なのかもっと観念的な詩なのか自分には判断できなかったんですが、語り口が大人っぽい諦めが滲んでいるのにどこか可愛らしく、キラキラとした雰囲気が魅力的に感じられました。 この詩で描写されている男の子(?)もいじらしくて良いです。
0ちょっと落ち込む事をずっと言われて、引きずったままなんか書いたらこうなっちゃいました。 客観視してみると確かに恋愛っぽいですね。このセンチメンタル感。 お読みいただきありがとうございました。
0こんにちは。 着想は面白いと思いました。そして、それと絡めた文章。ですが、「流星」という事柄から抜け出せていないと思いました。「流星」というモティーフを使うなら、こういう「上手いこと」を言えばいいであろうなという感が見え透いていました。〈覚えている限り君に頼んだことを思い出す。 下らない事を3回も言って目の前からいなくなって欲しくないから。〉こことか。 個人的な感想ですが「流星」という一面を超えた、読者を良い意味でドギっとさせる場面もあればもっと面白いと思いました。
0悲しいなぁ~って気持ちを流星のごとく書いていたので、上手いことを言えてるとかは考えてないのですが、ゆっくりと書くときはそうですね。見え透いてると思われないものを仕上げてみたいです!
0綺麗な悲劇だと思いました。
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