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オヤスミの薬
すぐには眠れない 薬が巡るまで ため息が寝息になることはありません 夢から出て行けと言われ 照りつける月光に引っ張り出される 非常に暗い朝 目覚まし時計はサボるように寝ていた 異質な朝に内蔵は寄生虫のように蠢きました 鼓動が速く速く速く速くて眠れない 薬はもう無い 耳鳴りがする 目が氷のように冷たく冴えてきます 時間は溶けて暗い朝を終わらせる そしてついに非常明るい夜が私にこう言います。 「おやすみなさい」 「ようやく眠れる」 目覚まし時計が心臓と私を起こします。 さようなら
オヤスミの薬 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1160.9
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 0
作成日時 2021-06-10
コメント日時 2021-07-26
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
眠りは軽度の死と言われますが、その先には本当の死が待っているのでしょうね。現実の時と体内時計と観念の心象の流れにありながら存在するのが人のようです。最後のさようならの一文はどんな意味があるのか考えてしまいました。
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