オヤスミの薬 - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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オヤスミの薬    

すぐには眠れない 薬が巡るまで ため息が寝息になることはありません 夢から出て行けと言われ 照りつける月光に引っ張り出される 非常に暗い朝 目覚まし時計はサボるように寝ていた 異質な朝に内蔵は寄生虫のように蠢きました 鼓動が速く速く速く速くて眠れない 薬はもう無い 耳鳴りがする 目が氷のように冷たく冴えてきます 時間は溶けて暗い朝を終わらせる そしてついに非常明るい夜が私にこう言います。 「おやすみなさい」 「ようやく眠れる」 目覚まし時計が心臓と私を起こします。 さようなら


オヤスミの薬 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 2
P V 数 : 1245.5
お気に入り数: 1
投票数   : 1
ポイント数 : 0

作成日時 2021-06-10
コメント日時 2021-07-26
#現代詩
項目全期間(2025/04/06現在)投稿後10日間
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2025/04/06 22時20分15秒現在
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    作品に書かれた推薦文

オヤスミの薬 コメントセクション

コメント数(2)
湯煙
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(2021-06-24)

眠りは軽度の死と言われますが、その先には本当の死が待っているのでしょうね。現実の時と体内時計と観念の心象の流れにありながら存在するのが人のようです。最後のさようならの一文はどんな意味があるのか考えてしまいました。

1
外町 利典
外町 利典
作品へ
(2021-07-26)

1

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投稿作品数: 1