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雑草
雑草のような人と結婚しなさいと母は言った。 雑草のように父は生きてる。
雑草 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1759.8
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 6
作成日時 2021-06-08
コメント日時 2021-06-25
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 6 | 6 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
草魂なる言葉を思い出させました。
2やるしかないとおもうんですよね。 言葉にして 自分の頭の中にあることを さらけ出すんだから やるしかないですよね。 その、あなたがみている世界を あなたが言葉にして 世界を変えてしまえばいいじゃん っていうことなんですけどね。
1古くは 向田邦子的心象描写の一節として 母と娘のなにげないやりとりの言葉が 手のひらの上で しだいに持ち重りを増してくるような 既視感のある文章かと思った。 しかしここで膝を打つ。 「母と息子のやりとりなんだ」と。 「雑草のような女と結婚しなさい」 見てくれの華美と繊細と 肉欲の芳香に迷うな。 踏まれても引っこ抜かれようとも 平気にしげれる女を 路傍の足元の片隅に見つけよ。 自重と自薦と自信をもって 母は言うのか。 その母のもとに 浮き草、根無し草で漂う 一介の頼りない男だった父親も その太く強い根を張って 生きている。
1しっかりされているお父さまなのでしょうね。お母さまは、そういう方と縁があると良いと思われてるのですね。 雑草は踏まれても蹴られても負けない、そういうお父さま素敵ですね。 良い詩をありがとうございます。
1この詩は認知症の父と、亡くなった母を想い かいた詩になります。 コメントありがとうございました。
2たった2行しかない詩なんですが、 父母の関係や、子に対する思いなど 書いていない部分でいろいろ想像させられました。 余韻の残るいい詩ですね。
0こんにちは。 余韻のある作品だと思いました。雑草は「とるにたらないもの」だと思われますが、この詩からはそう言った要素は読み取れなくて、むしろ誰にも顧みられずとも力強く、雑草なりの精一杯を生きていると言ったようなことを感じ取りました。
1こちらもメッセージありがとうございます。 この詩は現在認知症で寝た切りで施設にいる父のことを 描いた詩になります。 母はもう亡くなっています。 母は生前、わたしに 結婚するなら雑草のような人としなさいと 言っていました。
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